
2004年10月19日(火)晴れ - アテネ
7時過ぎに私がまず目を覚ます。あやぴーが8時頃ごそごそと動き始め、9時になるとようやく栗が起き上がった。
ホテルのロビーで朝食。皮にごまがたっぷりついたパン、バター&杏のジャム、オレンジジュースにコーヒー。
別料金なので、その場で2人分10ユーロを払った。
一旦部屋に戻って身支度をした後にホテルを出る。日焼け止めクリームも忘れずに顔に塗った。
まずは明日の晩サントリーニ島に行くための夜行フェリーの予約をしておくことにした。
オフィスはホテルのすぐ近くなので、すっきりした気持ちで観光するためにも、朝一番で片付けたい事柄だった。
インターネットで予めチェックしていた船の内側の個室はいっぱいだと言われ、
外側の4人部屋のチケットを買わされた。問題があったら船でまた変えられるからと言うが、本当だろうか。
ちょっと不安になった。しかも、あやぴーは5才なので無料だそうで、支払いは2人分のチケットで済んだのだが、
無料ということはベッドがない。船のベッドは小さいだろうにどうなるんだろう。。。
色々な思いが頭をよぎったが、予約係のおじさんとの英語でのコミュニケーションがうまく行かず、
相談はあきらめることになった。「ノープロブレム!」という彼の笑顔に賭けるしかない。。。
スーパーでミネラル・ウォーターを、キオスクでおやつのクッキーを仕入れ、アクロポリスの丘を目指す。
すごい人なので圧倒されつつも、入り口に向かった。
すると、「あちらのチケット売り場でまずチケットを購入してください。」と言われたので、
栗がチケットを買いに坂道を降りた。まだ午前中だというのにものすごい日差し。
あやぴーと私は木陰で栗を帰りを待ち、チケットを握る栗を先頭にまた入り口に向かった。
すると今度はリュックサックがダメだと言う。
栗はもう一度坂道を降りて、クロークにリュックサックを預けることになった。
三度目の正直でようやく入口を通過することができた。
早くも疲れを感じたが、これからパルテノン神殿を見ると思うと胸が躍った。
人並みを避けてまず音楽堂を見た。堂々とした美しさはさることながら、その大きさに息を飲む。
古代に建てられたものだと思うと感激もひとしお。あちこちにスポットが飾られているところを見ると、
今も使用されているようだ。こういうところで音楽を聞いたら美しさも倍増だろうねぇと栗と話した。
それから劇場に進む。暑くて歩くのが大変。劇場では貴賓席があることに気が付いた。
ここでもスケールの大きさに驚き、数年間へなちょこながらも彫刻をしていた私は保存状態の良い作品に
目を奪われた。修復工事中のところが多かったが、全てが整うにはまだまだ時間がかかることだろう。
オリーブの木陰で休みつつ、イギリス人老夫婦と少しお話してから、いよいよパルテノン神殿の方角に向かうことにした。
フランス人の考古学者ブーレの名がつけられたブーレの門をくぐり、観光客がいっぱいの前門を通りすぎる。
アテナ・二ケの神殿を見ながら、更に進むと、目の前にどどどーんとパルテノン神殿が現れた。すごい!大きい!
間近で見る建物の迫力に驚く。青い空に大理石の白が映えてとてもきれい。写真で見るのと、実際自分の目で見ることは
やっぱり違う。来てよかったと思った。観光客がたくさんいたが、広いのであまり気にならない。
端に寄って石の上に座りながらしばらくパルテノン神殿を眺めた。横を見るとアテネの街も一望することができる。
日差しがますます強くなってきていたが、それが気にならないほど、胸がいっぱいだった。
パルテノン神殿を四方から眺めようと歩いて行くと、前方左に若い女性の形をした柱が数本ある建物があった。
エレクテイオンと呼ばれる寺院である。現在あるものはレプリカで、本物はパルテノン神殿裏にあるアクロポリス博物館に
保存されているそうだ。
あやぴーが「ママ、紙とペンちょうだい。」と言って、絵を描き始めた。
これが大きなお城で、こっちはお姫様のたくさんいるお城。」と、まずはパルテノン神殿、そしてエレクテイオン神殿を
指差して言った。絵を見ると、なんとなく雰囲気はわかる。「おおっ!子供が絵を描いてるぞ!」と様々な人から
声をかけられ、あやぴーははずかしそうにしていた。
最後にアクロポリス博物館に入る。中は冷房が効いていて気持ちが良い。またしても彫刻が素晴らしく、小さいながらも
見ごたえがある博物館だった。ライオン、ヘビ、フクロウ、馬と言った動物の彫刻も多く、あやぴーも見学を楽しんでいた。
その後、あやぴーの髪の毛について栗と口論。険悪なムードでアクロポリスの丘を下りることになってしまった。。。
あやぴーがおなかが空いたと言い始めた。時計を見ると午後1時半。昨晩食事をしたプラカ地区には観光的過ぎるので
行きたくないと栗が宣言し、私達は地下鉄Monastriaki駅から北上するAthinas通りを歩きながら、お昼ご飯を食べる場所を
探すことにした。暑いせいか、栗も私もあまり食欲がない。カフェの軽食で十分だと話していると、ようやく普通の
カフェに遭遇した。テラスに席を取り、ショーウインドーに置かれた食べものをチェックするため、中に入る。
お店のご主人と女主人はとても良い人たちで、ギリシャ語、フランス語、英語を混ぜながらのにぎやかな会話となった。
「お勧めはほうれん草のパイだけど、カロリーが高いから毎日食べちゃだめよ。」とマダムが教えてくれた。
私が日本人だというと、お店の客に昔日本語を勉強していたことがある人がいて、名乗りを上げたため、その後の会話には
日本語も加わった。
ようやくのことでオーダーを済ませ、言われた通りに席に戻ると、ご主人が私達が注文したものをトレ-に乗せ、
テーブルまで持ってきてくれた。あやぴーはウインナ―とフライドポテトがはさまったバゲット・サンドイッチと
フレッシュ・オレンジジュース。私はほうれん草のパイとアイスコーヒー。栗はほうれん草のパイとチーズのパイ、
そしてギリシャのMithosビール。
ほうれん草とフェタチーズが詰まったパイは、生地のバターなのか油分たっぷりで、確かにカロリーが気になったが、
味は最高。めちゃくちゃおいしくて、疲れが一気に吹っ飛んだ。1つで足りるかなぁと思っていたのだが、
最後まで食べるのが大変だったほどのボリューム。栗がその他に頼んだチーズ・パイの具はフェタ・チーズだけ。
一口もらったが、こちらもおいしかった。Mithosビールは私的にはいまいち。日本の辛口ビールが好きなので、
それに比べると重い感じがしたのだ。(でも、ビール好きの人ならおいしく飲めるはず!)
アイスコーヒーには砂糖もミルクも入れないでほしいとお願いした私だったが、いざ飲んでみるとすごく苦い。
次回は両方入れてもらおうと心に誓った。結局飲み物の中で一番良かったのは、あやぴーのためにオーダーした
フレッシュオレンジジュースだった。
楽しい食事を終えると、それまでの険悪なムードはいつのまにか消えていた。
のんびり食休みをしてから、街中を歩いてゼウス神殿の見学に行った。104本あったという立派な柱は今では15本しか
残っていないのだが、それでも見事。
たわわに実を結んだオリーブの木や青い空はニースのそれと似ているが、目に入る建物はニースにはないものだ。
古代ロマンが広がるゼウス神殿の奥には、パルテノン神殿も見え、私達がギリシャにいることを実感させてくれた。
交通量が多い地区なのに、何故かのんびりした時間が流れているのは、頭が古代と現代を行き来しているからかもしれない。
ベンチに座ってゆっくり鑑賞した。その間、あやぴーは砂の上に絵を描いて遊んでいた。
ゼウス神殿を後にし、ハドリアヌスの門を見てから、再びアクロポリス方面に戻る。
アゴラと呼ばれる古代地区を見学することになった。あやぴーがトイレに行きたいというので、ギリシャ語で受付の人に
「トイレはありますか?」と聞いてみたら、「向こうにありますよ。」と指を差して教えてくれた。
その様子を見ていた栗が、「ギリシャ語しゃべってる!」とびっくりした。
しかし、私はそれに対してのコメントをする間もなく、体をよじらせるあやぴーを連れ、全速力でトイレまで走った。
トイレを出てから、アタロス柱廊にある様々な彫刻を見た。栗はニケの彫像に出会って喜んでいた。
古代の人達も歩いていた道をゆっくり進みながら、へファイスト神殿に向かう。パルテノン神殿より保存が良い感じがしたが、
ヘラクレスをモチーフにしたという彫刻画はあまりよくわからなかった。「ここでストア派哲学が生まれたらしいよ。」
「歩きながらインスピレーションを受けることもあったのかなぁ。」などと話しながら、のんびり遺跡内を散策し、
ベンチに座ってしばらく景色を眺めた。最後に小さな教会を最後に見学してアゴラを出た。
そろそろ日が暮れ始めるところだった。
ホテルまでの近道なので、またまたアクロポリスの丘を上る。途中から丘を下り、迷うことなくホテルに戻った。
栗はベッドの上で一眠りし、その間あやぴーと私はシャワーを浴びた。8時過ぎに夕飯を取りに出かける。
今日はホテルのそばで済ませようという話になり、地下鉄Singrou-Fix駅の上にある、カフェが並ぶ広場に向かった。
家庭的な雰囲気のするお店に決め、外のテラス席に座った。
栗は大きなサイズのギリシャ風サラダを頼み、あやぴーと取り分け。あやぴーにはチキンの串焼きを1本頼んだ。
私はチキンがはさまったピタと呼ばれるホットサンドイッチ(ケバブみたいなもの)と、みんなで食べようと思って
ナスのサラダを頼んだ。ガス入りのミネラル・ウォーターを頼んで、15ユーロ位。おいしくて安くて大満足。
そこのピタは人気があるのか、テイクアウトする人がひっきりなしだった。
(奥がギリシャ風サラダ、中央がなすのサラダ、手前がチキンのピタ・ジロス。
ピタは2ユーロ位なのにボリューム満点!)
私達が泊まったホテル
Marble-House Pensionhttp://www.marblehouse.gr (Guide du Routardで見つけました! )
超お勧め!という訳ではないけど、予算がない人にはいいかも。
近くに船会社のオフィスもあります。
繁華街とは逆方向ですが、アクロポリスの丘、ゼウス神殿まで
徒歩15分位です。
お昼ご飯を食べたカフェ
名前をチェックしてきませんでした。。。(汗)地下鉄のMonastriaki駅からAthinas通りの右側を北上。
軍関係の建物を通りすぎるとすぐ先にあります。
「NERO (水)30CENT」と大きく書かれた
看板が出ているお店です。小さなカフェなので、
しっかりした食事ではなく軽食希望の方向き。
夜ご飯を食べたお店
名前の判読が定かではないんですが、"PSITOPOLEIO"
Drakoi 3-5
地下鉄Singrou-Fix駅の階段を登って
すぐの広場にあるレストランです。
テラス席がたくさんあることと、レストランの外壁に
串焼きやらお肉やらの絵が描いてあるのが目印。
次にすすむ。。。
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