(シンタグマ広場での衛兵交代)
2004年10月31日(日)快晴
アテネ→ニース
6時半起床。サマータイムが終わったので、時計を一時間遅らせる。イコール5時半(汗)。
もう少し眠ろうとベッドに戻ると、あやぴーが目を覚ませてしまった。うるさくすると栗が起きてしまうので、
私はあやぴーのベッドに入り、しばらく二人で横になった。あやぴーは7時過ぎからお絵かきを始め、
その間、私は体操とヨガをした。栗は8時起床。
近くのカフェに朝食を取りに出たのだが、日曜日だからか閉まっていた。仕方ないので更に歩いていく。
地下鉄Syngrou-Fix駅の広場でCafe Metroというお店が唯一開いていたので、そこのテラス席に座り、
栗と私はネスカフェ(=普通のコーヒー)をミルク入りで、あやぴーにはフレッシュオレンジジュースを注文した。
食べものは栗はパン・オ・ショコラで、あやぴーと私は干しレーズン入りのうず巻き型ブリオッシュ。
あやぴーは干しレーズンが苦手のようで、全部外して食べていた。(干しレーズンではなく、チョコチップだと
思い込んでいたらしい。)。感じの良いお姉さんが一人でキビキビ働いている。レシートを見たら、
合計7,8ユーロという安さで驚いた。フレッシュオレンジジュースなんか1,7ユーロ!
ニースではその3倍は取られると思う。。。
一旦ホテルに戻って身支度と荷造り。バックパックとリュックサックを預かってもらってチェックアウトした。Syngrou通りを北東に進み、ゼウス神殿やハドリアヌスの門を見ながら国立庭園へ。
日曜日の朝だからか散歩している人が多い。栗がガイドブックにシンタグマ広場で衛兵交代があると
書いてあったというので、行ってみることにした。
あやぴーは公園で遊びたいと泣いたが、後で連れて行ってあげるからと約束して、
しぶしぶながらも一緒に歩かせることに成功した。
10時半。シンタグマ広場にそびえ立つ議会の建物の前に、伝統衣装を着た衛兵が2人立っていた。
かわいい衣装で、軍隊というよりは踊り子さんのよう。2人でのダンスのような歩行が始まった。
足を上げる動作が多いので疲れるだろうなぁと思った。それが終わると、警察官がたくさんやってきて、
私達はみんな端に追いやられた。10時55分。ファンファーレが遠くから聞こえてきた。
15人ほどの鼓笛隊に続いて、旗持ち、2人の衛兵と同じ伝統衣装を身にまとった30人位の衛兵という大集団が登場。
道路が一旦閉鎖されるほどの物々しさである。30人の中から2人が抜き出て、議会の前にいた2人の衛兵と交代。
最後に国歌らしきものが流れて、儀式は終了した。再び警察によって道がふさがれ、鼓笛隊、衛兵の順で行進して
戻って行った。栗は兵役時代に行進の訓練をしたことがあるので、色々と説明をしてくれた。
思いがけず見ごたえのある衛兵交代でした!
延々とブランコで遊んでいた。前回来た時は平日の午後だったのでガラガラだったが、
今日は日曜日の午前中なのですごい人。遊具は子供達で、ベンチは親やおじいちゃん、おばあちゃん達で
満席状態だった。あやぴーはブランコから砂場に移動。ギリシャ人の子供達にお砂場セットを借りて遊んでいた。
12時半を過ぎたので、公園を切り上げて、ゆっくりとホテル方面に戻った。
ランチには、アテネで毎晩通っていた(=昨晩も行った)タベルナへ。今日も地元の人たちでいっぱいだった。
日曜日のお昼だからか、きれいな格好をした家族連れが多い。ギリシャでの最後の食事である。
栗と私はジロス・ピタ(チキンのケバブ・サンド)、あやぴーはチキンの串焼きにフライドポテトを頼み、
三人でギリシャ風サラダをシェアした。飲み物は1,5リットルのミネラル・ウォーターと0,5リットルの
ハウスワイン(赤)。フランスではワインは1本750mlなので、ハーフだと37,5mlなのだが、ギリシャでは
フルが1000mlなのか、ハーフは500mlである。おいしくて、安くて、おなかいっぱい。
レストランは私達が出た後も、ひっきりなしに人が出入りしていた。良いお店に出会えて本当によかった。
一旦Syngrou-fixの駅に降り、空港までの電車のチケットを購入。これで安心。1人だと8ユーロなので、
16ユーロ用意していたのだが、2人分は12ユーロだと言われた。割引きになるらしい。
ホテルに戻り、トイレを貸してもらう。サンダルからスニーカー&靴下に履き替える。いよいよ旅も終わり(涙)。
Syngrou-fix駅から地下鉄に乗り、シンタグマで乗り換えた。シンタグマの駅に来た地下鉄は空港まで行かないものだったが、
一応それに乗っておくことにした。終点で降り、空港までの電車を待つ。他の観光客もみんな一緒なので大丈夫そうだ。
イタリアに留学しているという南米出身の若い女の子二人組に電車のことを聞かれたので、「空港マークの電車が来るまで
待つしかないみたいよ。」と答えたことをきっかけに、一緒におしゃべりし始めた。ギリシャ旅行中の話もさることながら、
女の子達はあやぴーの二ヶ国語教育や、日本という国に興味があるらしく、私は質問攻めにあった。ようやく電車が
来たので、みんなで一緒に座る。引き続きおしゃべり。私達にフランス語で話しかけてきた男の子が実はスペイン人で、
その子も会話に加わった。男の子と女の子達はスペイン語で話し、男の子と私達はフランス語で話し、私たちと女の子達は
英語。3ヶ国語がくるくると回りながらのおしゃべりに、空港までの道はあっという間だった。
(あやぴーと私はもちろん日本語。)
空港駅に着き、みんなでお別れを言ってから、それぞれの道に分かれた。長いこと電車を待ったので、多少時間の心配が
あったのだが、無事チェックインすることができた。乗り換えのフランクフルトと、ニースに着いた時のことを考え、
私のフリースの上着とあやぴーのダウンベストを出してからバックパックを預けた。
今回の旅行で本を持って来るのを忘れた栗は、チェックインが済むなり速攻で本屋に入った。乗り換えも入れると6時間近くの
フライトなので、読むものがないと耐えられないとのこと。本屋にはヨーロッパ各国の言語の雑誌や新聞が販売されていて、
栗はその中から科学関係の雑誌を購入した。そして、あやぴーにも子供用の雑誌を買ってあげていた。もちろん両方とも
フランス語。私はあやぴーのクラス用にギリシャのお菓子を買い、3人揃ってカフェへ行くことにした。最後のフラッペ
(=アイスコーヒー)を飲む。(最後。。。涙)
搭乗時間の17時25分になったので、荷物検査のコーナーを通って、搭乗ゲートに向かった。行きの飛行機より
ずっと人が多い感じがする。チケットを見ると、A,C,Dと書かれていたので、隣同士ではないんじゃないかと
心配していたが、AとCが隣同士で、Dは通路を挟んで真中の列の端だった。あやぴーを一人にする訳には
行かないので、二人席はあやぴーと私達のうちのどちらか一人。あやぴーの隣になると遊びに付き合わされることが
わかっているので、栗と私はDの席(一人席)を取り合いし(笑)、見事私が勝ち取った。イエイ!
航空会社はルフトハンザなので、客室乗務員も乗客もドイツ人ばかり。まだアテネの空港にいるというのに、
もうギリシャから離れてしまったように思える。そんなことは知らないあやぴーは、スチュワーデスさんに塗り絵を
もらうと、「エフハリスト!」とギリシャ語で御礼を言っていた。。。(笑)
飛行機はなかなか飛ばず、結局40分遅れでの出発となった。イルミネーションに輝くアテネの街や、船の光がところどころ
見える海がどんどん小さくなっていく。シートベルト着用のサインが消え、私達は本当にアテネを離れてしまったのだと
寂しくなった。
冷房がついていないのか、機内がものすごく暑い。あやぴーはTシャツを脱ぎ、上半身裸になった。その姿で機内食を
食べたり、お絵かきをしたり、ぬり絵をしたり・・(汗)。そのうちあやぴーは寝てしまった。午後8時10分フランクフルト
到着。次の便まで1時間半ほどあるので、あやぴーを寝かせつづけ、栗があやぴーを抱きかかえながら(洋服を上からかけて)、
一番最後に降りた。しばらくそのままで歩いていたのだが、あやぴーが目を覚ましたので、上着を着せて、自分で歩いて
もらうことにした。成長に感謝。。。
ニース行きの搭乗口は降り口からすぐのところ。ブラブラお店を見てから、ベンチに座った。あやぴーは元気いっぱい。
子供雑誌の付録についていたビニールボールを栗にふくらませてもらって、遊び始めた。興奮すると大声を出すので困る。
いくら言っても直らないので、ボール遊びは終わりにして、椅子に座っておとなしく子供雑誌を読んでもらうことにした。
ようやく搭乗時間。アテネタイム&夏時間ではもう真夜中。道理で眠いはずである。
ニースまでのフライトはフランス人がほとんど。行き同様あっという間だった。ニースは小雨が降っていて、
あまりの寒さに震え上がった。栗が一人でパーキングまで車を探しに行き、ターミナルに残った私達を
迎えに来てくれた。あやぴーは自分のチャイルドシートに大喜びだった。
私はと言えば、いつも見慣れている風景を新鮮さと懐かしさが入り混じった気持ちで車の窓から眺めた。
2週間車から離れていた栗も、きっと不思議な気持ちで運転していたことだろう。
家に入ると、出発した時と何も変わらないはずなのに、どことなく不在の香りがした。
急いであやぴーに歯を磨かせ、トイレをさせてからベッドに連れて行った。もう夜中の1時なのだ。
栗がガス装置を稼動させると、家中の暖房が音を立てて動き始めた。
ギリシャの旅は私に大切なことを教えてくれた。
中でも、幸せは身近にあるということや、特別なことをしなくても毎日楽しく過ごせるということ。。。
私達はその後しばらくニースを離れなかった。週末はのんびり旧市街を散策したり、港沿いを海を見ながら歩いたり。
同じ場所で同じことをしても、その日その日で吹く風は違うし、空の色や海の色も違う。目に入る景色も変わる。
同じ日と言うのは二度とは存在しないのだ。だからこそ、一日一日を大切に過ごしたい。
健康であること、そして家族と共にバカンスに出られることを心から感謝したい。
終
ギリシャへのおすすめ書籍
●地球の歩き方(ギリシアとエーゲ海の島々&キプロス)●旅の指さし会話帳〈24〉ギリシア(ギリシア語)
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