Restaurant japonais AMADA
天田
17, Rue Tondutti de l’Escarene
06000 Nice
tel.04.93.62.00.81(日本語OK)
営業時間12 :00~14 :30 / 20 :00~22 :30
定休日は日曜日と月曜日、そして土曜日のお昼。
10年以上に渡り、私がお兄さん、お姉さんのように慕っている友人夫婦が、
ニースの街中に日本料理の小さなレストランをオープンしました。場所は近現代美術館の近くです。
劇場と長距離バスターミナルの間の道(大きな教会があります)の右側を北に入っていく道。
北上する形だとお店は左側にあります。派手な看板はありませんが、ドアの両脇に置いてある植木と
壁につけられた金色の表札が目印。鏡屋さんのお向かいです。
昼・夜ともにコースは28ユーロ。もしくは一品料理(18ユーロ前後。つき出し付)。
お料理も盛り付けも、日本人ならではの繊細さが光ってます。
モダンながら温かいインテリアや食器も素敵なんですよ~。
ちょっとずつ色々なものが食べられるコースは、日本人でよかったと思える一瞬です。
尚、小さなお店ですので、ベビーカーでのご来店はお控え下さい。
また、大人っぽい静かな雰囲気を楽しむ場所ですので、お店や周りの人に迷惑がかからないよう、
お子様連れの場合は放牧はせず、きちんと子供の面倒を見て下さい。
それができない方は、大人だけでご来店されますよう、お願い申し上げます。
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Restaurant japonais AMADA 2005年5月22日
レストランがオープンして早3ヶ月。「最近、日曜日もオープンすることにしたの。コースの中身も少し変えたから、
時間を見つけて食べに来て。」と友達からお誘いを受け、日曜日のランチに出かけることにした。折りしも地元の新聞に
お店のことが掲載されたばかり。厳密に言えば新聞ではなくて、毎週土曜日に新聞の付録としてついてくる
テレビ雑誌なのだが、その巻末には地元のおいしいお店を紹介するコーナーがある。お義父さんの家で私が必ず
チェックするページだ。いつものように、テレビ雑誌を後ろからめくっていったところ、二人の写真が載った記事を
発見した。びっくりして、うれしくなった。やったね!
正午過ぎにお店に着いた。幸運にもすぐ近くに駐車する場所があったので、そこに車を停め、お店の中に入って行った。
「こんにちはー。」とごあいさつする。RINAさんとテレビ雑誌の記事に関する話をして、来週フランスで刊行される
2005年版の美食ガイドにお店が載ることになったことを聞いた。プルニエを見て食べに来てくれる方も多いそうで、
それがニース界隈に住む人だけでなく、ヨーロッパの色々な国に住む方がニース旅行の間にいらしてくださると聞き、
私も驚いた。(皆さん、どうもありがとう!)
初めて夜ご飯を食べに来てから、その後も数回ランチに来ているのだけど、品の良いモダン・インテリアに、あちこちに
散りばめられた和の小物、大胆に生けられた胡蝶蘭と桜の木(もしかしたら違う木かもしれないけどそれっぽいもの)など、
フランスと日本が融合した大人の雰囲気でとても居心地が良い。
あやぴーには23ユーロのコースを頼み、私達は28ユーロのコースをお願いした。飲み物はRINAさんが覚えていてくれて、
栗には日本のビール、あやぴーにはオレンジジュース、私にはBADOITというガス入りミネラル・ウォーターをささっと
出してくださった。
つき出しはツナと玉ねぎの和え物。あやぴーは持参したぬり絵に夢中だったので、栗と私で先に食べた。家庭の味っぽくて、
おいしい。栗のにはシブレットを刻んだものが乗っていて(=緑)、私のには何か赤くて小さなものが乗っていた。
こういう細やかな遊びも目を楽しませてくれる。今日はどんな前菜なんだろうとワクワクした。
あやぴーの前菜は二つ重なった箱で出てきた。お重を開けると、片方には巻き寿司と手押し寿司、手まり寿司、
サーモンのづけが入っていて、もう片方には野菜のお料理が数種類入っていた。なんてきれい!
あやぴーはぬり絵を止めて、ワシワシと食べ始めた。
私達の方の前菜もすごい!黒い大きな箱型の容器に、巻き寿司や手押し寿司、手まり寿司、サーモンのづけから、
野菜やお肉のお料理が少しずつ色々と盛られていた。数えてみたら12種類!あまりにもきれいで、夢のようで、
しばらく箸がつけられなかった。こんな素敵な日本料理屋さんがニースにできたなんて。涙。。。
思い切って一口食べてみると、ホッとする味に感激した。自然と笑みがこぼれてしまう。時々箸を休めては幸せを確認し、
それからまた箸を動かした。栗と私は各々自分の世界に入っていたようで、会話は「これ、おいしいね。」「こっちも
おいしいよ。」とボソボソ話すだけ。ナス好きの私は、ナスの味噌田楽に涙だった。
皆さんにもサプライズ体験をしてほしいので、
この部分には敢えて画像は載せません。
この部分には敢えて画像は載せません。
メイン。栗とあやぴーは、牛肉が主役のカツ風フライの盛り合わせ。あやぴーは「もうおなかいっぱい。」と言って
席を立って栗にまとわりついていたにもかかわらず、料理が出されたのを見ると、椅子に戻ってきて食べ始めた。
ウスターっぽいソースと、甘口のソースと二種類あるのがニクイ。牛肉のほかに、玉ねぎのフライやいんげんのフライなど、
野菜のフライもあるのが良い感じ。
28ユーロのコースにはご飯が付いてくるのだが、今日はソラマメご飯だった。中央に桜の花びらの塩漬けが乗っていて、
ソラマメの緑と、桜のピンクと、ご飯の白という組み合わせがなんともきれいだった。味も抜群。
私は今回も天ぷらを頼んだ。うちでは栗が甲殻類のアレルギーなので、大好物だと言うのにエビの天ぷらが作れない。
久々にエビ天を遠慮なく食べることができて、とてもうれしかった。
皆さんにもサプライズ体験をしてほしいので、
この部分には敢えて画像は載せません。
この部分には敢えて画像は載せません。
メインを食べ終えると、「これ、デザートの前にお口直し。」と言って、RINAさんが小さな半透明のガラス容器を
持ってきてくれた。「これって、もしや、、、。」と思いつつ、容器に入っていた赤いものを口の中に投げ込んだ。
そして、「この食材がこんな味になっちゃうの!?」と更にびっくり。一口の小さなお口直しにこんなにも驚かされるなんて、
初めてかもしれない。美食店でも経験したことがないと思う。。。
皆さんにもサプライズ体験をしてほしいので、
この部分には敢えて画像は載せません。
この部分には敢えて画像は載せません。
このお店が他のお店と決定的に違うのは、こういうところにあるんだとつくづく思った。「どうやったらお客さんが
喜んでくれるか」ということを常に探求しているのが、どのお料理にもよく出ている。それなのに、フランス料理の店に
ありがちな「これでもか!」という押し付けがましさが全くない。謙虚なのだ。シンプルで、だけど奥が深い。
目立たないけれど、しっかりした存在がそこにはある。これこそがまさに和の美徳ではないか。
そうRINAさんに伝えると、「いや~ん。TOMOちゃんってば!」とRINAさんは照れていた。「でも、MASAさんが
(注・ご主人のこと)、一生懸命作っているから、おいしいって言って食べてもらえるとうれしいわ。うちはリピーターの
お客さんが多いでしょう?「こんな料理はどうだろう?」と出したものには、みんなちゃんと反応してくれるの。
作り甲斐があるから頑張れるのよね。」と微笑んでいた。
お店に関する記事にはRINAさんの接客態度の素晴らしさについても言及されていたのだが、私達も全く同感である。
きびきびとして気持ちが良く、お客の動きをしっかり見ているのはもちろんのこと、日本人にもフランス人にも、誰に
対しても平等で、自然体で優しさにあふれた応対なのだ。フランス人の年配のご夫婦が食後に飲むお茶を選んでいたのだが、
彼らのために一つ一つ茶箱を開けて、香りをかいでもらいながら説明している様子は、とても微笑ましかった。
黒い素敵な陶器が運ばれてきた。デザートは定番の抹茶アイス。今日はゆであずきのほかに白玉が入っていた。ラッキー。
昔は和風デザートが恋しくて仕方なかったけど、今はこのお店に来れば食べられる。なんて幸せなことだろう。
抹茶アイスが好きではない栗でさえ、おいしいと言って今日はよく食べていた。苦手なゆであずきまで完食。
食後のコーヒーを飲みながらのんびり食休みをしていると、周りのお客さんが全て帰ってしまい、
残りは私達だけとなった。厨房からMASAさんが出てきた。みんなで私の疲労骨折の話や、夏休みの話などをしていたら、
思わず長話になってしまったので、急いでおいとますることにした。