Jean-Francois ISSAUTIER
(ジャン=フランソワ・イソーティエ)
(ジャン=フランソワ・イソーティエ)
Saint-Blaise RN202 06670 Saint Martin du Var
tel.04.93.08.10.65 fax.04.93.29.19.73
jf.issautier@wanadoo.fr
日曜日の夜と月曜日、火曜日の終日定休。
定期的なバカンスは1月の初めから4週間と、10月の初めに1週間。
ニース空港から国道202号を北上。Castagniersという村を通りすぎたらそろそろです。
看板が出ているので間違えることはないと思うけど、高級店の割にこじんまりした造りなので、
見落とさないようにご注意下さい。門を入っていくと広いパーキングがあります。
知る人ぞ知るという隠れ家的な存在のミシュラン星つきレストラン。
(注・2002年の食事当時は二つ星でしたが、一つ星に格下げとなってしまいました。涙)
オーナー・シェフのイソ―ティエ氏は豪快かつとても魅力的な御方で、
地元産の厳選された食材を使った、創作的で美しいお料理でもてなしてくださいます。
小さな紙で配られるお昼のコースはワインとコーヒー付きで44ユーロとお得。
その次のコースは48ユーロ。シェフにおまかせコースは86ユーロ。飲み物は別。(2002年現在)
文句なしの美食店!

Jean-Francois ISSAUTIER 2002年12月28日
ここのところ家族全員ずっと体調が今いちだったのだが、今朝起きたら各々復活模様。
そこで、冬休みのメイン・イベントとして楽しみにしていたミシュラン2つ星レストランでのランチを
決行することにした。そのレストランについて初めて耳にしたのは先週か、先々週か。
栗の職場で話題に上り、「TOMO,こういうお店知ってる?」と聞かれたのだ。
しかし全く聞き覚えがなかったため、インターネットで検索してみたところ、確かにミシュランの2つ星であり、
とあるレストランの評論本によると、南仏のレストランで、モナコはルイⅩⅤのアラン・デュカス氏、
グラースのシボワ氏に続いて位置付けられていることがわかった。そんなレストランがニースのそばにあったなんて
今まで全然知らなかったのでびっくり仰天。是非とも近いうちに食べに行ってみたい!と栗と話していたのだ。
一応予約の電話を入れてから家を出た。ランチなので至ってラフな格好をし、いつも山に行く時に通る国道202号を北上した。
Castagniersという村を過ぎた辺りでキョロキョロしていると、「ISSAUTIERまであと100m」という看板が出て、
難なくレストランを見つけることができた。ここだったのか!と栗と感動。お店の裏にあるパーキングに車を停め、
店内に進んで行くと、ドアが向こうから開けられた。給仕係の人はみんなスモーキングで、案内係のマダムはスーツ姿、
おまけにシェフ自らお迎えのごあいさつ。アンティ―ク風のシャンデリアが美しい古めかしいインテリアの店内。
カジュアルな服で来てしまったことにいささか恥ずかしさを感じながらも、どうしようもできないので開き直って
席についた。
食前酒代わりに1リットルのガス入りミネラル・ウォーターをもらい、あやぴーにはフレッシュ・オレンジジュースを頼んだ。
ナッツをつまみながら食事を選ぶ。私のメニューには値段が書いていなかった。気持ちはうれしいが、主婦は値段がないと
気になって仕方がない(苦笑)。日本語でこっそりと栗に値段を教えてもらった。
ワインとコーヒーまでついたお得なランチコースがあったのだが、今回は敢えて違うコースを頼んでみた。
あやぴーはお魚が食べたいと言うので、マダムに頼んで適当に出してもらうことにした。
パンと一緒に出てきたバターはもちろんエシレ。さすがにおいしい。すぐに突き出しが登場した。
緑のレンズ豆にバジルソースがかかり、その上には袋状のガレット生地がおひねりのように乗っかっていた。
おそるおそる袋を切ってみたら、中にはうずらのゆで卵が入っていた。かわいい!
レンズ豆にバジルソースというのが斬新で驚いたが、意外にもよく合うのでびっくりした。サラダ感覚で頂ける。
うずらの卵も半熟でおいしく、これから出てくる料理は一体どんなものなんだろうとワクワクした。
前菜には、私は、帆立貝のオレンジ風味、野菜サラダのミルフィーユ仕立て、オレンジ風味のマスカルポーネチーズ
というのを注文した。ミルフィーユの中にも帆立貝とオレンジ風味のマスカルポーネが入っていて、デザートのような
一品だった。美しい盛り合わせと新鮮な味にまたまた驚き。帆立貝が口の中でとろける感じは何とも言えず贅沢だった。
栗は豚足のグリルと野菜の蒸し煮とやらを頼んだ。一口もらってみたら、おいしいけどめちゃくちゃ脂っこかった。あやぴーに「これは豚さんの足なんだよ。」と教えたら、「違うよ。」と軽く否定された。本当なのに。。。
あやぴーの料理もやってきた。St.Pierreというまと鯛のムニエルに野菜とじゃがいものソテー。
給仕係の人がうやうやしく一口大に切ってくれたので、持参したフォークで元気良く食べてくれた。
入った時は一組しかいなかったレストランも段々と人が入り始めた。他にも子供がいてホッとする。
普段よりは暇なのか、シェフがしょっちゅうあいさつに回っていた。あやぴーにも「ちゃんと食べないとデザートは
ないよ。」と笑いながら話しかけてくれた。いかにも豪快で人間好きという素朴な感じのシェフ、
こんな繊細な料理が作り出されることにいささか不思議な感じがしたが、逆になんだか料理好きのおじさんの家で
食べているようなリラックスした気分になった。よく見てみると、内装もプロヴァンスに住む栗のおばさんの家に似ていた。。。(笑)
メインには、栗はうさぎ肉、私は鯛のグリルを頼んだ。
普段私はうさぎ肉が食べられないのだが、栗にどうしてもと言われて一口もらった。うまい!
しっとりとしていて味が良く、なんていい肉なんだろうと感動した。栗もうれしそう。
私の鯛には、斜めに入った切り目に地元産のソーセージの輪切りがはさまれ、ドーブという肉の煮込みソースが
かかっているという、またまた変わった一品だった。
お魚料理じゃないような気がしつつも、パリッとグリルされた鯛の皮に幸せを感じてしまった。
前菜を見た時、「きれいだけど量は少な目かなー。」なんて思った自分の甘さを痛感。
メインが終わる頃にはおなかがパンパンになっていた。それでもチーズが気になってパスできなかった。
私は普通のチーズ組み合わせ、栗はトリュフ入りのブリーとグリーンサラダの盛り合わせを注文した。
たくさんのチーズが乗っかったワゴンがやってきた。その中から、ヤギの乳のフレッシュチーズとルブローション、トム・ド・モンターニュにエポワスと4種類選んだ。(食べすぎ?!笑)
給仕係の青年がチーズの周りにくるみを軽くちらし、私の前にお皿を置いた。
ヤギの乳のフレッシュチーズを指差し、時計と逆周りに指を動かして、「この順番でお召し上がりください。」と言った。
ヤギの次はトム、ルブローション、最後にエポワス。高級店では当り前のことなのかもしれないが、最近チーズを
パスすることが多いので、この配慮にはうれしくなってしまった。とはいえ、栗のトリュフ入りブリ-を一口もらったら
ものすごくおいしくて、私もそっちにすればよかったと思ったんだけど。。。
私はあまりお酒が飲めないので、ワインはハーフボトルを頼んだのだが、チーズを食べ終わった時にちょうど良い具合で
ワインも飲み終わった。栗がソムリエさんに聞いてみてGOサインが出た、ヌーヴォーではないボジョレーの赤。
最近うちでよく飲むワインだったりする。
デザートは食事を決める時に一緒に注文したもの。
栗はpain perdu(パン・ペルデュ)というブリオッシュ生地のパンの残りをお菓子にする昔懐かしいデザート、
私はバナナの蒸し焼きにココナッツプリンというのを選んだ。あやぴーには自家製バニラアイスクリーム。
添えられていたミントの葉っぱを握り、「見て~、いい匂い~!」とはしゃいでいるようでいて、あっという間に
アイスを平らげていた。私のバナナはアルコールが飛ばしてあるのと、ラム酒漬けのレーズンが気になったが、
ココナッツプリンはお代わりしたいほどおいしかった。栗のパン菓子も一口もらったのだが、
パンよりも、その周りのりんごのローストのキャラメルがけが感動するほどおいしかった。
目にも楽しく、食べてもうれしい素敵なお食事がとうとう終わってしまった。悲しい。。。
しかし余韻に浸る暇もなく、あやぴーに「トイレ!」と手を引っ張られて、お化粧室とテーブルの行き来が続いた。
食後のエスプレッソには小さなお菓子がたくさんついてきて、おなかがはちきれそうだと言うのに、
マカロンとトリュフ・チョコを食べてしまった。エスプレッソの豆にもこだわりがあるらしく、まろやかさと香りの良さが
目立つおいしいコーヒーだった。
私達のテーブルの担当をしていた給仕係のお兄さんのことを、あやぴーは何故か「Monsieur pas content
(ムッシュー・パ・コントン=うれしくない男性)」とあだ名をつけてしまい、いくら注意をしても大声で
そう呼んでしまうので、まじめな顔をしていたお兄さんも、テーブルに来るとニッと笑わざるを得ない状況となった。
すみません(汗)。。。時計を見たらもう午後3時。至福の時間は風のように速く過ぎ去ってしまう。
久しぶりに独創的なお料理を楽しませてもらった。あぁ、幸せ♪
美食をテーマにしたコートダジュール旅行には・・
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