Tunisia - チュニジア旅行記

チュニジア旅行記



(スファックスとケルケナー島をつなぐ船)



2006年10月25日 7日目前半 ケルケナー島  快晴


8時半のアラームで目を覚ます。
昨晩の疲れは意外になく、吐き気や胃痛というのも残ってなかったので驚いた。
心配して目を覚ましてくれた栗にそう話すと、それは良かったと喜んでくれた。
同じ階にあるカフェにて朝食。ここはアラブ風のカフェで、ソファ席や低いテーブルと椅子のセットが
所狭しと配置されている。水パイプまで用意されていた。

朝食はコンチネンタル式のビュッフェ。
のどが渇いていたので一気にジュースを飲み乾した。オレンジ色のジュースは杏のネクターだった。
栗とあやぴーは何でも普通に食べていたが、私は少し気をつけた方がいい。
今日はコーヒーではなく紅茶をもらうことにした。ヨーグルトを食べ、バゲットはバターもジャムも塗らずに
そのまま食べた。調子が良いので、パン・オ・ショコラにも手を出した。

部屋に戻って身支度をする。トイレに行ったのだが、薬のせいか、何も出てこなかった。
「下痢が続くよりいいんじゃない?」と栗が言い、私も心からそう思った。(苦笑)
それにしても、私だけが吐いたと言うことは、昨晩のタコのサラダのせいではなく、
夕方に食べたケバブサンドのせいかもしれない。これからは気をつけなくちゃ。。。

ホテルを出て、島への連絡船乗り場に向かった。
今日も迷ってしまい、少し大回りをする羽目になたが、時間に余裕を持って出ていたので心配はない。
窓口でチケットを買う。大人0,65ディナール(約60円)、子供0,45ディナール(約40円)。

10時半出発の船は車も搭載される。羊をたくさん乗せたトラックを見て、あやぴーは大喜びだった。
予定時刻ちょうどに出発。港を離れて行くと、スファックスがいかに工業的な街であるかというのがよくわかった。
数々の工場からは煙が流れ、停泊している船も客船ではなく大きな作業船ばかり。京浜工業地帯のようである。

港がどんどん遠くなっていくと、私達を囲むのは青い海だけになった。静かで心地の良い空間。
1時間近く経った頃、ようやく対岸に島が見えてきた。船はまっすぐ航路を進む。
周りを見るとかなりの浅瀬なので、航路が少しでもずれると大変なことになる、と栗が言った。
右にも左にも時々棒が立てられていたのはそのせいに違いない。船を誘導するために棒が並んでいるのだろう。

ケルケナー島の港に着いた。船の入口にはいち早く降りようとする人達がたくさんいた。
それだけではない。車の列もできていたし、迎える人達もたくさんいて、すごい熱気。
ようやく船を降りて、港から外に出ると、黄色いタクシーがずらっと並び、そこに人がどんどん入って行くのが見えた。
この波に乗らないと、タクシーに乗りそびれてそのまま港に残されてしまいそうな勢いで、思わずたじろいだ。
私達はタクシーに乗ってホテルが立ち並ぶ地区に行こうと考えていたのだが、急遽バスに乗りたくなった。
バスに近づき、運転手さんにどこに行くか聞いてみると、島の最北端にある小さな村EL-ATTAYA(エル・アッタヤ)に
行くと言うので、栗と私は顔を見合わせて頷いた。そして、バスに乗り込んだ。

港からエル・アッタヤまで45KMの道のりは、やしの木がひたすら続いていたり、砂漠みたいなところがあったり、
放し飼いの家畜がいたり、塩田があったりと豊かな景色だった。運転手さんは30分で着くと言っていたが、
あっちの村、こっちの村と巡回するので、エル・アッタヤにつくまで45分以上かかった。
運賃は大人1,2ディナール(約110円)、子供0,4ディナール(約36円)。

運転手さんに前もってエル・アッタヤにはレストランがあるかと聞いていたので、
降りるときに「レストランならあっちだよ。」と教えてくれた。その方向を目指して歩いて行く。
「Le Régal」と書かれたお店があった。テラス席にはヨーロッパ人らしき50代の男女が四人座っていた。
昨年もだけど、この時期はこのくらいの年齢、しかも夫婦二組という人達に会うことが多い。

お店の中に入ると、でっぷりしたマダムが冷蔵庫に手を突っ込んでいるところで、
「ちょっと待ってて。今すぐ席をつくるから。」と言った。
用事が済んだおばさんが店内にあったテーブルを外へ出すと言うので、栗も手伝い、私とあやぴーは椅子を運んだ。
木陰が気持ちいい。

おばさんが「何を食べたい?」とおもむろに聞いてきた。得意なのはシーフードだと言う。
栗が甲殻類のアレルギーなのでエビやカニは食べれないことを話すと、それならタコのクスクスはどうかと聞かれた。
タコのクスクス?!キャ~、それはおいしそう!3人分お願いすることにした。
飲み物はミネラル・ウォーター。ガス入りのものは置いてないだろうと思っていたら、やっぱりなかった。

タコのクスクス、楽しみだね~なんて微笑んでいたのだけど、待てどくらせどクスクスが運ばれてこないことに焦り始めた。
30分経ち、40分経ち、ようやくおばさんが持ってきたのはテーブルクロスとナイフとフォークだけ!
「もうすぐだから。」と言ってくれたが、結局1時間ほど待ったような気がする。。。(涙)

しかし、「遅くなってごめんなさいね。」とおばさんが持ってきたタコのクスクスは、見るからにおいしそうで、
疲労感が一気に吹っ飛んだ。まずは、お腹が空いて死にそうだと叫んでいたあやぴーのお皿にクスクスをよそい、
それから私達の分をお皿に盛った。う、う、うまい~!!!あやぴーも夢中になって食べている。
丸ごと入った小さなタコが柔らかくておいしい。あやぴーは一番にお代わりをした。続いて栗と私もお代わりをした。
おばさんにあやぴーにも食べさせるのであまり辛くしないでほしいと頼んでいたおかげか、あっさりした味付けで
どんどん食べれてしまう。大皿にたっぷり盛られたクスクスはあっという間に消え、様子を見に来たおばさんに誉められた。




食後はミントティーを飲みながら、ゆっくりした。あやぴーがトイレに行きたいと言うのでおばさんに頼むと、
案内されたのはお店に隣接されたおばさんの家だった。人のお宅にお邪魔するのは初めてだったのでちょっとドキドキ。
暑い外とは打って変わって、涼しい内部に驚いた。

トイレを済ませてから、おばさんに帰りのバスのことや浜辺への行き方を教えてもらった。
テラスで食事をしていたフィレンツェ在住のご夫婦(ご主人がイタリア人で奥さんがドイツ人)も同じ船に乗るとのことで、
それなら一緒にタクシーに乗ろうと決めた。「あと5分ほどしたらうちにタクシーが来るから、その人に言うといいよ。
それまでここで待ってな。」とおばさんが言った。

本当にタクシーはやってきた。おばさんのお店に停まり、お客をおろした。おばさんが運転手に話をしてくれて、
運転手さん自身もフランス語が話せるので、午後4時50分の待ち合わせが決まった。
料金は一人1,5ディナール(約135円)。子供料金がないだけで、バスとほとんど変わらない。

フィレンツェ在住のご夫婦と別れ、私達はおばさんに教えてもらった道を進んだ。民家が並ぶ通りには、
庭に羊を飼っている家が多くて驚いた。もちろん、ペットと言うではなくて食べるために置いているのだろうけど。。。

浜辺に着いた。カラフルな小舟が船に浮かんでいて、とってもロマンチックな雰囲気。ただ、近くに寄るとゴミが多く、
とても泳げる感じではなかった。散歩がてら、泳げそうな場所を探して歩く。日差しが強くてフラフラになりそうなので、
ゆっくりゆっくり歩いていくことにした。




しばらくすると、造船場のようなところに出た。男性が数人で船を組み立てたり、部品をつけたりしていた。
木で組み立てられているのを見て、とても感動した。大きい船もすごいけど、この木の船は一から十まで人の手で
つくられている。そのことに感動した。

造船場を通り抜け、散歩を続けた。泳ぐなら船がない場所の方がいい。ふと水辺に近づいて行くと、イカの骨や貝殻など
色々なものが落ちていて、あやぴーは大喜びだった。そういえば、チュニジアに来て貝を拾うのは初めてかも。。。

しかし、どこをどう歩いていても、水際にはいつも怪しげな泡が浮いていて、やはりここでは泳げないという結論に至った。
それでも、静かで気持ちの良い午後を過ごすことができた。海辺を散歩するだけでも楽しかった。




つづく。。。




タコのクスクスを食べたレストラン

Le Régal
El Attaya
KERKENNAH

バスを降りて左側に進んで行くと
すぐ目に入ります。
オーダーしてから調理するので
時間はかかるけど味は絶品。
豪快なNajetおばさんの人柄も魅力です。

宿泊したホテル

HOTEL THYNA
http://www.hotel-thyna.com

(『Guide du Routard "Tunisie"』を
参考にしました!)

スファックスの駅から大通りをまっすぐ下り、
Place du 2 MARSの広場を右奥に入って行くと
左側にホテルの看板が見えると思います。

都会(?)のせいか、オフシーズン料金がないため、
割高に感じますが、立地が良く、きれいなので、
子連れの方はもちろんんこと、
女性一人旅の方にもオススメできます。



チュニジアへのおすすめ書籍

地球の歩き方 「チュニジア」
旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
Lonely Planet "Tunisia"(英語)
Michelin Neos Guide "Tunisia"(英語)
Guide du Routard "Tunisie"(仏語)

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