本を読む

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『乳がんはなぜ見落とされたのか 「余命半年」の私にできること』
山口真理子、朝日新聞「乳がん検診」取材班





昨日友達から借りて、すぐに読んだ本です。
がん検診を行っていながら、何年も見落とされていたという事実に、
そしてそういう方が多くいらっしゃることにショックを受けました。
山口真理子さんが母として、一人の女性として、人生を謳歌しようと頑張る姿、
これ以上、自分と同じような人が出ないようにと戦う姿に励まされ、
その半面で怒りや悲しみ、家族の心理や、行政の不条理や実名でメディアに出る恐さなども正直に綴られていて、
読みながら何度も涙を流してしまいました。

フランスでは健康保険制度のおかげで、ちょっとでも怪しいときはすぐに専門医にまわしてもらえるし、
ピルを処方してもらう関係で、半年に一度とか年に一度とか、必ず婦人科を訪れ、そのときに
乳がんの触診(年齢によってはマンモグラフィーやエコーなども)、子宮ガンの検査も
一緒にしてくれるお医者さんがほとんどで、定期検査が定着したおかげで乳がんによる死亡率が
減ったという結果が出ています。しかし、お医者さんだって人間なのでミスはあります。
自分がおかしいと思ったら納得のいくまで道を探さないといけないのだと改めて思いました。

がんには初期発見が大事です。
乳がんに限らず、自分の体に疑問を感じたら、すぐにお医者さんに診てもらうこと、
納得のいかない結果だったら、セカンドオピニオンをもらいに他のお医者さんを訪ねること。
自分の命のために。家族や友達のために。

私の父はすぐに病院に行きませんでした。
どうしても不調が直らずに重い腰を上げて病院に行ったらガン末期でした。
山口真理子さん同様、余命半年。
二年前から発病していたそうで、健康な体だったため進行が早かったとのこと。
母は何でもっと早く病院に連れて行ってあげなかったのだろうと悔やんでいました。
何をする術もない段階でしたが、病院のお医者さんやスタッフ達は、
本当によくしてくださいました。母が意見することをすぐに取り入れてくれたことには
心から感謝しています。

母の親友は、私の父とは逆で、余命三ヶ月を宣告されてから既に10年が過ぎています。
子供の頃から本当の子供のように可愛がってもらっている方なので、
おばさんが奇跡的に回復したこと、そして検査を続けながらも普通の生活ができるること、
本当に良かったなぁと思っています。おばさんがこれからも長生きしてくれますように。
そして、山口真理子さんやご家族の皆様、がんと共に生きる方達が、一日も長く幸せでいられますように。
私も一日一日を大切に生きようと思います。


山口真理子さんのブログ
http://blog.drecom.jp/mariko4649/


(2006年11月7日)
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