
(ハニアの港。白いのはオスマン・トルコ時代のモスク。)
2005年10月25日(火)晴れ - ハニア
7時半起床。一人で体操やヨガしていると、あやぴーが目を覚ました。
私は日記を書き、あやぴーはお絵かきをしてしばらく過ごしていたのだが、9時近くになってきたので、
テレビをつけた。「リロ&スティッチ」が出たので、あやぴー大喜び。
栗もようやく起きたので、みんなで朝食を取りに出かけた。
宿の近くにある広場のカフェに座る。
フレッシュオレンジジュースを頼み(何と2ユーロ!ニースではありえない安さ。)、栗はパン・オ・ショコラ、
あやぴーはクロワッサンを食べた。私はせっかくなのでクレタ島のチーズパイとやらを頼んでみた。
クラッカーのような食感のパイをかじると、ハーブが練りこまれた山羊のチーズが入っている。
あっさりしておいしい。日常生活では時間に追われ、朝はバタバタとあわただしく過ごしているが、バカンス中は違う。
時間があるのでのんびりできる。三人で向き合って、おしゃべりしながらの朝食は楽しいものだとしみじみ思う。
一旦ホテルに戻って身支度をしてから、いざ出発。まずはバスターミナルに行き、バスの時間を確認した。
それからツーリストインフォメーションに寄り、街の地図をもらった。これで一安心。観光を始めることにする。
「とりあえず港に行ってみよう!」と歩いていった。良いお天気で、海も空も青い。小さな港を囲むようにカフェや
レストランが建ち並んでいるところは観光地っぽい。水の中をのぞいてみると、小魚がたくさんいた。あやぴー大興奮。
白いモスクを通り過ごし、港に沿って散歩を続ける。水際に猫がいるのを発見。何かを狙っている様子なので、
猫が見ている方向に視線を移すとカニがいた。しかも体長15センチ位の大きなカニ。私たちがニースで見るカニは
小さなものなので、「ここにもいる!」「あっちにもいる!」と家族でカニ探しに夢中になった。
白いモスクを通り過ぎ、しばらく歩き進めると、今度は石で造られた大きな倉庫がいくつか並んでいるのが見えた。
ベネチア時代に建てられた倉庫らしい。ハニアにはオスマン・トルコ軍に占領されていた時代のトルコ風建築物があり、
また、ベネチアに占領されていた時代のベネチア風建物も多く残っている。
実は、ビーチがあるかどうかチェックしたくて歩いていたのだが、ビーチを見つける前に児童公園を発見してしまった。
当然のようにあやぴーが遊びたいと言うので、公園で休憩することにした。あやぴーはブランコに乗って遊んでいたが、
ギリシャ人の少し年上の女の子と友達になり、一緒に遊んでもらって喜んでいた。
栗と交替で周りを歩いてみる。ちょっとしたビーチがあるのがわかったので、その先には進まず、石造りの倉庫がある
辺りのベネチア地区を歩いてみることにした。裏通りは生活の香りがして楽しいのだ。おばあさんが通りかかったので、
「ヤーサス!(こんにちは。)」とあいさつしたところ、「ヤースゥ!」と返事をされ、ギリシャ語でのおしゃべりが
始まった。何を言っているのか全くわからず、栗と顔を見合わせた。おばあさんは私達が全く理解していないことを
ものともせず、息継ぎする暇もないほど一人でしゃべり続けた。もしかしたら、道に迷ったと思われて、
親切に中心街への戻り方を教えてくれていたのかもしれない。もしかしたら、全然違う話なのかもしれない。
「困ったなぁ。」と思いながらも最後まで笑顔で話を聞き、おばあさんの話が一段落したところで、
「エフハリスト。(ありがとう)」と御礼を言って、その場を立ち去った。
ところが、1分も経たないうちに、今度は別のおばさんから話しかけられてしまった。おばさんは大きなタッパ-ウェアを
持って、私たちのずっと前を歩いていたのだが、私達の話し声が聞こえたのか、ふとこちらを振り返ると、そのまま
近づいてきたのだ。ひえ~っ!(汗)。やっぱり何を言っているのかわからない。さっぱりわからない。
だけど、そのことを伝える術もない。やはり笑顔で話を聞いた後、会釈をしながら、おばさんと別れた。
栗はその場でリュックサックを開き、ガイドブックを取り出した。「これを覚えておかないとダメだ!」と言って、
「ゼン・カタラヴェノ・タ・エリニカ」と何度も繰り返した。私も一緒に繰り返した。
今回のギリシャ旅行で一番最初に覚えたギリシャ語、「私はギリシャ語がわかりません。」と言うこの文である。。。
静かな裏通りをのんびり歩き続けると、変わった形の教会がある広場にたどりついた。
ガイドブックを見てみると、ここはAgios Nikolaos。ギリシャ正教会なのだが、オスマントルコ占領時代に
イスラム教の塔が付け加えられたという。教会前の広場は緑が多く、心地良い場所だったので、しばらくその場に
とどまった。あやぴーは落ち葉を拾って遊んでいた。
更に道を進んで行くと、急に人通りが多くなり、ブティック街にぶつかった。
今までの静けさとは打って変わったにぎやかさである。そろそろお昼ご飯の時間。
市場の近くにいたので、市場の中に入ってのぞいてみたのだが、ギリシャ風サラダが食べたかった私たちには
ピピッと来るものがなかった。「さっきの変わった教会の広場にお店があったと思う。」と栗が言い、
元来た道を引き返すことになった。「ええっ、あんなところまで歩かなくちゃいけないの?!」と
おなかの空いていたあやぴーと私は不機嫌になった。しかし、代理案を出すこともできなかったので、
おとなしく歩を進めた。意外とあっさり広場に到着。
何軒かタベルナ(食堂)があったのだが、その中で一番人が多くいたテラス席のお店に入ることにした。
看板には「新鮮な食材を使って、毎日調理する」と書かれていた。どうやら家族経営のお店。
体格の良いご主人が調理をし、奥さんらしい女性が給仕。端の方のテラス席で、息子が友達とカード遊びをしていた。
私はギリシャ語がイタリア語のように聞こえるのだが、栗はとっては日本語に似ているらしい。
「今、誰かが「じゅんこさん」って言ってたよ!」と言うので、「じゅんこさん」と言うのはいくらなんでも
ありえないと笑っていたのだが、カード遊びをしていた子供の一人が、「見せて!」と叫んだ。
聞き間違いかもしれないが、確かに「MI-SE-TE」と聞こえた。シチュエーション的にもぴったりだったので驚いた。
ギリシャ語は難しい。。。
そうこうしているうちに料理がやってきた。一年ぶりで食べるギリシャ風サラダ。野菜が新鮮で、オレガノが最高~!
栗の好きなジャジキ(きゅうりのヨーグルト和えサラダ)もおいしかったし、あやぴー用に頼んだフライドポテトは、
冷凍ものではなく、ちゃんとじゃがいもから作られていた。肉団子も頼んだのだが、軽い食感で、いくらでもパクパクと
食べてしまえそう。ミントが入っているのも良い感じだった。どれも素朴で家庭的な料理。とってもうれしかった。
飲み物はミネラル・ウォーター。ペットボトルにSAMARIAと書かれているのを見ると、クレタ島南部にあるサマリア渓谷の
水なのだろうか。ワインも頼む。クレタ島のハウスワイン(赤)。匂いはぶどうジュースのようだが、飲んでみたら
意外と強い。松やにのような甘さもする。不思議な味に首をかしげた。食後にエスプレッソを頼んで、合計15ユーロ。
やっぱりギリシャは安くていいなぁ。。。(感涙)
続きを書く前に告白します。旅行中に間違えてデジカメの画像を「全て」消去してしまいました。
そのせいで、本日の食事の写真はありません。掲載している写真は後日ハニアで撮りなおしたものだということを
注意書きしておきます。
そのせいで、本日の食事の写真はありません。掲載している写真は後日ハニアで撮りなおしたものだということを
注意書きしておきます。

(オスマントルコ時代の塔がオリエンタルなAgios Nikolaos。)
宿に一度戻ることにした。私が先頭を歩いていたのだが、一度も躊躇することなく、道を間違える事もなく
たどり着けたので、栗に感動された。全員水着に着替え、その上に洋服を着て、バスタオルなど海水浴の準備をして再出発。
ハニアの市街地図にあったNea Hora Beachまで歩いていくことにした。
栗が「こっちじゃない?」と言った道を歩いて行くと、高台に着いてしまった。円形の砦。
せっかくなのでハニア市街を高台から臨むことにする。宿の近くにあるギリシャ正教会や、ランチをした広場の
オリエンタルな正教会がよく見えた。青い海も。
住宅街と思われる場所を20分ほど歩いた後、ビーチを目指して北上した。遠くに砂浜が見えたので、あやぴーは喜んだ。
適当な場所で階段を降り、砂浜に荷物を置いた。洋服を脱いで水着になる。早速あやぴーは貝殻を探し始めた。
栗は砂遊び。先に泳がせてもらうことにした。
水が冷たく感じられて、なかなか全身を水に浸かることができずにいたのだが、一度入ってしまえば後はOK。
少し泳いでから陸に戻り、マスクとチューバをつけてシュノーケリングした。岩場の方に魚がいたのを確認した後、
一旦陸に戻ってクッキーを探し、一つ手にして再び岩場に向かった。
クッキーを水中でくずすと魚が寄ってきた。黒と茶色の縞模様の魚、頭から尻尾まで虹のようなグラデーションをしている
カラフルな魚、緑と茶色のような色の格子柄の魚。ニースの海で見る魚もいた(グレーの小さな魚や、SAUPEという
グレーに黄色の線が入った魚)。水がやはり冷たいのか、段々耳が痛くなってきた。陸に上がる。外の空気が暖かく
感じられた。
栗は相変わらずあやぴーと砂遊びをしていた。私がのんびり休んでいると、あやぴーから「ママ、貝殻さがしてきて。」と
指令を受けた。昨年行ったパロス島とは違って、ここのビーチにはあまり貝殻がない。苦労していると、鴨を3羽発見!
急いでクッキーを取りに戻り、小さく切って鴨達に投げてやった。すると、鴨達がついてきたので、栗とあやぴーを呼び、
三人で見学した。クッキーがなくなると、あっという間に鴨は姿を消した。栗とあやぴーも砂遊びに戻り、私はと言えば、
「ママ、ちゃんと貝殻探してね。」と念を押されて、再び貝殻を探す羽目になった。とほほ。(涙)
日が照ったり、雲が出たり。少し風も吹いていると言うのに、ビーチには泳ぐ人が後を立たない。
ニースでは「毎日海に行けば一年中泳げる」と言われていて、実際、毎日海で泳いでいる人が私の周りにも結構いるので、
ここでもそうなのかもしれない。栗もようやく砂遊びを止めて、水の中に入っていった。
午後5時半を過ぎたのでそろそろ帰ることにした。今度は住宅街を通らずに、ぐるっと海沿いを歩いていくと、
ハニアの港にぶつかった。今朝とは逆側からの眺めである。とは言っても、やはりカフェやレストランが建ち並んでいて、
恐ろしく観光地っぽい。それでも、夕方の優しい光に包まれた景色は絵葉書のようだった。
裏通りを散策してみる。港の近くは、裏通りと言ってもブティックや装飾品のお店が多く、やはり観光地の香りがした。
あやぴーが疲れたと言うので宿に戻る。本当は栗と二人で今後のプランを練る予定だったのだが、栗もあやぴーと一緒に
寝てしまった。仕方ないので、一人で共同キッチンに行き、紅茶を煎れてから、ガイドブックを読んだ。
それからシャワーを浴びた。
栗とあやぴーが目を覚ましたのは午後8時だった。各々シャワーを浴びた後、みんなで夕飯に出かけた。
昨晩と同じカフェに行く。混んでいたのだが、室内に一つ空席があったので、そこに座った。
今晩もまたジロス(ケバブ)を食べる。それプラス、トマトときゅうりのサラダを頼んだ。
あやぴーもジロスを食べると張り切っていたのだが、お肉はほぼ全部拒否だった上、半分しか食べなかったので、
栗は怒っていた。飲み物はあやぴーがファンタ・オレンジで、栗と私がフラッペ(アイスコーヒー)。
栗はフラッペは食事に合わないと言う。私はそんなことないと思うんだけど。。。
ウエイトレスのお姉さんが昨日も来たのを覚えていてくれてとても親切にしてくれた。
食事の後、皮革製品が並ぶSkridlof通りを歩いた。閉まっているお店も多かったのに、強い皮の匂いがした。
そのまま港に向かう。昼間の「いかにも観光地」という雰囲気とは一転して、ロマンチックな感じ。
あまりの違いに驚いた。暗闇の中に輝く光が素敵で、港を一周した。建ち並ぶレストランのウェイターさんから
ひっきりなしに声がかかった。私達にではない。あやぴーに、である。ディスコの守衛さんも、さすがに
「中に入りませんか?」とは言わなかったが、あやぴーに手を振って、ウインク。
「今からこれでは大きくなったらどうなるんだろう。」と栗は一人で心配していた。。。(笑)
ブラブラ歩いてから宿に戻った。あやぴーは昼寝をしていたにもかかわらず、歯みがきを済ませると
すぐに寝入ってしまった。私達も大まかにこれからの予定を決めてから就寝。
今夜はバーからの音楽が聞こえないのでよく寝れそうだ。
朝ご飯を食べたカフェ
名前は不明platea Mitropoleos
odos Halidon沿いにあるカテドラルの裏。
広場の真中くらいで、
軒下に食べものの絵が描かれた
看板が出ています。
朝食はもちろんのこと、
サンドイッチやパイがあるので
ランチにもオススメです。
昼ご飯を食べたお店
Platanosplatea 1821
市場を北側から出て、
odos Tsuouderonを東に進む。
odos Daskaloyanniにぶつかったら左折。
そのまままっすぐ行くと、
右手に広場があります。
家庭的なお料理がリーズナブルに
食べれるせいか、地元の人達も
たくさん食事に来てました!
夜ご飯を食べたお店
Time Outplatea 1866
(Guide du Routardで見つけました! )
港からodos Halidonを南下するとplatea 1866にぶつかります。
お店は広場の左側。角にあります。ガラス張りの壁が目印。
宿泊場所
Pension Mme Bassia45-51, odos Betolo
(Guide du Routardで見つけました! )
値段が安いのと、共同キッチンがあるのと、立地が良いのが魅力。
でも帰国直前に宿泊した別の宿の方が、ここより良かったので、
次回はここではなく、そちらの方に泊まると思います。
詳細は旅行記後半をご覧下さい。
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