
2004年10月18日(月)晴れ ニースからアテネへ
ニース発午前9時5分のフライトに乗るため、まだ暗いうちに家を出た。
今回はEチケットでお願いしていたので手元には券がない。
大丈夫だろうかとドキドキしたが、無事チェックインすることができた。
アテネへはルフトハンザ航空でミュンヘン乗り換え。フライトが遅れたので心配したが、
ミュンヘン空港は大変わかりやすく、次に乗る飛行機のゲートまでスムーズに行くことができた。
搭乗まで時間があったため、あやぴーのリクエストでLEGOの遊び場で待つことにした。
いつのまにかあやぴーだけでなく大人までが夢中になり、私はタワーを建て、栗は巨大人形を作り上げた。
巨大人形にあやぴーが帽子を乗せてフィニッシュ。ミュンヘン空港では無料でコーヒーや紅茶を出す機械まである。
温かい飲み物を手にしながらLEGOで遊んでいると、あっという間に搭乗時間となった。
ミュンヘン発11時50分の飛行機の中で、栗がミシュランのガイドブックを家に忘れてきたことが判明。
LEGOで和んだ雰囲気が一気にぶち壊しとなり、悶々とした険悪ムードになる。おまけに機内では乗務員の人数が
明らかに足りず、飲み物のサービスが異常に遅い。こんなに遅いのは初めてのことである。私の機嫌は更に悪化。
これからの行く末が心配になった。
飛行機の窓から外を見て過ごす。雪山を通った後、しばらくすると海が見えてきた。ところどころ島もある。
いよいよギリシャに着いたらしい。悶々としていた割にはあっという間のフライトだった。アテネは28度だという。
飛行機を降りると、むわっとした暑さに驚いた。
栗の大きなバックパックが一番に出てきたので、さっさと空港を出た。
METROという看板に従って歩くと、空港と街中を結ぶ地下鉄乗り場に着いた。
栗が窓口に行って大人2人分の切符を買い、みんなで電車に乗り込んだ。ちょっと安心。
空港までの路線はオリンピックのために作られたそうで、新しくてきれいだった。
最初は空いていた電車だったが、街中が近づくに連れ混んできた。
Syntagma(シンタグマ)駅で別の地下鉄に乗り換えて2つ目。
予約しておいたホテルのあるSyngrou-fix(シングル-・フィックス)駅で降りた。
事前に駅からホテルまでの道を栗がメモしてきたのだが、地図を見た私が「ありえない!」と主張。
周りの人に目印のゼウス神殿の行き先をたずね、「ほら、ごらん!」とばかりに歩き出したが、
行けども行けども右折するはずの道が見つからない。そのうち本当にゼウス神殿に着いてしまった。
感動的な美しさではあったが、今はそれどころではない。ホテルを探さないと!(汗)
私は自分の間違いを認めた。栗は「だから言っただろう。」と得意顔。今度は彼の言うように歩いて行くと、
ホテルは本当にメモ通りの場所にあった。これからは夫をもっと信用しようと決める。
重い荷物を担いでいたのに、たくさん歩かせちゃってごめん。。。
ホテルはシャワー・トイレ付きの三人部屋で1泊46ユーロ。
2泊分の料金を現金で前払いすると、女主人が部屋の鍵と建物の鍵を1つずつくれた。1階の14号室。
いかにも安ホテルっぽい小さくて暗い部屋だが、どうせ寝るだけの場所なのだからと自分を納得させた。
少し休憩してから散歩に出ることにした。ホテルを出ると丘が見えたので、そこを上ることにした。
小腹がすいたので、途中でパン屋さんに入り、おやつを購入。初めて使ったギリシャ語が通じてうれしかった。
栗とあやぴーが選んだ茶色のクッキーはシナモン味の甘食のようなもので、私が選んだブリオッシュには
オレンジのフラワー・ウォーターの香りがきいていた。どちらともおいしかった。
その丘はフィロパポスと言う。ジョギングする人、犬の散歩をする人に次々と会い、ここが地元の人の憩いの場で
あることを知る。同じ地中海だからか、うちの近くにある山を散歩しているような錯覚に陥った。
ゴツゴツした岩があったり、松林があったり、自然の様子がよく似ているのだ。
途中、のっそのっそと歩く大きな陸ガメに遭遇して、三人とも大喜び。特にあやぴー。
休憩と称し、しばし陸ガメ観察にいそしんだ。(陸ガメは歩くのが意外と速くてびっくり!)
頂上に着くと、対岸にパルテノン神殿が見えた。夕日に輝く姿は、そこだけが異空間のような印象を与えた。
アクロポリスの丘は思っていたよりずっと高い。
歩き続けるうちに、この丘にも立派な記念碑があることに気が付いた。
白い大理石で作られている上に、紀元後116年(今から約1900年も昔!)の作品とは思えない立派な彫刻が
ほどこされている。説明の看板を読むと、この記念碑は、アテネの街に文化的貢献をしたシリア出身の
フィロパポス王子のために建てられたものなのだとか。
早くもアテネの偉大なる文化遺産に触れ、感動しながら丘を降りた。オープン・カフェが建ち並ぶ通りになると、
急にガヤガヤし始めた。結構な人出で、暑いからか、誰もがフラッペを飲んでいた。
フラッペと呼ばれるアイスコーヒーはギリシャの名物らしい。早く飲んでみたいねと言いながらも、
日が落ちてきたので休憩するのがもったいなく、そのまま歩きつづけた。
Thissio(ティシオ)の駅を過ぎ、右に曲がると、またまたおしゃれなカフェが並ぶ歩行者天国となった。
道の左側はカフェやアクセサリー屋さんが続き、右側は遺跡と電車の線路。パルテノン神殿も見える。
現代と古代が入り混じる魅力的な場所。そのまま、アテネのモンマルトルと言う人もいるという
PLAKA(プラカ)地区に入る。お土産屋が集中している。日が落ちても活気があって、ひやかすだけでも楽しい。
あやぴーがおなかが空いたと言い始めたので、そろそろレストランを探すことにした。
近くに良い店があるかどうかガイドブックを見て、「超観光客向けではあるが,楽しいお店」と紹介されていたところに
行くことにした。テラス席に座ると、お兄さんが1,5リットルのミネラル・ウォーターとパンを持ってきてくれた。
「8皿選んで30ユーロと言うコースはいかがですか。飲み物付きですよ。」と言う。ちょっと高いんじゃないかと思ったが
(ニースに比べれば安いけど)、栗が「最初の夜だからいいじゃん。」と言うので、コースでお願いすることにした。
お兄さんが大きなお盆にたくさんの料理を載せてやってきた。その中から好きなものを選ぶというシステム。
お盆にないものはオーダーする。どれもおいしそうでワクワク。最初は8皿も食べれないと思ったが、なんのその。
1)ギリシャ風サラダ(トマト、きゅうり、オリーブ、玉ねぎ、フェタ・チーズのサラダ)
2)チャジキ(きゅうりのヨーグルトソース・サラダ)
3)辛いチーズのペースト(栗のリクエストにより)
4)肉団子のトマトソース
5)ドルマ?(お肉などが入った具をぶどうの葉っぱで包んだもの)
6)トマト、ピーマンのライス詰め
7)ソーセージ(その場で、お酒をかけて火をつけて、フランベ!)
8)フライドポテト(あやぴーのリクエストにより。汗)
(写真手前からギリシャ風サラダ、中央左がツァジキ、右がドルマ、一番奥が辛いチーズのペースト)
定番のギリシャ風サラダやチャジキ、ドルマは、予想を裏切らないおいしさだった。
肉団子のトマトソースは学食に出てきそうな感じの懐かしい味。私達のテラス席からはキッチンが見えて、どうやら
中にいるおばちゃん達が作っている料理らしいということがわかった。それで温かい味がするのかもしれない。ちょっとクセのあるものが好きな栗は、辛いチーズペーストがおいしいと大喜び。一方の私はピーマンのライス詰めが
気に入った。中のライスがあっさりとしたトマトソース味で、外側のくたっとしたピーマンの味とバッチリだったのだ。
しかし、一番驚いたのはソーセ―ジ。あやぴーのために頼んだ一品なので全く期待していなかったのだが、フランベの
おかげか味にコクがあって、とてもおいしかった。飲み物にオーダーした赤ワインも悪くない。よく食べて、よく飲んで、
大満足。一気に幸せな気分になった。食事が終わると、干しレーズン入りのセモリナ粉のケーキがデザートに出てきた。
シナモン味で、甘いけどおいしい。
ホテルまで歩いて帰った。栗はあやぴーを途中まで肩車。部屋に戻ると、すぐさまシャワーを浴び、
早々にベッドに入った。シングルベッドが三つ並んでいて、あやぴーは真中の補助ベッドで寝た。
「川の字」という言葉を思い出し、懐かしくなった。
私達が泊まったホテル
Marble-House Pensionhttp://www.marblehouse.gr (Guide du Routardで見つけました! )
超お勧め!という訳ではないけど、予算がない人にはいいかも。
近くに船会社のオフィスもあります。
繁華街とは逆方向ですが、アクロポリスの丘、ゼウス神殿まで
徒歩15分位です。
夕飯を食べたレストラン
"SHOLARHIO" Ouzerie Kouklis14, Tripodon, Plaka
毎日営業
(Guide du Routardで見つけました! )
わざわざ足を運ぶほどではありませんが、
プラカ地区にいたら、一度行ってみてもいいかも。
感じが良いお店です。
次にすすむ。。。
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