ギリシャ、ロードス島、シミ島旅行 (2007年10月25日~11月6日)

(SYMI(シミ)号に乗りました。)
2007年10月27日(土) 快晴 3日目 パノルティミス、シミ島到着
今日は8時に朝食にしてもらったので(というか、私達が頼んだのではなく宿側のリクエスト。朝食のキャンセルを
受け付けない(=返金しない)代わりに、早く出すからと言うのでしぶしぶOKした。)、7時40分から5分おきに
アラームが鳴るようにセットしておいたのだが、私は7時20分に起きた。バスルームで日課のヨガと腹筋体操を
終えたところで栗とあやぴーの話し声が聞こえてきたため、体操はそこで終了。残りは後ですることにした。
荷物をまとめて下に行くと、おじさんもおばさんもまだ来ていなかった。ガガーン。
建物の中に入って声をかけるが、電気がついていないし、奥から誰かが出てくる気配もない。
少し待ってみたが、物音一つ聞こえてこない。どういうことだろう。。。
栗がむっとしているのがわかる。コワイ~。普段は私よりはるかに理解力があり、誰に対しても優しい人なのだけど、
怒らせたらめちゃくちゃコワイ。予定では、早めに朝食を取り、一旦部屋に戻って身支度をと考えていたのだが、
どうやら無理そうなのでプラン変更。先に身支度をし、ご飯を食べたらそのまま出発することにした。
時間は無駄にできない。急いで部屋に戻り、歯みがきを終え、トイレを済ませ、バックパックを持ってまた下に行った。
しかし、まだおじさん達は来ていなかった。8時って指定してきたのはそっちなのにもう8時15分だよ。
あと15分で出発しないといけないのに。。。ひどいなぁ、最初から来る気がないんじゃない?とヤキモキしていたら、
ようやく二人がやってきた。「ソーリー、ソーリー、車が混んでいて。」とお詫びを言っていたが、栗のむっとした顔は
びくとも動かなかった。私だってむかついていた。普段なら多少の遅れは気にしないけど、今日は特別な日。
相手だってそれを知っているはずなのに。。。
栗は昨日までのフレンドリーな態度とは一変した様子で言った。「そちらの事情は私達には関係ありません。
遅刻は遅刻です。8時半には出なければならないので急いで朝食を作って下さい。」と冷たく言った。
おじさんもおばさんも大わらわで朝食の準備に取りかかった。
あっという間に朝食が出てきた。あやぴーのホットココアも出てきた。昨日の朝のようにのんびりはできなかったけど、
時間通りに出発することが出来そうでホッとした。すると、おじさんがテーブルにやってきて、港まで車で送ってやると
言い始めた。栗は速攻で断った。しかし、「いいから、いいから。」とおじさんも譲らない。栗は無言になった。
私もなんだかなぁと思ったし、またタクシーより高い料金言われてもなぁと思ってだまっていた。
すると、おじさんは「お金はいらないから。No money、No payだから。乗っていきなよ。」と言い、おばさんも
奥から出てきて、「そうだよ。遠慮しちゃダメだよ。9時って言うのは船が出る時間だから、9時を目指したら乗れないよ。」と
言う。それなら、、、とおじさんの車に乗って行くことにした。バックパックを担いでパーキングへ向かう。
港までは5分で着いた。おじさんに御礼を言って車を出た。
港には既にSYMI(シミ)号が停泊していて、中にはたくさんの人が乗っていた。ANESのチケット売り場に行き、
片道切符を購入した。大人2人、子供1人で17,5ユーロ。昨日マンドラキのハーバーで、シミ島へのチケットを買わないかと
ひつこく言ってきたおじさんのところでは22ユーロだと言っていたので、やっぱり直接買うことにしてよかった。
船に乗り込み、一番上のデッキ席に座る。あまりにも静かに出発したので、最初は動いたのがわからなかったほどだった。
(栗に「それはおかしい。気付かなかったのは君だけだよ。」と言われたが。。。汗)。
船は加速を増し、ロードスの外壁、砦、丘の上にそびえ立つ騎士団長の館がどんどん小さくなっていった。
昨日歩いたヨットハーバーがあり、その後にはビーチがあり、町が離れるにつれ、ホテルが大きくなっていくのを感じる。
空港からの道で見た巨大ホテル群も見え始めた。海岸沿いは建物が埋め尽くしていた。一方、対岸に見えるのはトルコ。
クレタ島南部を思わせる荒々しい景色だった。絶壁の岩肌の山がいくつも重なり合い、地形状の理由からだと思われるが
建物は全くない。自然だけ。左右の景色がとても対照的で興味深かった。
1時間半でパノルティミスに着くはずが、なかなかそれらしきものが見えない。しかし、パノルティミスがシミ島の南東部に
あることを考えると、右前方に見え始めたのはトルコではなくシミ島のようだ。船は急旋回し、小さな入り江を入っていった。
すると、突然カラフルな塔と、それを支えるかのように建てられた白い建物群が現れた。パノルティミスだ!
予定では10時半着だったが、11時に到着。船を降りるのはそれから15分後だった。シミ島への出発時刻は12時なので、
45分しか見学時間がない。栗はバックパックを船内に置いて行き、身軽になった。周りを見ると誰もが教会へ急ぐので、
私達はまず船着場の周りを歩き、人並みが落ち着いてから教会に入った。カラフルな時計塔の下をくぐると中庭があり、
その中庭を囲むような建物の設計になっている。アンダルシアのパティオを思い出す雰囲気だった。
小さな教会にはものすごい列が出来ていたが、ふと人並みが途絶えたので中に入ってみることにした。
立派な祭壇は黒い木で作られていて荘厳な空気が漂っていた。壁にはギリシャ正教にまつわるフレスコ画が描かれており、
金や銀で装飾された宗教画に誰もが口づけをしていた。長いロウソクを手に持って紙に何かを書いている人もいるし、
熱心にお祈りしている人もいた。思えば、船からひざをついて教会へ行く人も見た。もしかしたら、ここはルールドのように
人々が奇跡を求めてやってくる場所なのかもしれない。あまりお邪魔になってはいけないので、入口の上に描かれていた
天国と地獄の絵を見た後、静かに教会を後にした。

(カラフルな時計の塔)
建物の2階にも行けるようなので、階段を上ってみた。上から見る中庭もステキ。ブーゲンビリアやハイビスカス、バラなどが
咲き乱れていた。青い空に時計の塔が映えること!時間がなかったのと、栗が興味ないと言うので、博物館見学は
パスし、再び教会の広場に戻った。すると、パンを食べている人を見かけた。それも一人や二人ではない。みんなパンを
食べているのである。もしかしたら広場で売ってるのかもと思っていたら、そうではなかった。配っていたのである。
広場の真ん中におばさんとお姉さんがいて、大きなパンを次々に切ると大きなカゴに入れていた。私達もカゴの中から一切れ
ずつもらって口にした。おいしい~!シナモンやクローブが利いたふわふわのパン。メチャクチャおいしい!!!
パノルティミスの人達の、ギリシャ正教の信者達の慈悲に、心から感謝だった。
最初はいらないと言っていたあやぴーも一口食べたら気に入ったようで、自分の分をもらいに行くと言った。
栗と私もあやぴーに付き添い、二切れ目を頂いた。

(訪れる人に配られたパン。)
良い経験をさせてもらったと幸せな気持ちで教会を出ると、右の方からギリシャ人のおばさん達がわらわらやってきた。
どの人もパンがぎっしり入った大きな袋を両手に持っている。パン屋があるんだ!これだけ皆が買っているということは
おいしいに違いないと思い、人の来る方向へ進んで行った。「BAKERY」の看板に従って行くと、物置を思わせる小さな
パン屋さんがあり、ギリシャ人のおばさん達であふれ返っていた。私も片言のギリシャ語で、皆が買っていた輪っか型の
パンがたくさん入ったのを一袋に、ランチ用のチーズパイを3つ買った。パン屋を出るとちょうど船に戻る時間になった。
船は予定通り正午に出発した。一旦南下し、島の先端を西側に回ってから北上。栗とあやぴーはお腹が空いていたらしく、
すぐチーズパイにぱくついた。栗に「温かいから早く食べた方がいいよ。」と言われ、私も続いた。おいしーい!
これまでギリシャで食べたことのあるチーズパイとはちょっと違う。生地がパンっぽいのだ。だけど微妙に生地が
重なっていて、パイ生地みたいでもある。脂っこくなくて食べやすい。あやぴーが全部平らげたことに驚いていたが、
私もサクサクあっという間に食べ終えてしまった。
栗にデザートは?と聞かれて、何も買っていなかったことに気がついた。船の売店でフラペ(アイスコーヒー)を
買ってきてもらう。あやぴーはアイスを買ってもらってホクホクしながら帰って来た。ジャイアントコーンの上に
シングルアイスを乗せたようなバカでかさに驚いた。(予想通り、途中で食べきれず、栗が残りを食べる羽目に。。苦笑)
まもなくするとシミ島、イァロス(港)の家々が見え始めた。船内から歓声が上がった。しかし船はその入り江には入らず、
もう少し先に進み、別の入り江から入った。カラフルできれいな家が立ち並ぶ姿は、なんだか絵を見ているみたい。
とってもきれい。。。

(バックパックを背負った栗)
船が止まり、乗客が出口に向かい始めた。私はシミ島に着いた嬉しさと同時に、船を降りる寂しさも感じた。
大きな荷物を背負って船から出る。宿のご主人フランクさんを探したが、ホテルの紙を持っていたのは若い女の子だった。
フランクさんのお嬢さんだそうで、2才の女の子を連れていた。彼女のご主人の車で出発した。
宿は港ではなく、高台のChorio(ホリオ)にある。「港からの車道はぐるっと周るから、ここを歩いてはダメよ。
港と高台をつなぐ階段があるから、そこから上り下りするように。」と英語で教えてもらった。レストランが並ぶ場所、
ミニスーパーなどを教えてもらいながら宿に到着した。
ANES Ferries
http://www.anes.gr/私達はSYMI(シミ)号に乗りました。
パノルティミス、とっても良かったので
皆さんにも是非オススメします!
シミ号はどこか懐かしい感じのする大型船です。
売店あり。トイレもきれいでした。
ロードスでの発着場所はマンドラキではなく、
大型船が泊まる港でした。
シミ島へはこのSYMI号だけでなく、
高速船も発着しています。
私達はロードスの観光案内所で
両方の時刻表をもらっておきました。
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ロードス島へのおすすめ書籍
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●ロードス島攻防記 (新潮文庫)
●Michelin Green Guide: Greece(英語)