本を読む

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『アドルフに告ぐ (1)』
『アドルフに告ぐ (2)』
『アドルフに告ぐ (3)』
『アドルフに告ぐ (4)』
『アドルフに告ぐ (5)』
手塚治虫




タイトルや表紙から想像のつくように、話は第二次世界大戦の直前から始まります。
神戸に住むドイツ領事の父と日本人の母を持つアドルフ、
パン屋の息子でユダヤ人のアドルフ、
二人の少年の運命は時代とともに流れて行きます。
当時のドイツ総帥はアドルフ・ヒットラー。
アドルフ・ヒットラーに関する秘密文書を巡り、様々な出会いがあり、出来事があり、うねりがあり、
そんな中、戦争は始まって、終わっていきます。
三人のアドルフの生き様を通し、戦争について、人間について、人生について、愛について、
大切なことを考えさせられる超大作。

この本は手塚治虫ファンの友達が「是非読んで!」と言って貸してくれた本なのですが、
読み始めたら止まらなくて、一晩で全部読んでしまいました。
ストーリー編成がずば抜けて素晴らしいし、絵もリアルでいい。

善と悪と言うのは簡単に2つに分けることはできなくて、
立場が変われば加害者が犠牲者になり、犠牲者が加害者になることだってありえるのだけど、
やっぱり戦争はいけない。
正義のためだったとしても、失くして良い命は一つもない。
たくさんの人が悲しい思いをしているはずなのに、誰もが戦争はいけないってわかっているはずなのに、
どうして戦争がなくならないんだろう。。。

読後はちょっと悲しい気分になってしまいましたが、それでもこの作品に出会えてよかった。
考える機会を与えてもらえて良かった。
友達に心から感謝です!

(2007年12月3日)
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