(実をたわわにつけたヤシの木)2006年10月28日 10日目 ドゥーズ(街) 快晴
鳥のさえずりで目を覚ますと7時半だった。バスルームで一人体操とヨガをする。8時にセットしてあったアラームが鳴り、
あやぴー、そして栗が順に起きた。朝食を取るため、迷路のように長い通路を歩いてレストランに行く。砂漠の朝は
早いようで、サービスは5時開始。私達が中に入ると既に30人くらいの人達が食事をしているところだった。サラダや
卵料理が充実していたが、私達はコンチネンタル派なのであまり関係がない。でも、あやぴーはゆで卵をしっかり食べ、
私はいちじくのジャムがあったので喜んだ。
朝食を終えた後、のんびりと街中まで歩いて行くことにした。どのヤシの木にも実がたくさんなっていて、枝がぶらんと
下向きになっていた。折れてしまうんじゃないかと思うほどだった。実を守るためか黄色いビニールがかけられている。
こんなにたくさんのヤシの木を見るのは生まれて初めて。それだけでもここに来て良かった、このホテルに決めて
正解だったと心から思った。
街中に着くと、まず初めに旅行会社に入った。いきなりだが、今日の午後、ジープで砂漠に連れて行ってもらえないかと
聞いてみた。すると、ちょうどその場に空いている運転手兼ガイドさんがいて、すんなり話がまとまった。申し込み用紙に
記入し、料金を前払いしてから午後3時にホテルでピックアップしてもらう約束をした。半日の砂漠ツアーは、所要時間
3,4時間で90ディナール(約8000円)。昨日のいんちきラクダ・ツアーが1時間で40ディナールだったことを考えると
良心的な値段である。急な話だったのでダメだと言われることも覚悟していたので、予約できて良かったとホッとした。
それから郵便局に行き、切手を買って、日本のババ、フランスのパピー(お義父さん)への絵はがきを投函した。
栗は少し現金を引きおろした。その後、公衆電話ボックスに行き、明日のホテルを予約した。一通りやるべきことを
やり終えたので、スッキリした気持ちで街をぶらぶらした。
門らしき場所があったので中に入ってみると、大きな広場だった。四方をお土産屋がぐるっと囲んでいる。でも中に
いるのは観光客だけではない。カフェのテラス席でお茶する人、木陰に座っておしゃべりするご老人達、荷物を引いて
歩き進むロバ、何とものんびりした雰囲気だった。一通り広場を見学してから外に出ると、市場にぶつかった。
野菜や果物の屋台が立ち並ぶ普通の市場。野菜ではトマト、じゃがいも、にんじん、かぶ、カリフラワーや、大きな
カボチャなどがあり、果物はブドウやリンゴなど。砂漠に近いので、農作物はあまりないかと思いきや、どの野菜も
果物も立派だったので驚いた。

市場見学を終えたので、広場に戻ってお茶することにした。木陰のテラス席に座る。栗と私はミントティー、あやぴーは
すっかり定番になったBOGA LEMON(ボガ・レモン)。レモネード。優しく吹く風が心地よい。あやぴーはお絵かきを
楽しんでいた。すると、隣の席の男性が話しかけてきて、栗とおしゃべりを始めた。いつものことなので私は話には
あまり入らず、日記を書き進めた。男同士のおしゃべりがひとしきり続いた後、「良かったら今晩街を案内する
けど。」と栗が言われた。私は内心「えええっ?!」と思ったのだが、聞いていないふりをした。
すると、栗はごく普通のトーンで、「いや、僕達は明日出発だし、子供がいると夜は出れないから。」と断った。
男性は、「そうか、それは残念。」と言ってカフェの席を後にした。私は心の中でガッツポーズをした。
そう、ここではこうすればいいのだ。話をしてオファーに乗るも自由、乗らないも自由。無視する必要は全くない。
話しかけてくる人には観光客のお金目当ての人が多いが、中には純粋に人懐っこいだけの人もいるし、とても親切な人も
多い。フランス語を話したい人や、外国人に興味があっておしゃべりしたいという人もいる。チュニジアに来てから
10日が経ち、色々な人と会話を楽しみ、観察をして、駆け引きをして、時には失敗もして、ようやく感じるものが出てきた。
とりあえず、栗のさわやかな勝利に乾杯♪
少し早めだがランチすることにした。ガイドブックに載っていたお店が広場のすぐそばにあったので、行ってみたのだ
けれど、一軒はお休みで、もう一軒は開店前の掃除中だった。昨晩食事をしたアリババはどうだろうかとまた行ってみる
ことにした。背の高いおじさんが歓迎してくれて、時間前だけど大丈夫と中に入れてくれた。外は暑そうだったので、
今日は店内で食べることにした。
栗は前菜にツナのブリック(サモサみたいなもの)を頼んだ。一口もらったらおいしかった。私とあやぴーは仔羊のグリル。
手の平と指先をジェルで殺菌した後、手でお肉をつかんで食べた。昨晩あやぴーが食べているのを見ておいしそうだと
思っていが、やはりおいしかった。付け合わせのフライドポテトとチュニジア風サラダもシンプルな家庭料理っぽい味。
栗はミックスグリルを食べた。仔羊肉のほかに、サラミと呼ばれる輪切りのソーセージ(お肉は牛肉だったか、仔羊の肉
だったか。いずれにしても豚肉ではない。)、メルゲーズ(アラブ風の辛いソーセージ)、ターキーが一つずつ入っていて、
栗は満足そうに頷いた。食後には、栗はミントティーを飲み、私はコーヒーを頼んだ。出てきたのはトルコ式のコーヒーで、
とってもおいしかった。幸せ~♪
レストランを出てからタクシー乗り場へ行き、帰りはタクシーでホテルに戻った。お昼は日差しが強いので、無理に
歩かない方が良いだろうと判断したのだ。午後から砂漠ツアーもあるし。
私達の部屋に入ろうとすると、奥の廊下で昼食を取るスタッフ達(多分庭師&ナツメヤシの収穫者)に出くわした。
みんながワイワイと挨拶してくれて、良かったら一緒にどうかと誘ってくれた。「お昼ご飯を食べたばかりでお腹が
いっぱいだから。」と御礼を言った。このホテルのスタッフはみんな本当に気さくで優しいとしみじみ思う。
鍵を開けて、部屋に入る。ビックリ!今日も部屋中に花の飾りが施されていたのだ。ダブルベッドにはお花でハート型が
作られていて、あやぴーが「かわいい~!」と叫んだ。そのあやぴーのベッドにもピンクを基調にした可愛らしいブーケが
置かれていた。そして、ローテーブルには山盛りのなつめやし。毎日すごい量食べているかもしれない。。。(笑)

水着に着替えてプールへ行く。今日は昨日最後に入った流線型のプールに直行した。水に入る瞬間はヒヤッとするが、
一旦中に入ると気持ちがいい。すこし泳いでからプールサイドで休んでいると、食事を終えたスタッフの男の子が
ナツメヤシを持ってきてくれた。栗とおしゃべりしながら頂いたナツメヤシを食べ終え、また泳ぎ始めた。
再びプールサイドに上がると、同じ男の子がまたナツメヤシを持ってこちらに来たので、まさか、、、と思っていたら、
そのまさかだった。またナツメヤシを頂いてしまった。二回目は食べ終えるのが大変だった。部屋にもまだ山盛り残ってるんだけど。。。(苦笑)
砂漠ツアーの時間が近づいてきたので、プールから上がって部屋に戻り、シャワーを浴びた。「時間通りになんて誰も
来ないんだから。」とのんびりする栗をせかし、午後3時ちょうどにロビーに行く。今朝、旅行会社のオフィスで会った
運転手兼ガイドのモハメッドさんは既に到着していた。だから言ったじゃん!と栗を小突く。
モハメッドさんは黄色いビニールに包まれたナツメヤシの大きな房をかかえていた。スタッフからもらったのだろうと
微笑ましく見ていると、「これ、道中にどうぞって、スタッフから。」とナツメヤシを手渡された。一枝、二枝なんて
ものじゃない。両手で抱えてやっとという量。こんなに食べれないよ。。。(汗&笑)
つづく。。。
砂漠ツアーを予約した旅行会社
DOUZ VOYAGESPlace de l´indépendance
http://www.chez.com/douzvoyages
(『Michelin (voyager pratique)
参考にしました!)
きちんとした旅行会社でした!
オフィスでの対応、ガイド兼運転手の
モハメッドさんの仕事ぶり、皆さんにも
安心してオススメできます。
ドゥーズのホテルは、ここの会社を通して
予約をすると料金が安くそうなので、
前もって砂漠ツアーを申し込む方は、
ホテル予約も一緒にお願いするのが良いかも。
私達も次回はそうしようと思っています!
昼食を食べたレストラン
Restaurant Ali Baba5, Avenue Habib-Bourguiba
(『Guide du Routard "Tunisie"
参考にしました!)
スークを出て、大通りに出ると、
ラクダの彫刻があるロータリーが見えます。
大通りを背中にして左側の通りに進むと
お店は左側にあります。
おじさん達が兄弟で経営しているお店。
食堂みたいな感じだけど、その分気取ってないし、
良心的な値段でチュニジア料理が楽しめます。
仔羊が美味でした!
外のテントでの食事は雰囲気抜群なので
可能ならオススメです!
宿泊したホテル
HOTEL LE SAHARIEN PARADISEhttp://www.sdts.tourism.tn/saharien/san.htm
(『Guide du Routard "Tunisie"
参考にしました!)
今回の旅行中、一番高くついたホテルだけど、
私にとっては一番良い滞在になったホテルです。
スタッフのホスピタリティがとってもうれしかった!
トリプルルームは一泊二食付で
95ディナール(約8550円)だったかな。
その時は「高い!」と思ったけど、
今考えてみるとやっぱり安いですよね。
旅行会社を通すと宿泊料金が割引になるそうなので、
現地の旅行会社に砂漠ツアーを頼むときに、
一緒にホテル予約してもらっておくことを
オススメします。
チュニジアへのおすすめ書籍
●地球の歩き方 「チュニジア」●旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
●Lonely Planet "Tunisia"
●Michelin Neos Guide "Tunisia"
●Guide du Routard "Tunisie"