
(白と青でまとめられた街「SIDI BOU SAID」。様々なスタイルの門も有名。)
2006年10月20日 2日目 SIDI BOU SAID(シディ・ブー・サイド)
くもりのち晴れ
部屋に蚊がいて、夜中に何度か目が覚めた。朝は5時に一度起きたのだが、さすがに早すぎると目を閉じ、
7時半にそろそろいいかと起き上がった。広いバスルームで体操をしようと思っていたら、
あやぴーも起きてしまった。仕方ないので二人で神経衰弱をしたり、UNOをして過ごす。
途中で座る姿勢に飽きたので、あやぴーも巻き込んでヨガをした。楽しみながら一生懸命やってくれたので
とてもうれしかった。
8時半過ぎにバスルームを出て部屋に戻り、テレビをつけた。TF1(フランスの民放局)で子供用のアニメを
放映していたので、あやぴーは喜んだ。栗を起こしちゃうかなぁと思ったが、やはり起こしてしまった。ごめんね。
でも、そろそろいいよね。(笑)
朝食はホテルの受付横にある食堂で。テーブル形式ではなく、横一列になって食べる仕組み。
みんなが前を向いていて、学校の教室にいるみたい。おもしろいシステムである。
朝食はパン、バター、ジャムに温かい飲みもの。私はコーヒー、栗はカフェオレ、あやぴーはココアと
三人違うものをチョイスした。
食事を終えようとする頃に、日本人の女の子が一人で入ってきた。私達の近くに座ったので声をかけた。
「日本語を話すのは久しぶり!」と喜んでくださった。リカさんという可愛らしいその女性は、チュニジア旅行は
もう終わりで、これからスペインに行くそうだ。色々チュニジアの話を伺った。リカさんはラマダンだからという
のもあるけれどと前置きしつつ、チュニジアに対してはあまり良い思い出がないというような話をした。
モロッコの方がずっと良かったともおっしゃっていた。私達は着いたばかりだったし、モロッコには行ったことが
ないので、その時は「そうなんだぁ。やっぱり女性の一人旅は大変なのかな。」程度にしか思っていなかったの
だけど、後からリカさんの発言に頷くことになった。
リカさんは今晩もこのホテルに宿泊するとおっしゃるので、「じゃあ、また明日ね!」とごあいさつしてから、
部屋に戻り、身支度を整えてからホテルを出た。
今日は電車(TGM)に乗ってSIDI BOU SAID(シディ・ブー・サイド)へ行く。
ここに白と青の街としてよくメディアで取り上げられる有名な場所。昔ここに住んでいたフランス人のお金持ちが、
ギリシャのキクラデス諸島を旅行した際に、その美しさに影響を受けたことから始まった。自分の家に戻ってきて
からも熱は一向に冷めず、この地をキクラデス諸島と同じようにしたいと考えた。村の家々を青と白に統一し、
関係所轄に働きかけた結果、1915年に「SIDI BOU SAIDは白と青の街である」という保護条例が制定されたとか。。。
TGMの駅に行き、チケットを購入してから電車に乗り込む。観光の勉強をしているというチュニジア人の男子大学生と
相席になり、フランス語のこと、観光業のことなど、家族のことなどを話していたら、あっという間に到着した。
駅からの坂道を登っていく。白い壁に青い窓の家、見事なブーゲンビリアにギリシャを思い出す。唯一違うのは
チュニジア風と思われる黒い細工が施された門。ガイドブックや雑誌で既に見たことのあるものが多いが、
自分の目で見るとやはり全然違う。素敵。。。
メインストリートにはお土産屋が並び、「コンニチハ!」「ニーハオ!」と次々と声をかけられる。
しばらくすると団体観光客がやってきて、原宿の竹下通り並みに混み始めた。
私達は脇道に入ることにした。ようやくパロス島の裏通りみたいに静かになってホッとする。

脇道が終わってしまったので、メインストリートに戻り、ヨットハーバーや海が眼下によく見える場所で、
ロシア人団体観光客と共に休憩をした。彼らが去ると、次はアメリカ人の団体観光客が現れた。

栗と私は、ここでお昼ご飯を食べてから、ビーチに下りようかと話していたのだが(村は高台にあるので)、
あやぴーが急におなかが痛いと言い始めた。おでこに手を当てると熱い。どうしよう。とりあえずレストランに
入っちゃった方がいいかな。。。
もと来た道を引き返すも、日中の飲食を禁じるラマダン中だからか、村のレストランはほぼどこも閉まっていた。
かろうじて開いている店もあったが、栗が観光客相手っぽい店だから嫌だと言う。(自分も観光客のくせに!)
仕方ないので村を出て駅の方へ歩いていくことにした。ガイドブックに出ていたカフェやレストランを訪ねると、
ことごとく全てしまっていた。困ったな。。。今朝、リカさんが「ラマダン中は食事にありつくのも一苦労する。」と
おっしゃっていたことを思い出した。こういうことなんだ。。。
あやぴーは熱でぐったりしていたが、おなかが空いたと言い始めた。私が広場に座ってあやぴーを抱っこしている間に
栗が一人でスーパーに行き、クラッカーとクッキーを買ってきてくれた。あやぴーにクラッカーを食べさせる。
栗と私も二枚ずつほどもらったが、残りはあやぴーが全て平らげた。だいぶ落ち着いてきたようだが、まだ熱はある。
海に行くのは諦め、チュニスに戻ることにした。シディ・ブー・サイドは一見の価値はあるけれど、私達が求める
ものとは違う。これ以上長居をする必要はないと判断した。
行き同様、電車(TGM)に乗ってチュニスに戻る。薬局を見つけたので中に入り、子供用の熱冷ましシロップを
買った。こういう時フランス語が通じるのはありがたい。しかも、売っている薬はほとんどフランスと同じ。
うちで使っている製薬会社のシロップをもらって安心した。少し座れる場所を見つけて、すぐあやぴーに飲ませた。
さて、ランチはどうしよう。チュニスに帰ってきたはいいけれど、大通りのお店はどこもみんな閉まっているし、
ガイドブックに出ていた裏通りのお店も一軒として営業していなかった。おなかが空いてイライラし始めたところ、
「salon de thé(ティー・サロン)」という文字がふと目に入った。ドアには紙が張られていて閉まっているようだが、
よく見るとひっきりなしに若者が出入りしている。不思議。。。栗が入ってみようと言うのでドアを開くと、
中はなんとファーストフード店だった。しかも若者であふれかえっている。びっくり!!!
たばこの煙がひどいが、空腹には変えられない。ハンバーガーとか色々あったが、私はメルゲーズ(アラブ風の辛い
ソーセージ)のサンドイッチをもらうことにした。栗もそうすると言った。支払いを済ませると、お店のお兄さんに
「6,7分したら出来上がるので、受け取りに来てください。」と言われたので、とりあえず席を探しに行くことに
した。たばこの煙を避けるために2Fへ上がる。椅子もテーブルもきれいに積み上げられていて、フロアはがらんと
している。ラマダン中だからだろうか。自分達でいくつか椅子を取り出し、席を作った。
しばらくすると、栗が品物を取りに行ってくれた。メルゲーズ、トマト、レタスなどがバゲットに入ったホットサンド。
メルゲーズも辛いけど、さらにピリ辛ソースがかかっていた。おいしい~!!!
何もいらないと言っていたあやぴーもセットになっているフライドポテトをつまみ、コーラを飲んだ。
少し元気が出てきたみたい。良かった、良かった。
食後、一旦ホテルに戻り、休憩することにした。UNOで遊んでいると、突然通り雨が降り始めた。
ホテルに戻ってきて正解だった。私はちょっと昼寝させてもらった。
2日目後半へつづく。。。
チュニジアへのおすすめ書籍
●地球の歩き方 「チュニジア」●旅の指さし会話帳〈47〉モロッコ(マグレブ語)
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