Restaurant Luc Salsedo
(リュック・サルセド)14 rue Maccarani 06000 Nice
TEL 04 93 82 24 12 FAX 04 93 82 93 68
http://www.restaurant-salsedo.com/presentation.php
メインストリートのAvenue Jean Médecinにあるショッピングセンター
「NICE ETOILE」を背にして、その斜め前にある銀行CREDIT LYONNAIS(CLC)に渡り、
そのままBoulevard Victor Hugoを西に進みます。
(メインストリートと交差する大通りを空港側に行く感じ。)
映画館を通り過ぎ、テクテク歩いて行くと5分もしないうちに左手に教会が見えます。
その手前を左に入る道がrue Maccarani。通りに入るとすぐにお店の看板が見えると思います。
平日は車を停める場所を探すのが大変らしいのですが、日曜日は問題がないそうです。
(私達はすぐBoulevard Victor Hugoに空いている場所を見つけることができました。)
Restaurant Luc Salsedo (リュック・サルセド) 2007年4月1日 ニース
ここのところ冬に逆戻りしたかのように寒い日が続いている。
今週末は天気が悪いと聞き、それなら日曜日はおいしいものを食べに行こうと決めた。
寒くて雨が降るような日はゆっくり食事を楽しむに限る。
せっかくなので、仲良しの友達も誘って一緒に行くことにした。
このお店は仲良しのみみんちゃんご夫婦の一押し。
以前から雑誌などでこのお店の存在は知っていたが、まだ行ったことがなかった。
みみんちゃんから、日曜日のお昼は割りと静かなので、子連れでも大丈夫だよと聞いたのも大きい。
お店に着くと一番だった。研修生のような初々しい女の子が丸テーブルに案内してくれた。
渡されたメニューを見ていると、食前酒を頼む前にアミューズ(つきだし)が出てきた。おおおお~っ!
白くて長くて大きなお皿に四人分のアミューズが豪快に盛られていたのだ。素敵~!
あやぴーはグリーンオリーブのタプナードを乗せたトーストをすぐさま発見し、早速ぱくっと口にした。
私達大人も食前酒に白ワインを飲みながら、アミューズをつまみ始めた。
アミューズは五種類。タプナードを乗せたトーストの他に、パイ生地のスティック、
ペルジーヌ(ソーセージ)のグリル、ちょっとマリネしてあるラディッシュ、
薄切りのハムなのかベーコンなのかちょっとカリカリっぽく焼いたものをぐるぐる巻きにして楊枝に刺したもの。
シンプルなんだけど、どれも味わい深い。食欲が進む~!
そんなところに、白い調理衣をまとった男性が出てきて、「ようこそ。」と挨拶してくれた。
どうやら彼がシェフらしい。みみんちゃん夫婦から紹介を受けたことを言うと、覚えていてくれたようで、
すぐに「あぁ、そうですか!」と笑顔で頷いてくれた。
みみんちゃんから聞いていた通り、感じが良くて優しそうなシェフ。
食事のオーダーを済ませ、これからどんな料理が出てくるのかワクワクしながら待った。
ワインは栗が全員の意見をまとめ、コート・ド・ローヌの赤に決まった。
クローズ・エルミタージュ・ルージュ。Crozes-Hermitage 2005 Domaine Etienne Pochon。
グラスに注がれたワインはとてもきれいなルビー色をしていた。
香りも良く、味も気に入った。薀蓄をたれるほど知識はないが、よく熟れたベリーを思い出すようなまろやかな味。
あぁ、幸せ。。。そこへ、前菜がやって来た。オレンジ色の容器に豪快に盛られていた。

Escabèche de maquereaux, salade tiède de pommes de terre rate
鯖のエスカベッシュと温かいジャガイモのサラダ。
グリーンサラダの下にマリネされた鯖のフィレが隠れていて、一番下にはジャガイモが敷かれていた。
エスカベッシュは酸っぱすぎることもあるが、このお店のは柔らかな味で、とても食べやすかった。
鯖の強い味を消しつつ、おいしさだけを引き出しているようなマリネ液に拍手。
ジャガイモも小ぶりなせいか、味がギュッと詰まっていて、甘さすら感じられた。
小さく切られた野菜が散りばめられているのも良い感じ。
同じものを頼んだ友達とおいしいね~と感想を分かち合いながら食べた。
あやぴーにはメインを一品先に出してもらった。彼女が選んだのはアスパラガスのリゾット。
日本のご飯が好きな子なので、リゾットは大丈夫かなぁ、、、と心配していたが、とてもおいしかったようで、
あっという間に平らげた。良かった、良かった。
栗が頼んだフォアグラのソテーはエスカベッシュに比べると量が少ない感じがしたが、味は抜群だったそうで、
ご満悦モード。お店には次々とお客が入ってきて、その度にシェフが出てきて挨拶をしていた。
私達のテーブルにもまた来てくれて、料理の感想を聞かれた。「おいしいですよー!」と答えると、
シェフは笑顔で頷いた。厨房も忙しいだろうに、接客の手伝いもして、ずいぶんまめなシェフなんだな~と感心した。

Magret de canard rôti et glacé au miel, cannelloni d’aubergine et tomates
私はメインを鴨料理にした。なかなかボリュームがある。男性の給仕係が小さな黒いお鍋を持ってきたので、
友達の料理はずいぶん小さいんだなと可哀相に思っていたら、それは私の料理への付け合せだった。
クリーム風のポレンタだと言う。男性が大きなスプーンを使って、お皿の上にきれいによそってくれた。おいしそう!
残りは小さな黒い鍋ごとテーブルの上に置いて行ってくれたので、栗と友達にも味見をしてもらった。
一口食べてみたら、全然ポレンタっぽくないのでビックリした。クリームとチーズが練りこまれていて、
こういう寒い日にはピッタリな感じ。
ハチミツが塗られた鴨の胸肉のローストもとてもおいしかった。焼き具合が抜群なので食感が良く、
ハチミツの甘さがあってもくどくない。斬新ではないが、温かくて優しい味。最後まで飽きずに食べることができた。
もう一つの付け合せであるナスとトマトのカネロ二も、素材の味を生かしたシンプルながらも丁寧に作られた一品だった。
栗はあやぴー同様アスパラガスのリゾットを頼んだのだが、こちらも大満足だったらしい。
私も一口もらったのだが、アスパラガスがふんだんに使われていて、お米もいい具合で煮えていた。
そしてやっぱり味付けが良い。友達はマダイの料理を頼んだのだが、こちらも絶品だったとか。
このシェフは味付けのセンスが良い人に違いない。一同確信した。
全員おなかがいっぱいになり、ワインも頂いて、良い気持ち。
またシェフが来てくれたので、メインもおいしかったと御礼を言った。

Iles flottantes au chocolat, croustillant de caramel
デザートがやってきた。オリーブの木のまな板の上に置かれていたのも驚いたが、よくパテやフォアグラなどが
入っている保存用のガラス容器に盛られているのも驚きだった。田舎風で可愛い!
イル・フロッタントと言うと、アングレーズ・ソースの上にふんわりとした白いメレンゲが島のように浮いているのが
定番だが、今日のはレモン色のアングレーズソースではなく、茶色のチョコレートソース。軽くておいしい~。
メレンゲにかすかにバニラが混ざっているのも魅力的。メレンゲに差し込んであった薄いべっこう飴をバリバリ食べ、
メチャクチャおいしいチョコレートソースとメレンゲを一緒にすくって口の中に入れると、なんとも言えない
幸せな気分になった。無言になって食べ続けたので、あっという間に空になってしまった。あわてて横を見ると、
栗の容器もやはり空になっていた。。。(笑)
あやぴー用には、アイス(バニラ&キャラメル)を特別に頼んだのだが、とてもきれいに飾られていて、
みみんちゃんが言っていたように、ここのシェフは子供にも優しいんだな~と改めて思った。
アイスを食べ終えると、あやぴー恒例のトイレ訪問。(笑)
小さなトイレだったが、温かい可愛い装飾がほどこされていて、居心地の良い空間だった。
トイレにうるさいあやぴーも納得していた。
テーブルに戻り、食後のエスプレッソを注文した。
コーヒーカップ&ソーサーはそれぞれ違う色のものが出てきた。私のはピンクだった。
コーヒーと一緒に出てくるプチ・フール(小さなお菓子)は、よく見たらあやぴーの分も出してくれていて、
またまた感激。高いお店でも、そこまで気を回してくれないところもたまにある。
お店の人の心遣いがとてもうれしかった。
気がつくと私達が最後のお客になっていた。シェフはこれから用事があるらしく、「お先に申し訳ない。今日はどうも
ありがとう。またいらしてね。」と言い残し、駆け足でお店を出て行った。私達も席を立ち、残っていたスタッフに
挨拶をしてお店を出た。午前中降っていた雨はすっかり止み、太陽が見え始めた。
ニースの中心街にはあまり良いお店がないと思っていたけど、このお店はとても素敵だった。
気取ることなく、気張ることなく、シェフが愛情を持って取り組んでいるお料理から温かさが伝わってくる。
このシェフは数々の有名なレストランで修行をした後、ファリコンにある「PARCORS」を経て独立したそうで、
それを聞いてなるほどと納得した。「PARCOURS」もとても素敵なお店だし、そのとき紹介してもらった日本人研修生の方が、
シェフのお人柄が良いことをしきりに誉めていた。そういうシェフの片腕として働いていた方なら間違いないだろう。
それに、少し話しただけでもご本人の気さくで優しい人柄はすぐにわかる。
コースのメニューは10日ごとに変わるそうなので、また食べに行こうと思う。
いつもは雨が嫌いだけど、今日は雨が降ってくれてよかった。そのおかげでおいしいお料理が食べれたから。
みみんちゃん、素敵なお店を紹介してくれてどうもありがとう!
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