プチバカンス記

プチバカンス記

AIX-EN-PROVENCE(エクサン・プロヴァンス) 叔母さん孝行旅行
2007年4月29日 2日目




(野生のカーラー)


朝8時50分起床。体を起こしてベッドを見てみると、栗(夫)がベッドの半分を占領していて、残りの半分を
あやぴーと私がシェアする感じだった。しかし半分ずつではない。あやぴー(娘)が3分の2で、私が3分の1。
ほんのちょっとでベッドからずりおちそうな位置で寝ていたようである。寝苦しい夜だったのはそのせいかも。。。

既に目を覚ましていたあやぴーは私が起きたのを喜び、二人で顔を洗ってからダイニングへ向かった。
おばさんはもちろん既に起きていて(ご老人は朝が早い。)、テーブルには朝食の支度がされてあった。
リクエストしていたようにシリアルと牛乳という家と同じ朝食を食べた。私はコーヒーも飲んだ。
私達の朝食が終わる頃、栗がようやく起きてきた。昨晩はアレルギー性の喘息発作が出て、大変だったらしい。
吸引薬を持ってきて良かったと苦笑いしていた。

10時半頃家を出て、今日も叔母さんと一緒に近所を散歩した。昨日とは違うコースだが、やはり緑豊かなコース。
おしゃべりしながら(というか、叔母さんのおしゃべりを聞きながら)、のんびり歩いた。
あやぴーは野生の植物を摘むのに夢中だった。野生のカーラーの大きな葉っぱ、真っ赤なひなげし、
黄色いタンポポもまだあった。タンポポの綿毛を吹き飛ばすのも楽しそうだった。
一時間ほど歩いてから、ゆっくり家に戻った。

お昼ご飯。前菜は三種類。赤ピーマンのグリル、マッシュルームとビーチとグリーンオリーブのサラダ、
そして、トマトとルッコラのサラダ。あやぴーはルッコラが苦手なのでトマトだけ食べていたが、
ドレッシングの味付けが抜群で、さすがお料理上手の叔母さんだと感心した。
叔母さんはちょっとずつ色々なものを食べるのが好きなのだとか。

メインは牛肉のステーキ。行きつけのお肉屋さんで良いお肉を買って来たと得意気だったおばさん、
確かに柔らかくて味の良いお肉だった。付け合せはゆでジャガイモに、ゆでニンジン、そして
丸ズッキーニのファルシ(肉詰め)。ニース料理である。ファルシはさっぱり作ってあってとてもおいしかった。
叔母さんが調理にかけた時間と手間暇を思うと、感謝の気持ちでいっぱいになった。



(丸いズッキーニのファルシ)


食後のチーズは昨日と同じく四種類。シェーヴルに、ロックフォール(パピヨン)スイス産のエメンタールに、
コルシカ島産で羊の乳から作られたトムというチーズ。デザートも昨晩と同じで、gariguette(ガリゲット)と呼ばれる苺に、
おばさんお手製のリンゴのタルト。そうそう、ワインはCôte du Rhône village(コート・ド・ローヌ・ヴィラージュ)の赤だったが、詳細はチェックせず。おばさんが「金賞を取ったワイン」ということを強調していたのが印象的だった。(笑)

食後のコーヒー。おばさんがチョコレートとカリソンと呼ばれるエクサン・プロヴァンスの名物菓子を出してくれた。
おばさんが片付けにキッチンに入ったので、私も手伝おうと後を追うと、「あなたはいいから。」と断られてしまった。
日本では夫の家族の家に行ったら嫁が率先的に動くのが当然だが、フランスは違う。親戚の家でもゲストはゲスト。
お手伝いをしてはいけないのだ。特に年齢が高くなれば高くなるほどこだわりが強いらしく、私はお義父さんの家に行くときも
何もさせてもらえなかったりする。。。(これって日本人妻には結構苦痛だと思うんだけど、皆さんはどうですか?)

仕方ないのであやぴーと一緒にラミ(トランプ・ゲームの一つ)で遊んだ。今日もあやぴーの勝利で私はボロ負けだった。
昨晩よく眠れなかったせいか、急に睡魔が襲ってきたので、昼ねをし始めた栗に合流した。
目を覚ますと、あやぴーは一人ベッドの下でお人形遊びをしていた。彼女は眠らなかったらしい。

夕方からエクサン・プロヴァンスの街中に繰り出すことにした。日曜日なのでお店は閉まっていたが、人出は結構あった。
メインストリートのミラボー通りをのんびり歩く。開いているケーキ屋さんがあったので中に入り、少しお菓子を買った。
本当はケーキを買いたかったけど、残念ながら叔母さんのリンゴのタルトがあるので買えない。プロヴァンス名物のパン
「pompe à l´huile(ポンプ・ア・リュイール)も売っていたが、叔母さんから「この店のは本格的ではないからダメ。」と
囁かれて断念した。

それから叔母さんのリクエストでギャラリーに入った。叔母さんも個展を開いたことのあるギャラリーなのだが、
今回展示されていた画家の絵は気に入らないらしく、基礎がなっていないとボロクソに言っていた。
(それなら最初から入らなきゃいいのに~。。。苦笑)



(旧市街の中にある市庁舎)


迷路のような旧市街を叔母さんの案内で歩く。と言っても観光ではない。
叔母さんがいつも買っているチーズ屋さん、お昼のステーキを買った肉屋さん、近所の人が経営している食材屋さん、
いつも行く美容院、叔母さんがお気に入りのブティックなど、叔母さんライフを中心に見て回った。
日曜日なのでどのお店も閉まっていたのだが、「じゃあ何のために見て回るわけ?!」という質問は禁句である。(苦笑)

今日の夕飯はレストランで食べようと決まっていた。私達がおばさんをご馳走するつもりで、予め数軒のレストランを
チェックしておいたのだが、おばさんの「クレープが食べたい。」という一声で全ては泡になった。
ファミレスを彷彿させるようなお店に連れて行かれ、そこでクレープを食べた。
食事の前にタプナード(黒オリーブのペースト)とグリルしたパンが出てきたり、飾りが可愛かったり、
若いお兄ちゃん達がテキパキ働く感じは良かったのだが、肝心のクレープは、やはりファミレスの味がした。
私達にお金をかけさせまいと思ってこのお店を選んでくれたんだと思うけど、ちょっと残念だった。

食後はゆっくり歩きながら叔母さんの家に帰った。帰り道で再び叔母さんライフ中心のガイド復活。(助けて~~!涙)
家に着いてからあやぴーとラミをして遊ぶ。叔母さんがミントティーをいれてくれた。あっという間の一日だった。
私もかなり疲れたので、叔母さんはもっと疲れたのではないかと思う。
今日はなんとか普通に寝れますように。。。


つづく・・・





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