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Greece : West Crete


クレタ島旅行 (2005年10月24日~11月6日) あやぴー6歳2ヶ月



(クレタ島南西部。SougiaからAgia Roumeliに行く船で。)

はじめに・・・


昨年のギリシャ旅行ですっかりギリシャの魅力に取りつかれてしまった私達。
今年のバカンスも、あやぴーの秋休みにあわせてギリシャに行くことになった。
でも、ギリシャは広い。島もたくさんある。
どこに行こうかと話していると、夫から「クレタ島は?」という声が上がった。私は一瞬考えてしまった。
クレタ島に興味がないからではない。むしろその逆なのだ。クレタ島は私の人生を大きく変えたと言っても
過言ではないほど思い入れがある場所。今行ってしまっていいのだろうかという思いがよぎった。
でも、きっとこれも何かの縁。夫の誘いに乗ってみることにした。

クレタ島と私の出会いは、今から3,4年前。子育ての忙しさにかまけて太りに太ってしまっていた時代のことである。
やんちゃな子供を追いかけるためにいつも動きやすい格好ばかりしていた。
子供が引っ張るからアクセサリーはつけられないし、汚れた手でベタベタ触られるのを考えると、
子育て中はおしゃれには無縁だと思っていた。そもそも、洋服を買いに行くこと自体が億劫だった。
太っているからサイズが合わないし、試着するのも恥ずかしかった。
そんな当時の楽しみは、何と言っても食べること。
夫に「ずいぶん太ったよなぁ。顔が真ん丸。」とからかわれながらも、何の疑問も持たずにいた。
それはそれで幸せな毎日だったのだ。

しかし、段々とこのままじゃいけないと思うようになってきた。
そんな時、インターネットの友達からダイエットを始めたという話を聞いた。
「私もやる!」すぐにそう思って話に飛びついた。夜ご飯を野菜スープだけに決め(パンも抜き)、
体を鍛えるのが好きな夫に腹筋運動のメニューを考えてもらった。最初は運動するのが辛かった。
体が全く動かないのである。しかし、一週間経ったとき、何と3キロも痩せていた。

この3キロは何がなんでも死守しなきゃいけない。でも、毎日毎日野菜スープというわけには行かない。
どうしようと思っていた時、たまたまテレビでクレタ島のドキュメンタリー番組にぶつかった。
フランスのお医者さんがヨーロッパで一番長寿な場所を調査したところ、南に行くに連れ寿命が延び、
一番長寿な土地はクレタ島という結論が出たらしい。クレタ島のご老人達は赤身の肉をほとんど口にせず、
野菜や果物をたくさん食べる。調理にはオリーブオイルを使う。
クレタ島にはクレタ島にしかいないカタツムリがいて、そのカタツムリから良性のたんぱく質を摂取しているのだそう。
その後、クレタ島のご老人の一日の様子が映し出された。

朝ご飯の様子はどうだったかもう忘れてしまったが、午前中は村の中を2時間ほど散歩し、家に帰ってきてから取る
昼食は、ふかしたジャガイモ2個にゆでたズッキーニが1本。これにオリーブオイルと塩をかけて食べる。
パンは1切れ。そして、午後はまた2,3時間散歩に出かけるといったものだった。私はショックだった。
2時間歩いた人が食べるものが、ジャガイモ2個にズッキーニ1本だけなんて!パンもたったの1切れだなんて!
そして、今まで私がどれだけ食べすぎていたかを思い知ったのだった。

この番組を見た後、私のダイエットは、痩せるという目的から、健康的な生活を送るための体重管理というスタンスに
変わった。私も健康に美しく長生きしたい。毎日できるだけ歩こう。お肉は減らして野菜をたくさん食べよう。
お昼は、毎日ではないが、クレタ島のおじいさんのように塩ゆでした野菜にオリーブオイルをかけて食べるようにしよう。
私の生活は少しずつ変わっていった。2年後には体重が8キロ減っていて、おなかの上に重くのしかかっていたぜい肉は筋肉になっていた。

あの時にクレタ島のご老人の生活を見ていなかったら、きっと食生活に対する意識はここまで変わっていなかったんじゃ
ないかと思う。まぶしい太陽、豊かな緑、青い海、いつか私もクレタ島に行って、おじいさんのような生活をするのが
夢の一つとなった。そして、その夢はすぐに実現されることになった。

フライトを調べる。昨年のようにアテネから夜行船で行っても良かったのだが、時間のロスが気になるので、
アテネから飛行機でクレタ島に入ることにした。ところが、マイルをためているルフトハンザ航空では
アテネークレタ島間の予約ができない。インターネットで格安チケットのサイトをチェックしたものの、
どこもすごく高い。ニースからクレタ島まで一気に予約するとなると、ニース・アテネ間の二倍近くかかってしまうのだ。
いくらなんでも高すぎるので、一時は断念する覚悟も決めたのだが、どうしても諦めきれず、結局、ニースからアテネ
までと、アテネからクレタ島まで、別々の航空会社に直接予約を入れることにした。アテネまでがルフトハンザ航空、
アテネからはAEGEAN AIRLINES。格安チケットのサイトよりずっと安く予約をすることができた。

荷物をアテネで一旦取り出さなければいけないことと、フライトが遅れる可能性も考慮に入れ、
アテネークレタ島間は時間に余裕のあるフライトを選んだ。
(ラッキーなことに、11月1日からルフトハンザ航空とAEGEAN AIRLINESが業務提携を開始したため、
アテネークレタ島間のマイルも私達のルフトハンザ航空のカードに加算されることになった。今後はクレタ島までの
チケットがもっとスムーズに買えるようになるかもしれない。また、AEGEAN AIRLINESは知らなかったのだが
ヨーロッパ圏内で2004/2005年度The Best Airline of the yearに輝いたという会社で、行きも帰りも定刻通り
だった。いずれも満席だったので予約をしておいて良かった。)

尚、夫と二人で調査、相談した結果、今回はクレタ島の西部のみに滞在することに決めた。クノッソス宮殿に行けないのは
残念だが、私がクレタ島で希望するのは観光ではなく自然の中を歩くことなので、それには西部が良いのではないかという
結論に至った。ゆえに、フライト発着にはHANIA(ハニア)空港を選んだ。

ガイドブックは昨年購入したミシュランの緑のガイドブック『Le Guide Vert
(クレタ島の部分は少ないけど、しっかりした情報が手に入る。)、そして安くて良いホテルやレストランがたくさん
紹介されている『Guide du Routard』を購入した。

波乱万丈、いろいろなことが起こった旅だったが、私の夢は実現された。
そして、歩くためにクレタ島に行って良かったと心から思った。
クレタ島で見たことや感じたことは、まだ私の中に残っている。
日常のあわただしい生活の中で大切なことを見落としてしまわないように、時々立ち止まって青い海を見たい。
この海はクレタ島へ続いているから。。。


健康保険について : La Carte Européenne d’Assurance Maladie

栗の弟からこれまでのE111が廃止されて、La Carte Européenne d’Assurance Maladie というものになったと
カードを見せてもらった。ヨーロッパではこのカードがあると、病気になった時にフランスと同じ権利を受けることが
できるとか。Securité Socialeに入っている人なら誰でももらえるようだ。私の場合はcarte vitaleを持って、
直接CPAM(Caisse Primaire d’Assurance Maladie)に行き、家族三人分のカードを頼んだ。
(私が行ったオフィスはrue Pertinax。Avenue Jean-Medecinから入り、ずんずん奥まで歩いて行くと右側にある。)
2週間も経たないうちに家族三人分のカードが届いた。県によってはインターネットで申請できるところもあるようだ。


クレタ島でのトイレ事情


MIXIのギリシャ・コミュニティで、クレタ島では便器にトイレットペーパーを流してはいけないと聞いていたが、
昨年訪れたキクラデス諸島でもそうだったので、違和感はなかった。




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クレタ島へのおすすめ書籍


●地球の歩き方「ギリシアとエーゲ海の島々&キプロス」
●るるぶ ギリシア・アテネ・エーゲ海―(アテネ/ミコノス島/サントリーニ島/クレタ島/ロドス島)
●旅の指さし会話帳〈24〉ギリシア(ギリシア語)
●Michelin Green Guide "Greece"(英語)
●Guide du routard "Crète"(仏語)
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