(パロス島での最後の時間を一緒に過ごしてくれた犬達)
2004年10月28日(木)晴れ時々くもり
パロス島→シロス島
7時45分起床。日課となったヨガと体操を済ませ、栗とあやぴーを8時半に起こす。
朝食を取りに中庭に出ると、他にはまだ誰もゲストがいなかったので、
毎日朝食に出るマダム特製のクッキーとケーキの作り方を教えてほしいと聞いてみた。
すると、マダムはとても喜んでくれて、「パロス島を忘れずにいてね。」と言いながら、
丁寧に作り方やコツを教えてくれた。とてもうれしかった。
レシピの説明が終わる頃に続々とゲストが登場。中庭のテーブルがあっという間に満席になった。
私以外の15人は全員フランス人で、全員子供連れであった。
幼稚園のお迎えの時間を思い出させるようなにぎやかさ。
食事を終えると、エレニがゲストブックに一言書いて欲しいというので、私は日本語で、栗はフランス語で
メッセージを書き、あやぴーは絵を描いた。
部屋に戻って荷造り。水着とタオル以外のものを栗のバックパックと私のリュックに詰める。
ビーチで拾った貝殻や、ここの中庭で拾ったりもらったりしたものをずっと部屋に飾っていたのだが、
あやぴーがそれをビニール袋の中にしまった。
最後の海水浴。水着に着替え、タオルを持って、ビーチに向かう。風がないので寒くないし、水も冷たくない。
栗とあやぴーが砂の城を作っている間、私は一人でのんびり泳いだ。残り30分になったところで、ようやく栗も
水の中に入り、続いてあやぴーも泳ぎ始めた。私は砂浜に座って、ぼーっと景色を眺めた。
パロス島で一番良かったのはこのLIVIDIAのビーチのような気がする。静かな海や美しい砂浜を惜しみながら
11時15分にビーチを後にした。
ギリシャではホテルのチェックアウトは正午なので、一旦部屋に戻ってシャワーを浴び、12時ちょうどに部屋を空けた。
エレニとご主人のヤニスにお別れのあいさつをする。「ちょっと待ってて。」と言われたので待っていると、エレニが
奥の部屋から何かを持ってきた。それは、貝殻が詰まった白いロウソクだった。「これ、プレゼント。旅の思い出に
持って帰って。」と手渡しながら、エレニは私のほっぺたをつまんだ。エレニの優しさへのうれしさと、別れの悲しさとで、
私は泣きそうになった。
栗の大きなバックパックは船の時間まで預かってもらうことになり、身軽に出発。とりあえず街中に出る。毎日遊んでいた
犬達に出会い、今日もまた一緒に遊んでいると、犬達は三匹全員私達の後をついてきた。お昼は先日も行った旧市街の中に
あるCafe Syposiumへ行くことにした。空いているテラス席につくと、三匹の犬達も腰をおろし、私達の周りで眠り始めた。
栗はこないだも頼んだツナのクラブサンドを注文し、私はベーコン、トマト、ハム、チーズなどが入ったクラブサンドを
頼んだ。「娘にはバゲットサンドイッチ。中身はハムとトマトと。」と言いかけると、ウエイトレスのお姉さんが
「あとはレタスよね。」と続きを言ってくれた。私達のことを覚えてくれていたらしい。飲み物のオーダーでも、栗が
「アイスコーヒーが2つ。それから、、」と言いかけると、「お嬢さんにはフレッシュ・オレンジジュース。」と、
またしてもお姉さんが先を続けてくれた。
ポテトチップ付きのクラブサンドは、おいしくて、ボリュームもあって大満足。あやぴーは半分しかサンドイッチを
食べなかったので、残りの半分は持ち帰りにしてもらおうとキッチンに持っていくと、すぐに「To go?」と聞いてくれて、
紙袋に入れてくれた。
太陽が気持ちよくてウトウト。居心地が良いこともあり、なかなかカフェから出ることができず、思いのほか長居を
してしまう。眠気覚ましにと言いながらエスプレッソを2つ注文し、さらにのんびり。すると、ウエイトレスのお姉さんが
あやぴーにアイスを持ってきてくれた。プレゼントだと言う。ワッフルコーン入りのバニラと苺のアイスクリームは
とてもおいしそうで、あやぴーはとても喜んでいた。親切なお姉さんに感謝。
私達は三人ともタンクトップ。10月末だというのに、タンクトップで気持ちが良いなんて、よく考えると不思議で、
とても贅沢だと思う。足元を見ると犬達は相変わらず昼寝をしていて、その様子を見ていたら、ますます心が和んだ。
午後3時半頃になってようやくカフェを出ることにした。三匹のうち、ベージュの犬と黒と白をした犬の二匹が私達の後を
ついてきた。旧市街の中をぐるぐる散歩し、浜辺に出る。湾岸に沿って歩きつづけると、高台に寂れた風車があった。
景色がきれい。更に進んで行くと、遺跡発見。今はもう跡形もないが、昔は寺院があったらしい。しばらく歩き続けた後、
折り返して旧市街に戻ることにした。海辺のベンチに座り、しばし休憩。あやぴーは紙袋に入れてもらった
昼間のサンドイッチをおやつ代わりに食べた。
その後、今日も公園に寄った。あやぴーは宿でもらったロウソクが大変気に入ったようで、大切に持ちながら遊んでいた。
栗は私達を残し、一人でバックパックを取りに戻った。
犬三匹を連れて栗が再登場。船の時間までまだ30分ほどあったので、船着場の前にあるカフェに入り、フラッペを飲んだ。
三匹のうち一匹がついてきて、また私達の足元で寝ていた。あやぴーは塗り絵に夢中だった。
午後6時40分にカフェを出て、船着場に入る。同じ宿に泊まっていたフランス人女性2人組(+子供3人)がいたので、
あいさつをして話し始めたら、フランス人女性の1人はご主人がギリシャ人で、現在アテネ在住なのだった。
小学生の男の子と女の子が1人ずついて、二人ともフランス語とギリシャ語のバイリンガル。6歳半の女の子はあやぴーに
興味を示し、二人はすぐに打ち解けて一緒に遊び始めた。もう1人の女性はお姉さんだとか。「妹に会いに息子を連れて
ニースから来たの。」と聞いて驚いた。私達もニースに住んでいると言うとお姉さんもびっくりして、
「世界は狭いねぇ。」とみんなで笑った。
同じ船には乗るが、目的地は違う。私達はシロス島で降り、彼女達はアテネに戻る。今夜の船「ブルースターフェリー」に
乗るのは初めてだったので、「良かったら一緒に行かない?」と誘ってくれた彼女達の後をついていくことにした。
幸い禁煙席に空いている場所があったので、皆で座る。あやぴーは私達の横ではなく女の子の横に座ると言い、
女の子もあやぴーと二人が良いと言うので、遊ばせておくことにした。二人の男の子は従兄弟同士横になって座り、
栗と私、そしてフランス人姉妹が通路を挟んで一列に座った。
私たちは、ギリシャ人と結婚してアテネに住んでいる女性にアテネでの生活や風習の違いについて教えてもらった。
同じヨーロッパでもギリシャとフランスでは、宗教、社会、人々の考え方など様々な面で大きく異なるらしい。
興味深い話をたくさん聞き、観光しているだけでは見ることができない部分を学ばせてもらった。
外国生活で母国語を教える苦労もわかち合うことができ、シロス島までの1時間はあっという間に過ぎて行った。
いよいよシロス島到着と言う船内アナウンスが入り、私たちは皆に御礼とおわかれを言って、船を出た。暖かい。
港の雰囲気がパロス島とは全く違るので驚いた。都会なのだ。客引きをするホテルの人達を避けながら港を出て、
予約していたホテルを探しに歩いた。道端にいたおじいさんに目安となるXIOY通りを聞くと、すぐにわかったので、
容易にホテルまでたどり着くことができた。
ROOM MARINAという名前の宿なのに、ブザーを鳴らして出てきたのはおじいさんだった。
「あぁ、昨日予約した人だね。子供を入れて3人だっけ?パロス島はどうだったかい?」と、たどたどしい英語で、
でもとても優しく話しかけてくれた。ガイドブックには「モダンで明るい部屋」と書いてあったが、実際は古くて暗い
部屋だった(苦笑)。しかし、部屋が広く、リクエスト通りにシャワーとトイレが部屋にあったので良しとする。
1泊25ユーロ(約3300円)なので、贅沢は言えない。
あやぴーが空腹を訴えるので、早速夕飯を食べにいくことにした。ガイドブックは見ずに、ブラブラ歩く。
街の中心らしい立派な建物がある広場にはバーしかなかったので、脇道に入った。ブティックが多く、建物の雰囲気も
おしゃれ。シロス島はキクラデス諸島の首都で、古くから流通が盛んだったらしい。のんびりしたパロス島から来た
私たちはワクワクしながらウインドーショッピングを楽しんだ。
少し歩くと、ブーゲンビリアが見事な歩行者天国にぶつかった。タベルナが三軒並んでいる。
私達はメニューを見て、最初の店のテラス席に着くことにした。いくつかの料理を取り、三人でつまむ。
我が家の定番トマトときゅうりのサラダでは、きゅうりがメロンのようにおいしくてびっくり。
ハーブ入りコロッケには(パタタ・ケフテデス)、いい感じでミントとディルがが入っている。
一番のヒットだったのはドライトマトのフリッター。ガーリック味のヨーグルトソースにディップして食べるのだが、
おいしいのなんのって!家に帰ったら自分でも作ってみようと思った。あやぴー用に頼んだじゃがいも料理は
ものすごいボリュームで(ハム、チーズ、ベーコンがはさまった巨大じゃがいものロースト、たっぷりのサラダ付き。)、
栗と私も頑張って食べたが、最後まで食べきれなかった。地元の赤ワイン0,5リットルとミネラル・ウォーター
1,5リットルを頼んで、合計21,4ユーロ。安い~!
(ドライトマトのフリッター)
お店だった。ガイドブックではそれほど誉められていなかったが、私達は気に入った。(フランス版『地球の歩き方』の
ような『Guide du Routard』。有名だけどあちこちで不評の声も聞く。パロス島からの船でおしゃべりしたフランス人の
女性達ともその話題になったほど。)
ホテルに戻ると、もう11時。今日はお昼にシャワーを浴びているので、歯を磨いて寝ることにした。
宿泊したホテル(お勧め!)
Room Eleni(ルーム・エレ二)
http://www.eleni-rooms.gr
家族経営のこじんまりとしたペンション。
繁華街から10分ほど歩きますが、
その代わり、砂浜のきれいなビーチのすぐそばです。
近くにおいしいレストランがあるので
夕飯の心配はありません。
中庭で食べる朝食も魅力的。
エレニ特製のケーキやクッキー付きです。
エレニもご主人のヤニスも人当たりが良く、
とても優しいので、のんびりしたい人には
うってつけの宿だと思います。
(フランスのガイドブック「Guide du Routard」で見つけました!)
シロス島のホテル
Room Marina(ルーム・マリナ)
15, odos Petrokokkinou港から歩いて5分。
船を出て、真っ直ぐ前に進み、
時計が目印のXIOY通りの中を入って行く。
2,3本目を左折して歩いて行くと左側にあります。
安いからそれほど快適ではないけれど、
広い部屋が魅力。立地も良いです。
(フランスのガイドブック「Guide du Routard 」で見つけました!)
昼飯を食べたカフェ
Cafe Symposium
港を背にし、100の扉がある教会を左に見ながら旧市街に入っていくと、しばらくして
右手にあると思います。
二つの大通りが交わるところです。
軽く食事がしたい人に超お勧め!
クラブサンドイッチはお手軽価格の上にボリュームあり。
お店の人も優しくてすごく感じが良いです。
(フランスのガイドブック「Guide du Routard 」で見つけました!)
夕飯を食べたレストラン
Stin Ithaki Tou Ai
Odos K. Stefanouカフェが並ぶ海沿いの道の真ん中位、
港から北に銅像が見える大通り(BENIZELOY)を入っていき、
三番目の道を右折。
ちょっと歩いて行くと左側にあります。
ドライトマトのフリッターと
ハーブ入りコロッケが絶品!
テラスの雰囲気も良かったです。
次にすすむ。。。
ギリシャへのおすすめ書籍
●地球の歩き方(ギリシアとエーゲ海の島々&キプロス)●旅の指さし会話帳〈24〉ギリシア(ギリシア語)
●Michelin Green Guide Greece