
(クレタ島南西部に位置するSOUGIA。
ガイドブックでは人口100人となっていたが、絶対それ以下だと思う。。。)
2005年10月27日(木)晴れ - ハニア→スーヤ(SOUGIA)
昨晩はお向かいのバーからライブ演奏が聞こえていたので、ちゃんと寝れるか心配だったのだが、
疲れていたのかすぐに寝入ることができた。しかも、朝は私にしてはちょっと遅め8時起床。
たくさん寝たようだ。腹筋体操をしていると、あやぴーが起きてきたので、テレビのスイッチを入れ、
「リロ&スティッチ」を見てもらった。その間に、さくっとヨガ、フェイスケア、顔面体操と言った
いつものメニューを一通り終えた。栗は9時近くに起床。
今朝はパンを買ってきて、部屋の中で簡単な朝食を取ろうと話していたので、私が代表として
パンを買いに行くことになった。お目当ては、ギリシャ人がよく手にしている輪っか型のパン。
あやぴーからはパン・オ・ショコラのリクエスト。宿の近くにあるケーキ屋さんをのぞいてみたら、
両方なかったので、やはりパン屋を探した方が良さそう。そういえば、市場の中にパン屋があったっけ!
速足で市場の中に入っていく。この市場は半分以上がおみやげ屋さんなのだが、朝が早いせいか、開いているのは
魚屋、肉屋、パン屋のみで、どのお店も地元の人達でにぎわっていた。
ようやくパン屋を見つけた。栗と私用にゴマのついた輪っか型のパンを2つ、あやぴー用にパン・オ・ショコラを
1つ買った。輪っか型のパンは1つ0,42ユーロなのだが、パン・オ・ショコラはそのほぼ3倍、1,2ユーロもする。
クレタ島には牛がいないという話なので、バターが高くつくのだろう。もちろん、チョコレートもだが。
帰り道にあった小さなカフェで、あやぴー用にフレッシュ・オレンジジュースをテイクアウトした。今朝の買い物は
全てギリシャ語で行なった。単語をポツポツ発音するだけではあったが、無事に買い物ができたばかりでなく、
パン屋でもカフェでも、感じの良い対応をしてもらえたのがうれしかった。
地元の人達とコミュニケーションを取る楽しさは、旅ならではだとつくづく思う
部屋に戻ると、栗はまだベッドの中だった。さっさと起きてもらい、共同キッチンでコーヒーを煎れてきてもらった。
テーブルを動かし、部屋の中で朝食。輪っかのパンは、オレンジのフラワー・ウォーターの香りがした。
よく噛むと、クローブやシナモンの味もする。おいし~い!人によって好き嫌いが分かれそうだが、
私はこのパンが気に入った。トライしてよかった!
朝食後、身支度をしてから荷造り。午前中は最後のお出かけとして公園に出かけた。市場の南側を更に5分ほど歩いていく。
公園の中には素敵なテラス・カフェがあり、ギリシャ人ファミリーでにぎわっていた。この公園には少し動物がいて、
クレタ島にしか生息しないという山羊「クリクリ」を見ることができる。クリクリの敷地に近づくと、
ものすごく獣の匂いがするので驚いた。ギリシャ人の子供達がクリクリに枯葉をあげているのを見ると、
あやぴーも真似をして枯葉を拾い始め、それをクリクリが食べてくれたので大喜びだった。
その後、立派な遊具コーナーを見つけたので、休憩がてらあやぴーを放牧した。
栗とあやぴーを置いて一人で写真を撮っていると、ギリシャ人のおじいさんから「ヤポニカ?」と声をかけられた。
おじいさんは、昔軍隊にいて、横浜に10日間滞在したという。私が横浜出身だと言うと、とても喜んで、
「コーヒーでも。」と言われたのだが、特に話すこともないので丁重にお断りした(笑)。その場で立ち話を続ける。
おじいさんが今でも覚えている日本語が一つだけあるというので、教えてもらった。
それは、「ちょっと待ってね。」という日本語だった。完璧な発音。「お上手ですねぇ!」と言うと、おじいさんは
気をよくしたようで、韓国語の「ありがとう。」も知っていると教えてくれた。日本の前に韓国に停泊していたのだそう。
おじいさんの英語は理解しにくく、会話をするのが大変だったが、なんだかうれしかった。
日本に親近感を感じてくれる人と話すのはいいものだ。もちろん、場所によっては気を付けなくちゃいけないし、
ホイホイと誘われるがままについていってはいけないと思うけど(特に一人旅の若い女性は注意!)、
ハニアではその心配はあまりなさそうな感じがした。
12時前に宿に戻り、いよいよ出発の準備をした。大きなバックパックは宿で預かってもらい、小さなリュックサックを
一つ持ってランチに出かけた。近くの広場にあるカフェに行く。ここは初日に朝食を食べたところ。テラス席に腰かけて、
フレッシュ・オレンジジュースとバゲット・サンドイッチを頼んだまでは良かったのだが、具はどうするかという
段階で困ってしまった。若いウエイトレスさんは英語が苦手で、ギリシャ語しか話せないと言う。私達はと言えば、
全くギリシャ語がわからない。栗と私はあわててガイドブックを開き、ギリシャ語の単語を書き写したメモ帳を取り出し、
たどたどしいギリシャ語でやり取りすることになった。時には言葉が見つからず、ジェスチャーで説明しながら、
バゲットにはオリーブオイルを塗ってもらうこと、あやぴーの具はトマト、チーズ、ゆで卵、栗と私の具はトマト、
チーズ、ハムということで決定した。これだけ決めるのに一苦労だったので、ウエイトレスさんも私達も、オーダーが
済んだ後、なんだか笑ってしまった。
バゲットサンドイッチは、バゲットにゴマがついていて、手作りのシンプルな味。食べすぎが続いていた私達には
ちょうどいい感じだった。フレッシュオレンジジュースのおいしさは言うまでもなし。太陽の下、ぽかぽかするのが
いい気持ち。周りを見ると、ギリシャ人ファミリーもフラッペ(アイスコーヒー)を飲んでいたり、子供にサンドイッチを
食べさせていたり、のんびり過ごしているようだった。広場は歩行者天国なので、車が入らないというのは子連れには
ありがたい環境。食後にエスプレッソを飲み、引き続き太陽を浴びながら食休みをした。すると、昨晩のデブ犬を発見!
広場で寝ていたのだが、その姿がまるでブタだったので、あやぴーも「あ、昨日の犬だ!」とすぐにわかったようだった。
宿に戻ってバックパックを受け取り、オーナーのネクタリオスにお別れを言った。これからSOUGIA(スージアと呼ぶのかと
思っていたら、スーヤと発音する模様)に行くことを伝える。本当はパレオホラに行きたかったけど、車酔いを考えて
スーヤにしたと言うと、「スーヤの方がくねくね山道だよ!」と言われて大ショック。先に聞けばよかった。。。(涙)。
私があまりにもショックを受けているのを見てか、「酔い止め薬を飲めば大丈夫だから。」と薬の名前を薬局の場所を
教えてくれた。ネクタリオスに御礼を言い、宿を後にする。教えてもらった薬局はちょうど長距離バスターミナルに行く
途中にあったので、中に入って薬を買い、すぐに飲んだ。本当は乗車一時間前に飲むのがベストらしいのだが、
止むを得ない。あやぴーにも半分だったら飲ませてよいと言われたので、錠剤を半分に割って飲ませた。
明日は祭日。そのせいか、長距離バスターミナルはものすごい人で混雑していた。スーヤ行きのチケットを買い、
アナウンスが入ったところでバスに乗り込んだ。昨日の帰りは、バスの真ん中辺りに座ったのだが、揺れが少なく、
車酔いをしなかったので、今回も真ん中辺りに座ることにした。栗とあやぴーが横に並び、私は一人で別に座った。
街中を抜けるとオレンジ畑が広がった。見渡す限りオレンジの木。オリーブの木の存在がかすんでしまうほどであった。
あやぴーと栗がカードで遊んでいる姿を微笑ましく見ていた私だったが、しばらくすると眠気に襲われた。
次に目を覚ました時には高い山の頂上にいた。一時間ほど寝ていたようだ。栗とあやぴーは途中で山羊を見たそうだ。
そして、間もなく私も羊や山羊の集団を発見した。広大な山々、アンダルシアを思い出させる大きな大きなオリーブ畑、
荒々しい土地、青い空、、、都会的なハニアとは打って変わった雰囲気にワクワクし始めた。
今度はあやぴーが寝入ってしまったので、栗とおしゃべりしながらバスからの景色を楽しむ。
後ろに座っていたおじさんが、絶景スポットになると、「スーヤ!スーヤ!」と声をかけてくれるので、
その様子に笑いつつも、とてもうれしかった。
栗曰く、予約を入れた宿のご主人が「バスだとスーヤには午後4時に着くはず。」と言っていたらしいのだが、
その通り午後4時に到着した。ビックリ。あやぴーも目を覚ました。バスを降りると、目の前がビーチ。
「宿はどうかね?」と客引きのおじさんに声をかけられたので、予約している宿の名前を告げると、親切にも
行き方を教えてくれた。レストランが数軒並ぶだけで、目の前は海、後ろは山という静かな環境。
ハニアより暖かい感じがする。

(スーヤの宿。このお花の向こう側が私達の部屋。)
電話で予約を入れていた宿に行くと、バスで一緒だったドイツ人の中年のおじさんと再会した。
花が咲き乱れるお庭。普通の一軒家のようでもある。中からおばさんが出てきて私達を見ると、ドイツ語で
「4人?」と聞いてきたので一瞬焦ったが、ドイツ人のおじさんが、「僕は一人で、こちらは三人。」と説明してくれた。
すると、「あっ、昨日電話くれた人ね!」と、ようやくおばさんも事情を理解してくれた。よかった。。。
(宿の人はおじさんもおばさんも本当に英語はダメらしい。ギリシャ語とドイツ語しかわからないというのは
本当だった。涙)
私達の部屋は宿の門をくぐってすぐの場所。テーブルセットがあるテラスからお部屋に入ると、シングルベッドが3つ
(2つがくっついていて、1つがちょっと離れて入る)、広いシャワールームつきの浴室、トイレ、冷蔵庫、ガスコンロに
小さなお鍋、食器までついている。ハニアの宿よりずっと広くて1泊25ユーロ。1人につきではなく、1室で。
安い~!
調理ができそうなのと、明日は祝日なので、まずはスーパーで買い出し。朝食用のインスタントコーヒー、ココア、
ミルク、ヨーグルト、そしてパン。ミネラルウォーターも。明日はハイキングに行くので、ピクニック用のパンに
サランラップに包まれたチーズ、りんご、クッキーなども買い込んだ。
レジのお兄さんはとても人なつっこくて、色々おしゃべりしているうちに、「なんでスーヤに来ることにしたの?」と
聞かれた。フランスのガイドブックに載っていたからだと答えると、とてもうれしそうだったので、私がWEBサイトを
運営していて、ニースに帰ったらレポートを書くこと、そうしたら日本人が来ることもあるかもしれないことを話すと、
それなら、スーパーに感じの良い男性がいて、ガールフレンド募集中だと書いておいてくれと言うので、その場にいた人
みんなで大笑いとなった。その後、私が「ここはハニアニ比べてずいぶん暖かいわね。」と感想を述べると、
「南なんだから当り前じゃないか。」と突っ込まれ、今度は私が笑われる番になった。確かに。。。(笑)
一旦宿に戻り、ミルクやヨーグルト、チーズなどを冷蔵庫に詰めた後、一息つこうとカフェに出かけた。あやぴーは
フレッシュ・オレンジジュース、私達はフラペ(アイスコーヒー)を飲んでゆっくり休憩。海が目の前に見えるテラス席。
静かできれいな場所。南に来て良かったと思った。
午後5時。また宿に戻り、今度は水着に着替えて泳ぐことにした。宿のおばさんは、意思疎通がほとんど不可能なのに、
何かと話しかけてきてくれる。「バーニョ、バーニョ。」と言われた。「泳ぎに行くのね。」と言いたいのかなと思い、
私も「バーニョ、バーニョ。」と泳ぐ真似をして答えた。
ビーチまでは徒歩1分。砂浜ではなく小石のビーチだったので、ニースを思い出した。タオルを敷いて、その上で服を脱ぐ。
あやぴーと栗はすぐに水遊び。それほど冷たくないと聞いて、私も中に入ることにした。最初はひんやりしていたが、
一旦慣れると温かい。外が温暖なことも手伝ってか、とても良い感じだった。一足先に沖まで泳がせてもらい、
その後栗と交代して、今度は栗が泳ぎに行った。チューバは忘れたが、マスクは持ってきていたので水中を見る。
ハニアのビーチにいた虹色の魚が、小さいのから大きいのまで色々いた。その後、陸に上がり、重さ1キロくらいの石を
探して、腕を鍛える運動をした。片手に石を持って、ひじを曲げて上下に動かす。腕の運動をするのは久しぶりだったので、
辛さも心地良いものだった。
その後もう一度水の中に入ったのだが、日が山に隠れはじめると、急に水が冷たく感じられるようになった。
タオルで体を拭いて、急いで洋服を着て宿に戻る。おばさんに、「クリオ!クリオ!」と笑われた。
「クリオ」というのはギリシャ語で「寒い」という意味だと栗が思い出した。私達も「クリオ!クリオ!」と
答えながら、部屋に入った。
早速シャワーを浴びる。お湯の温かさがありがたい。その後、あやぴーと私は神経衰弱で遊び、クリはガイドブックを
読んで過ごした。おなかが空いたのでビスケットをつまんだが、空腹感がおさまらないので、夕飯に出かけることにした。
午後7時半。ガイドブックに出ていたレストランに入る。全テラス席。野良猫がウロウロしていたので、あやぴーは
大喜びだった。トマトときゅうりのサラダ、ワインの葉の肉詰め、ダコタ(ギリシャ風サラダがトーストの上に乗っかった
ようなもの)、あやぴー用のお肉としてチキンナゲット、それにスブラキ(焼き鳥のような串焼き肉)を4本注文した。
まずやってきたのはガーリックトースト。お店のサービスらしい。
その後、頼んでいないジャジキ(きゅうりのヨーグルトソースサラダ)がやってきて、栗が大喜びで食べていると、
ウエイターさんが来て、「あっ・・(汗)。」という顔をした。私達もそれを見て焦った。ジャジキはサービスではなく、
間違えて私達のテーブルに運ばれてしまったもののようだった。ごめんなさい~。食べちゃいました・・(汗)。「申し訳ないので、注文票に加えておいて下さい。」と申し出ると、ウエイターさんから「いいです、いいです。
サービスということで。」と言われてしまった。すみません。。。(汗)
ワインは赤のハウスワインを頼んだのだが、ハニアのそれと同様、やはり甘い味がした。
スブラキは4本ではなく5本だった上に、フライドポテトまでついていたのだが、しっかり食べて、おなかがはちきれそうに
なった。あやぴーもよく食べてくれた。その後、野良猫と楽しそうに遊んでいた。残りのフライドポテトを試しに
やったら、子猫が食べたので驚いた。よっぽどおなかが空いているんだな。。。
(そういえば、クレタ島で見る野良猫はみんな痩せている。太った猫にはまだ一度も会ってない。)
隣のテーブルの中年4人組はフランス人だった。2組のご夫婦。「野良猫はノミがいるから気をつけて。」と言われたので、
あやぴーに子猫を抱っこしないように注意した。あちこちのテーブルで、お客が野良猫に食べものを与える様子が見受け
られたのだが、食べものの取り合い合戦に一匹の大型犬が登場。「ワンッ!」と大声を出し、力で猫達を萎縮させる姿に
非難の声が上がった。そして、その犬がどれだけ愛想をまこうとも、誰もその犬には食べものをあげなかった。
犬君、作戦失敗なり。。。
ミネラル・ウォーターを飲みながらのんびり食休み。お会計を頼むと、サービスだと言って、ラキを頂いた。
ラキはぶどうで作られる蒸留酒。グラッパのような感じである。喉元がカーッとするが、飲み心地が良い。
お会計の方はこんなに食べて21,70ユーロ。やっぱり安いわ~。
帰り際、フランス人の男性二人組に声をかけられ、少しおしゃべりした。二人はあやぴーが踊る姿に感銘を受けたそうで、
「バレエを習っているんですか?」と聞かれた。いいえ、全く習っておりません。天然なのです・・(笑)。
お互い、これまでいた街の感想を話し合い、これからの旅行予定などについて情報交換した後、お別れを言って
レストランを出た。
ビーチの辺りにつくと、あやぴーを肩車していた栗が「空をみてごらん。」と言った。
顔を上げると、星がたっくさん!!!天の川を見たのは久しぶりで感動だった。ネオンのない、灯りのない、
とてもきれいな夜空。あまりにも星が多くて、あまりにも闇が暗くて、恐いくらい。
宿に戻って洗濯もののすすぎをする。浴室に桶があったので、ご飯を食べに行く前につけ洗いしておいたのだ。
テラスには洗濯ロープと洗濯ばさみまで備え付けられている。ありがたい。私は洗濯物を干し、その間栗があやぴーに
歯を磨かせた。夜の10時を過ぎていたせいか、あやぴーは早々に眠りについた。
昼ご飯を食べたお店
名前は不明
platea Mitropoleosodos Halidon沿いにあるカテドラルの裏。
広場の真中くらいで、
軒下に食べものの絵が描かれた
看板が出ています。
サンドイッチやパイもあるので
朝食にもランチにもオススメ。
オーナーの奥さんがフランス人なので、
オーナー夫妻がいれば英語・仏語OK。
でも、他の人たちもみんな親切です!
スーパー
お店の名前は不明。海から北上する通りのすぐ右側。
絵葉書やビーチグッズが
置いてあるのが目印。
夜ご飯を食べたお店
( Guide du Routardで見つけました!)REBETIKO
海から北上する通りの右側。
観光客しかいないけど、
ビーチの前にあるレストランに比べて
良心的な雰囲気。
頼んだものはどれもおいしかったです!
宿泊場所
( Guide du Routardで見つけました!)PARADISOS
tel.28-23-05-13-59
バス停を降りたら、
ビーチを背にして右側に進む。
角を曲がり、まっすぐ行くと左側。
お花が咲き乱れている宿です。
私達は1階のテラス付きの部屋でした。
広くて、シャワールームもきれいで、
冷蔵庫、ガスコンロ、食器つき。
オフシーズンだったからか
なんと1泊25ユーロでした!
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