
(ガベス行きの電車)
2006年10月26日 8日目 ガベスへ 快晴
昨日は疲れて早く寝たにもかかわらず、今朝は8時に起きた。体操といくつかヨガをして、
8時半に栗とあやぴーを起こした。朝食を取りに行くと、昨日は結構にぎやかだったのに
今朝は誰もいなくて驚いた。テレビでは朝の番組をやっていた。日本もフランスもチュニジアも
主婦向け(と思われる)朝の番組は雰囲気が似ているみたいだと栗と話した。
部屋に戻って身支度、そして荷造りをした。あやぴーは私達が作業する間、歌を歌ったり、
お話を作って誰にともなく一人で朗読していた。準備が済んだのでチェックアウトした。
駅に向かうと、昨日島で会ったイタリア人&ドイツ人のご夫婦にバッタリ再会した。
彼らは明日スースに戻るので、電車の時間を調べに来たそうだ。私達はハマメット行きの電車で
一緒になった男の子から時刻表をもらっていたのでその必要はない。男の子に改めて感謝したい気持ちだった。
これから魚市場に行くという彼らと別れ、私達は待合室へ向かった。電車は20分遅れでようやく到着した。
スファックスは大都市なので降りる人が多い。誰もが大荷物を抱えているので降りるのも一苦労。
全員降りたと思われるところで中に乗り込んだ。今回は二等席。ワゴン内は私達だけだった。
電車は乗客を乗せると静かに走り始めた。
大きな塩の山があり、トラックがそれを積んで行く。広い塩田があり、工場地帯があり、それらを抜けると、
あちこちにゴミの山が見受けられた。建設中の家が立ち並ぶ地区はスラム街のように汚れていて、
いかにも貧しそうな感じだった。ゴミを漁る子供達も見えた。
しばらくすると、オリーブの木が現れ始めた。右側は農業地帯、左側は海。やっぱり自然はいいなと思うも
つかの間、電車がスピードを落とし始め、駅でもないのに停止した。待てど暮せど動く気配がない。
どうしたのだろうと思っていると、しばらくして対抗線路に電車がやってきた。
そうか待ち合わせをしていたんだな。電車が通りすぎると、私達の電車もようやく動き始めた。
しかし時速10キロじゃないかと思うほどのノロノロ運転。時刻表を見たときに、スファックスから
ガベスまで大した距離はないというのに何故2時間もかかるんだろうと不思議に思っていたのだが、
ようやくその理由がわかってきた。そして、電車はまたも停止した。予想通りお向かいの電車を待ち、
それが通り過ぎるとゆっくり再出発した。
(車窓からの眺め)砂漠を思わせる土地が長く続き、南に向かっていることを知らせてくれた。畑らしい場所がいくつかあり、
あまり雨が降らないだろうに珍しいと思っていると、車掌さんがやってきて、ガベスに近づいていると教えてくれた。
ガベスはやしの木や果樹が多いらしいので、なるほど畑があっても不思議はない。
車掌さんに何故ガベスに行くのかと聞かれた。これからもっと南に行きたいので中継地なのと、海に続くという
やしの木畑が見たいからだと答えると、「ふーん。」と珍しいものでも見るような顔つきをされた。
人懐っこい車掌さんにこれからの旅行計画を聞かれて、段々固まりつつある計画を話してみると、貴重なアドバイスを
数々頂いた。チュニジアはやっぱり親切な人が多い。
電車がまた止まってしまった。ガベスまであと100メートルというところで、である。今度は対向線路との
待ち合わせではなく、踏み切りのそばに車が停まっているせいで電車が通れないと言うことだった。
「ちょっと待ってて。」と言って、車掌さんは出て行った。そして、怒りながら帰ってきた。「いくら待っても
運転手が戻ってこないから、みんなで車を持ち上げて動かしたんだよ。こんなことありえないよ。」と言っていた。
うん、確かに普通はありえないかも。そしてその車をみんなで持ち上げると言うことも。。。(笑)
20分遅れで出発した電車は、1時間15分遅れでガベスに到着した。車掌さんに御礼とお別れを言って駅を出た。
ガイドブックの地図を頼りに予約してあるホテルを探す。ちょっと遠回りしてしまったようだが、通りを示す看板が
ないのでわからない。こっちだと思うんだけど、、、と不安げに歩いていると(私が地図を見ると宣言してしまったので、
ナビを務めておりました。笑)、若い男性から何を探しているのかと声をかけられた。通りの名前を言ってみると、
「おっ、ホテル・レジーナに行くの?僕の友達が働いているんだよ。」と道案内をかって出てくれた。栗と男性が
おしゃべりし、あやぴーと私はその後をついていった。無事ホテル到着。にぎやかなカフェの中を入って行くと、
それとは対照的な静かな受付があった。その奥には中庭が見える。その中庭を囲むように部屋があるようだった。
鍵をもらって部屋に入る。私達は12号室。ダブルベッド1つにシングルベッド1つ。シャワー、トイレ、ビデが
別室にある。安いので仕方ないけど、ものすご~く古い!ここのシャワーには入りたくない!(汗)
トイレを済ませてから荷物をすこし解いて出かけることにした。まずはバスターミナルを目指し、その途中に
ガイドブックで紹介されているレストランがあるので、そこでランチをしようということになった。
しかし、歩けど歩けどレストランが見つからない。暑さに打ちのめされそうになっていると、ようやく小さな店が
見えてきた。どうやらここである。掘っ立て小屋のような雰囲気に圧されたが、これ以上歩きたくない。話は決まった。
外の席はいっぱいだったので、室内に入ることにした。ガイドブックにはクスクスがおいしいと書かれていたが、
残念ながら今日はないとのこと。栗はオジャ、あやぴーは鶏肉のロースト、私はターキーのステーキを頼んだ。
あやぴーと私にはチュニジア風サラダが前菜としてついてきた。鶏肉のローストはすごいボリュームだったが、
あやぴーはほとんど一人で平らげた。私のターキーもただ焼いただけだけど、そのシンプルさが気に入った。
付け合せのフライドポテトもじゃがいもから作ってあったし。栗のオジャは中くらいの辛さでと頼んでいたのに
一口もらったらかなり辛かった。
食後にミントティーをもらってのんびりする。不思議なお店。どこかで見たことがあると思ったら、うちの物置に
そっくりなのだった(笑)。でも、お店の人達はみんな優しいし、隣のテーブルの人達ともおしゃべりしたりして、
とても楽しいランチとなった。ミネラル・ウォーターも頼んで10,5ディナール。約945円。通りで次から次にお客さんが
入るはずだと頷いた。
つづく。。。
島で出会ったサビーヌのサイト
Sabine Korth Photography昼食を食べたレストラン
LE PETIT DAUPHINAvenue Farhat-Hached
(『Guide du Routard "Tunisie"
参考にしました!)
バスターミナルや乗り合いタクシー場の手前です。
「小さなイルカ」という店名とは程遠い雰囲気
ですが、シンプルな料理を安く食べられます。
私達は鶏肉のロースト(poulet roti=プーレ・ロティ)、
オジャ(ojja=オジャ)
ターキーのステーキ(escalope de dinde=
エスカロープ・ドゥ・ダンドゥ)を頼みました。
宿泊したホテル
HOTEL LE REGINA(『Guide du Routard "Tunisie"
参考にしました!)
朝食付で26ディナール(約2340円)でした。
三人で、です。
私達は一泊だけだったからいいけど、
安い分古いのと、宿泊客は日雇い労働のような人が
多かったので、女性だけの旅にはオススメしません。
チュニジアへのおすすめ書籍
●地球の歩き方 「チュニジア」●旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
●Lonely Planet "Tunisia"
●Michelin Neos Guide "Tunisia"
●Guide du Routard "Tunisie"