
(モダンできれいなBir Bou Regba(ビー・ブー・レグバ)駅)
2006年10月24日 6日目前半 ハマメットからスファックスへ 快晴
7時半起床。日課の体操とヨガをする。8時半にセットしたアラームが鳴り、栗とあやぴーも目を覚ました。
みんなで朝食。昨晩からどうもお腹の調子が悪いので、部屋に戻ってきてから、SMECTA(「スメクタ」という名の
下痢止め剤)をミネラル・ウォーターに溶かして飲んでおくことにした。
窓の鉄柵で乾かしていたバスタオルや水着などを取り込み、荷造り完了。
がらんとした部屋がちょっと寂しく見える。お掃除のおばちゃん達に会ったので、お別れを言った。
荷物を背負ってフロントに行き、鍵を返す。いつもは感じの悪い朝シフトのおばさんも今日は優しかった。
ハマメット駅は小さいせいか主要電車が停まらない。他の都市に移動したい時は、ハマメットから十数キロ手前に
あるBir Bou Regba(ビー・ブー・レグバ)駅で乗換えをしないといけないことになっている。行きはそうやって
乗換えをして来た私達であるが、昨日の晩、仲良しになったホテルのお姉さんに相談したところ、タクシーで直接
Bir Bou Regba(ビー・ブー・レグバ)駅まで行った方が安心じゃないかと言われた。相場の料金を教えて
もらったら、拍子抜けするほど安かったし、乗り換えのストレスがないのはやっぱりうれしい。
ホテルを出ると、ちょうどタクシーがやってきた。手を上げて乗り込む。ラジオからドイツ語が流れていたので驚くと、
Radio Tunis Internationalでは、アラブ語のほか、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語など多言語なのだと
タクシーの運転手さんが誇らしげに教えてくれて、時々いま何の話をしているのかと言うことをドイツ語から
フランス語に訳してくれた。すごい運転手さんだなぁと感心した。
のんびりとした田舎道を走る。サボテンやユーカリの木が道端に並ぶのを見ながら、10分程度でビー・ブー・レグバの
駅に着いた。新しくて大きな建物にビックリ。タクシー代はお姉さんの言った通り3,5ディナール(約300円)だった。
窓口に行き、SFAX(スファックス)行きのチケットを購入。今日は2時間半強の行程なので一等席を買うことにした。
大人11,75ディナール(約1000円)、子供は50%割引でありながら7,25ディナール(約650円)。チュニスから
ハマメットまでもそうだったのだが、50%割引と書かれていても実際は違う。どうでもいいことだけど、50%ではなく
子供料金とか書けばいいのにとちょっと思った。。。(本当にどうでもいいことなんだけど。笑)
駅の売店でミネラル・ウォーターとクラッカーを買う。街中の売店より少し高かったが、売店があることだけでも
ありがたい。スファックスに着くのは午後2時を過ぎるのでサンドイッチも買っておこうかと考えたが、おなかの調子を
思い、止めておくことにした。衛生面が不安だったのだ。栗は「もしかしたら昨晩のアリッサ(唐辛子ペースト)のせいも
あるんじゃない?」と言った。確かに、私は辛いものが好きだけど、そう頻繁に食べている訳ではないので、
もしかしたらお腹がびっくりしてしまったのかもしれない。。。
電車の時間になるまで、駅前の木陰に座って待ち、10分前になったところで他のチュニジア人達と一緒に
ホームへ向かった。スース、スファックス行きの電車は2番のプラットホーム。まもなくするとアナウンスが流れ、
電車がやってきた。懐かしい感じのする古い電車。一等席は端の方だったのであわてて走る。電車の中を見ると、
二等席はガラガラだった。来る時にものすごい混んでいたのは、ラマダンの終わりで祭日前だったからなのかも
しれない。空いているなら二等席にすれば良かったとちょっぴり後悔した。
一等席は二等席とは雰囲気が違った。おしゃべりしている人はあまりいなくて、静かなのだ。座席もビロードで、頭の
ところと肘掛に白い布が張られている。四人がけの席が空いているのを見つけて、私達はそこに座った。電車が走り始めた。
オリーブの木の畑が続く。進行方向右側は一面にオリーブの木、左側を見てもオリーブの木。奥の方にはかすかに海が
見える。ときどき羊の群れがいたり、家の周りにロバや牛、鶏といった家畜がいる。遠くには山が見えるが、その手前は
ずっと広い平原。思いのほか緑の多い景色に驚いた。

(車窓から撮った写真)
1時間ほどでスースに着いた。チュニス、スファックスに続いてチュニジア第三の都市である。20分停車。スファックスまで
あと1時間50分。電車が後退し始めた。出発の時間である。方向転換をするのかと思いきや、ずっとバックのままで走るので、
車内が騒然とし始めた。検察に来た車掌さんがアラブ語で何かを話し、ようやくみんなが落ち着いた。通路を挟んで隣の席の
ママさんが、「進路は変わるけど、スファックスに行くから大丈夫よですよ。」とフランス語で教えてくれた。
さっきまで私の席は進行方向だったが、今は逆。街中を抜けると、車窓からの景色は再びオリーブの木でいっぱいになった。
しかし、今度はもっと土地が乾いている感じがする。本を読んでいたあやぴーが眠りに落ち、続いて栗もうとうとし始めた。
エル・ジャムに到着。ここは円形闘技場がユネスコの世界遺産に制定されていることで有名な街。私は見学したかったの
だが、スケジュールの都合があり、「ローマ時代の円形闘技場はローマで見ればいい」という栗に押されて今回はなくなく
諦めることにした場所。
ここでドイツ人の団体がわんさか乗ってきた。栗とあやぴーが目を覚ましたので、おやつタイムにした。
私はお腹が空いていなかったので水を飲むだけにした。スファックスまであと45分。
電車は相変わらずオリーブの木の間を走って行く。ビーチの砂浜を思い出させるような白い土。山がなくなり、見渡す限り
平原となった。ところどころに家があり、その周りに電線が張り巡らされている。それでもオリーブの木の方が圧倒的に
多かったのだが、少しずつ建物が増えてきた。スファックスに近づいているのだろう。
電車は予定通り午後2時過ぎにスファクス駅に到着した。ハマメットより南なのでさらに暑い気がする。ここスファックスは
商業・工業都市なので、他の街に比べてあまり観光業に力を入れていないとか。ガイドブックで見ていたように、駅から
まっすぐ道を下りていき、目印にしていた広場を曲がるとホテルの看板が見えた。フロントで名前を告げ、ビジターカードに
記入してから3階のトリプルルームの鍵をもらった。エレベーターを出ると、大きな植木鉢がたくさん並んだ中庭に出て、
そこからそれぞれ部屋に入るという仕組み。私たちに与えられた部屋は、広場に面してうるさい上に、バスタブではなく
シャワーだった。栗にフロントに戻って違う部屋はないか聞いてみてもらった。次の部屋は同じ3階ながら、浴槽があり、
建物の中庭に面しているので静か。こちらの方が良いと決める。栗はフロントに前の部屋の鍵を戻しに行き、私は荷物を
解き始めた。まずは、まだ乾いていなかったビーチ用のバスタオルを窓の鉄柵に干した。あやぴーはその間テレビ鑑賞。
ハマメットの部屋にはテレビがなかったので、真剣に見ていた。ドラゴンボールZの主題歌は当たり前ながらアラブ語で、
ここでも放映しているんだと感心した。
ようやく落ち着いたので、散歩に出ることにした。ライッドのお祭りは、昨日に続いて、今日もだそうで、道理で子供達が
たくさん道端にたむろしているし、音楽がガンガンに響き渡り、あちこちで爆竹が鳴らされている。
それはまだお祭りが続いているからなのだ。

(スファックスのメディナ(旧市街))
つづく。。。
宿泊したホテル
HOTEL THYNAhttp://www.hotel-thyna.com
(『Guide du Routard "Tunisie"
参考にしました!)
スファックスの駅から大通りをまっすぐ下り、
Place du 2 MARSの広場を右奥に入って行くと
左側にホテルの看板が見えると思います。
都会(?)のせいか、オフシーズン料金がないため、
割高に感じますが、立地が良く、きれいなので、
子連れの方はもちろんんこと、
女性一人旅の方にもオススメできます。
チュニジアへのおすすめ書籍
●地球の歩き方 「チュニジア」●旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
●Lonely Planet "Tunisia"
●Michelin Neos Guide "Tunisia"
●Guide du Routard "Tunisie"