Tunisia - チュニジア旅行記

チュニジア旅行記



(やしの木)


2006年10月26日 8日目後半 ガベス観光  快晴


バスターミナルに向かう。次はDouz(ドゥーズ)という砂漠近くの村に行く予定なので、今日のうちに
バスの時間をチェックしておくことにした。できれば午前出発が良いのだが、あいにく一番最初のバスは
お昼頃らしい。バスターミナルの手前が乗り合いタクシー場だったので、ここでも情報収集をした。
1人7,750ディナール(約700円)という値段はわかったが、いつ出発するかはその時にならないとわからない。
誰からもそう言われた。

とりあえずやるべきことはやったので、やしの木畑を見に行くことにした。入り口が見つからず、うろうろ歩く。
ゴミ捨て場かと思うような汚い道。そこをしばらく歩いているうちに、段々気分が滅入ってきた。日差しが強い
せいもあったかもしれない。やしの木が見える方向にあるそれらしい道を入ってみるのだが、やしの木だけが
ある訳ではなく、間に民家が建っているため、立ち入り禁止というか、道がふさがれているところが多く、
いちいち逆戻りしなければならなかった。もちろん、少しはヤシの木やザクロがなる木、家庭菜園などを
見ることができたものの、緑の中をのんびり歩くという雰囲気からは程遠いものがあった。
緑から一歩でも出ようものならゴミの山だし。。。

フラフラになってきたので、木陰で休憩しながらも散歩を続けた。おんぼろ車と馬車が行き交う道、古い建物、
古い店、廃れた町並み、ゴミがあふれる歩道、、、ようやくここが観光地ではないことに気がついた私達だった。
今晩泊まるホテルを見ても、お昼ご飯を食べたレストランを見ても、そのことがよくわかる。ガベスはそういう場所なのだ。

ガックリしながら道を進んでいると、「何かお探しですか?」と若い男性から声をかけられた。海に続くと言うやしの木畑を
見るのはあきらめた私達、「海に行きたいんですが。。。」と言うと、方向が違っているとのことで、その男性が紙を
取り出してきてくれて、そこに地図を描き、海までの行き方と他の見どころを親切に教えてくれた。
なんて親切な人だろうと大感激。

男性が教えてくれたように歩いて行くと、私達が最初に歩いていた道にぶつかった。どうやら私達はやしの木畑の中を
グルグル回っていて、距離的には大して進んでいないことがわかった。ちょっとショック。(苦笑)

まもなくすると、モスケや市場が見えてきて、急に活気を感じ始めた。まっすぐ歩いていると、海ではなくて
何故かホテルに到着。(苦笑)。トイレタイムも兼ね、少し立ち寄ることにした。ベッドに大の字になると、
どっと疲れを感じたのだが、せっかくだから海まで行ってみようと立ち上がることにした。ガイドブックの地図を見ると、
まっすぐ歩けばいいだけみたい。でも、またウロウロ歩く羽目になるといけないから、サンダルから運動靴に
履き替えることにした。

古ぼけたお店が続く通りを歩いて行くと、人々が集う公園があり、ようやくようやく海に着いた。ロータリーには木で
できた船が飾られている。立派な遊歩道があり、最初からこっちに来ていれば良かったと後悔した。白い砂浜ではあるが、
近くに石油工場があるので泳がない方が良いらしい。しかし、水際には小さいのから大きいのまで色々な貝殻があり、
あやぴーは狂喜乱舞で拾い始めた。

栗と私は腰を下ろして海を眺めた。波が打つ音を聞いていると、これまでの疲れがすーっと消えて行くような気がする。
海の力ってすごい。頑張って歩いてきて正解だった。そして、暑さの中延々と歩かされたのにもかかわらず、一言もグズグズ言わなかったあやぴーに心から感謝だった。しばらく遊ばせてあげようと言う栗に私も同意した。




日が暮れて、あたりが暗くなり始めたのでホテルに戻ることにした。ここでも、若いカップルや子供達にフランス語で
話しかけられ、「Bienvenue en Tunisie!(ビアンヴニュ アン チュニジー!=チュニジアへようこそ!)」と笑顔で言われた。
うれしかった。ガベスは街としての魅力は全くないが、それだけに人の優しさがうれしく思えた。

一旦ホテルに戻って、少し休憩してから夕飯に出ることにした。しかし、あまり冒険する気にはなれなかったので、
ガイドブックに載っていたホテルに一番近いピザ屋に行くことにした。小ぎれいな店内にホッとする。テレビもあって
あやぴーは大喜び。アラブ語のドラマだと言うのに食い入るように見ていた。

栗とあやぴーは食前酒代わりにBOGA LEMON(ボガ・レモン=レモネードのような炭酸飲料)を頼んだ。
ピザは、あやぴーにはマルゲリータにビーフのサラミとオリーブが入ったもの、私はベジタリアン、栗はナポリタン
(アンチョビとオリーブ入り)。飲み物はガス入りのミネラル・ウォーターにした。

席からお店の人がピザを作っているのが見える。テレビはいつのまにかドラマからお笑い番組になっていて、お店の人達は
みんなそれを見て笑っていた。あやぴーも笑っていた。この店ではテイクアウト客が多いようで、店内にはあまりお客が
いない。スタッフの数の方が多いくらいで、そのせいかリラックスした雰囲気だった。

ピザはあっさりして食べやすいものだった。栗も私も1枚ぺろりと平らげ、あやぴーが残した分を栗が2切れ、私が1切れ
シェアした。栗は食後にコーヒーを飲み、ゆっくり食休み。(私は寝れなくなると困るので飲まなかった。)。
ホテルに戻り、ようやく1日が終わったと安堵した。

明日は、多分バスではなくて、乗り合いタクシーでDouz(ドゥーズ)まで行くので、酔い止めシロップを予め飲んでおく
ことにした。栗とあやぴーがシャワーを浴びる。私は古いシャワーなので今日は我慢しようかと思っていたのだが、
栗とあやぴーが「古くても清潔みたいだし、お湯もちゃんと出るよ。入った方がいいよ。」と言うので、おそるおそる
トライすることにした。二人の言うことは正しかった。熱いお湯を浴びているうちに、一日の汚れや疲れからスッキリ
解放された気分になり、元気が出てきた。

あやぴーはシャワーとトイレを済ませてベッドに入ると、3分もしないうちに寝息を立て始めた。あやぴーはやっぱりすごい。
私達のハードなリズムにも文句を言わずついてきて、いつでもどこでも小さな喜びを見つけて、遊びを考えることができる。
そして、安宿でも、高級ホテルでも、ニースでも、横浜でも、他の土地でも、どこにいたって、全く変わらないのだ。
あやぴーはあやぴー。誰に対しても、どこにいても、何をしていても。私にとっては、それはとてもかっこいいことで、
安宿の小さなベッドでぐっすり眠るあやぴーが頼もしく見えた。

栗と私も後に続く。しかし、中庭からは大声でおしゃべりする人たちの声が聞こえてくるし、窓がしまらないせいで
蚊が入ってきそうだし、ベッドの上でアリが歩いているのを見たりもしたので、今晩はあまりよく眠れないかもしれない。。。(涙)


つづく。。。




夕飯を食べたレストラン

PIZZERIA EL-PINO
144, Avenue Habib-Bourguiba
(『Guide du Routard "Tunisie"』を
参考にしました!)

ホテルを出て左側に歩いて行くとすぐにあります。
ガベスでは珍しくきれいなお店なので、
地元の人にも人気がある模様。
ピザがメインですが、
チュニジア料理も食べられるようです。

宿泊したホテル

HOTEL LE REGINA
(『Guide du Routard "Tunisie"』を
参考にしました!)

朝食付で26ディナール(約2340円)でした。
三人で、です。
私達は一泊だけだったからいいけど、
安い分古いのと、宿泊客は日雇い労働のような人が
多かったので、女性だけの旅にはオススメしません。



チュニジアへのおすすめ書籍

地球の歩き方 「チュニジア」
旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
Lonely Planet "Tunisia"(英語)
Michelin Neos Guide "Tunisia"(英語)
Guide du Routard "Tunisie"(仏語)

Copyright (C) 2004  <Nice kenko seikatsu> All rights reserved
サイト内全てのコンテン ツに関し、無断転載、無 断複製は固く禁じます。
コンテンツのアイデアにも 著作権があります。ご注意 下さい。