プチバカンス記

プチバカンス記

SERRAVALLE SCRIVIA(セラヴァッレ・スクリーヴィア)
2006年11月25日 1日目後半


セラヴァッレ滞在記、一日目前半をまだお読みでない方はこちらからどうぞ。→(一日目前半)


予約トラブルがあってはいけないので、荷物は車のトランクに置いたままで建物へ向かった。
広いプールにシャトーのような美しい洋館。でも誰もいない。どうしよう。。。

ふと、2階の窓に明かりがついているのを発見した。「すみません!」と栗が大声で呼びかけると、まもなくしてその窓が
開き、中年のおばさんが中から顔を出した。「予約したものなんですが。。。」と告げると、「今いきます。」と言われた。
どうやら大丈夫そうだと胸をなでおろす。

私たちの部屋は洋館ではなく、すぐ近くの別棟だった。古い建物をゲスト用に改装したようだ。ドアを開けると
キッチン付のダイニングがあり、その次にトイレと洗面台がついたシャワー・ル-ムがあり、寝室は一番奥。
広い部屋にダブルベッドと二段ベッドが一つずつ置かれている。二段ベッドの下の方に、あやぴー用と思われる
ベッドメイキングが施されていた。(しかし、「私、上で寝たい!」という猿の一声で、ベッドメイキングを
やり直すはめに。。。汗)

大きな洋服だんすが壁一面を占めていることからも、ここは長期滞在用の宿なのかもしれないと思った。
周りはぶどう畑なのでとても静かだし、今日の宿泊客は私達だけとのこと。過ごしやすそうである。
(そのせいか、まだ完全に暖房が入っていなかったので寒かったけど。。。苦笑)

あやぴーはキッチンのテーブルに持参した持参したプレイモービルを並べて遊び始めた。テレビもあるので大喜び。
栗と私は、お互い「お疲れ様!」と言い合ってから、ソファの上でくつろいだ。テレビではちょうど古いフランス映画
アンジェリク」を放映していたので、イタリア語だったが三人で真剣に見てしまった。(わからないところは栗が訳してくれた。)

お腹が空いてきたので、日課の腹筋運動やヨガをして過ごし、7時45分を過ぎたところでレストランが開いているか見に
行った。外はメチャクチャ寒いけど、少し湿った秋の落ち葉やしんとした山の静けさが気持ち良く感じられた。洋館の中
から若い男性が出てきて(彼が予約のメールをやり取りしたアレッサンドロだと思われる。)、テラス席に案内してくれた。
あやぴーが暖炉の前が良いというので、暖炉の前のテーブルに座った。

前菜(Antipasti)は三種類で、その次の料理は二つの中から一品選び、メインは3,4種類の中から一つ選ぶとのこと。
ワインは赤ワインを希望すると、DolcettoとBarberaと二種類あると言われ、私達が選んだ料理にはDolcettoの方が
良いのではとすすめられた。

Dolcetto dŽOvada "La Caplana" 2005

「Ovada(オヴァーダ)って、高速道路を間違えた時に通ったところだ!」と気がついた。近くで作られたワインが
飲めるなんてうれしいな♪ アレッサンドロが「これも手作りなんだよー。」と言いながら、パンを持って来てくれた。
焼きたてのホカホカしたパンは素朴な味がした。いいですねぇ。手作り、大好き♪

最初の前菜がやってきた。生ハムを乗せたトーストかと思いきや、全然違うものだった。生ハムかと思っていたのは薄切りのラードで、トーストかと思ったのはポレンタだった。こんがり焼いたポレンタはさくさくしていておいしい。あやぴーはフライド
ポテトみたいだと言った。薄切りのラードは塩味が強いが、イタリアにいるんだな~と実感できる味だった。

二つ目の前菜はターキーのフィレ肉入りグリーンサラダ。ターキーはマリネしてあるのか、ニンニクの香りがしていて好み。
ドレッシングはレモンの味が強いサッパリしたもの。シンプルだけどおいしい。次はなんだろうとワクワクしてきた。

あやぴーのところにスパゲッティがやってきた。ウサギ肉とポルチーニ茸のスパゲッティ。
あやぴーはおなかが空いていたようで、豪快に食べ始めた。

最後の前菜がやってきた。アレッサンドロが「ちょっぴりフランスちっくなんだけど。」と言うのでなんだろうと思ったら、かぼちゃとチーズのフォンデュだそうだ。かぼちゃのケーキの中に三種類のチーズを入れて溶かしたもの。きれいな形をしているので壊したら申し訳ないような気がしたが、ナイフを入れる。チーズがとろりと流れ出てきた。おいしい~!今日のような寒い日にはこういう料理がとってもうれしい。



(かぼちゃとチーズのフォンデュ)


あやぴーがお腹いっぱいだと言うので、栗とこっそりスパゲッティを味見してみた。激ウマで驚く。ポルチーニ茸、最高!

プリモこと、二つ目の前菜がやってきた。栗はあやぴーと同じウサギ肉とポルチーニ茸のスパゲッティ。私はアルバの
赤ワインで煮込んだと言うリゾット。実は私、あまりリゾットが得意ではない。おかゆも苦手だったりする。でも、栗が先に
スパゲッティをオーダーしてしまったため、せっかくだから違うものを頼もうと思った次第。気に入らなかったら栗のと
変えてもらえばいいのだと自分に言い聞かせた。やってきたリゾットは、赤ワインで煮込んでいると言うだけあって
茶色をしていた。お世辞にもあまりおいしそうには見えない。しかし、一口食べるとビックリした。大感激!まろやかで
コクがあって、メチャクチャおいしいではないか。出汁は何なんだろう。初めて食べる味だった。お米もちょうど良い
食感で、栗に一口あげた後は、あっという間に一人で食べきってしまった。うう、お腹が苦しい。。。(汗)



(赤ワインのリゾット)


しかし、イタリアの食事はまだ続く。セコンド(メイン)料理がやってきた。栗は豚肉のロースト、はちみつがけ。りんごとプルーンのソース。甘酸っぱいロースト料理は秋ならではという感じがする。私はピエモンテ風ローストビーフ。赤ワインでマリネした牛肉をローストビーフにしたものだとか。お肉が柔らかくて、これまた初めて食べる味。付け合せのウイキョウのローストは、アニスのような甘い香りがして、口の中をさっぱりさせてくれる。本当に本当にお腹がはちきれそうで苦しかったが、残してはもったいないと思って頑張って食べた。幸せ~♪



(ピエモンテ風ローストビーフ)


でも、デザートは別腹!私は自家製のセミフレッド(アイス・ヌガー)を注文し、栗はFior di latteのプリン(ミルク・プリン?)に決めた。一口もらったら、プルプルしていて、あっさりした味。あやぴーが気に入って半分位食べてしまった。私のセミフレッドは、フルーツの砂糖漬けやナッツがたくさん入っていて、アイスの割には結構ヘビー。でもおいしくて、あっという間に完食した。



(セミフレッド)


(ミルク・プリン)


食後はエスプレッソで〆。昨日は満席だったそうなのだが、今日は近くの村でお祭りがあるそうで、そのせいかお客は私達だけだった。アレッサンドロが料理を運んでくるたびになんやかんやとおしゃべりしてくれて、ピエモンテの話だけでなく、教育のことや、旅行の話でも盛り上がり、「こんなにイタリア語をしゃべったのは久しぶりだ。」と栗が感激するほどだった。
私もへたっぴなイタリア語で会話に混ぜてもらって、とても楽しかった。食事もワインも文句なしに素晴らしかったけど、忘れがたい素敵な晩餐になったのは、アレッサンドロの人柄と温かいおもてなしのおかげだと思う。

10時半過ぎに部屋に戻る。宿の猫が部屋までついてきたので、あやぴー大喜び。歯磨きとシャワーを済ませてベッドに入る。盛りだくさんな一日だったせいか、栗も私もすぐに眠りについた。


つづく。。。

Villa Pallavicini
(ヴィラ・パラヴィチーニ)

http://www.villapallavicini.com/index.htm
アウトレットからすぐなんですが(車で10分もかかりません!)、
イタリアの田舎を満喫できる素敵な宿です。
アレッサンドロはアメリカに4年ほど住んでいたので
英語OK。アメリカでは日本人の同僚と仲が良かったそうで、
日本人に対して好感を持ってくれているのもうれしいです。
アウトレットに近辺で一泊したい方は是非!

ちなみに、行き方なんですが、アウトレットから
Serravalle Scrivia方面に向かいます。
割と大きな道路を少し走ると、右側にvia monterotondoという
小さな看板が出ているので、そこを右折。
(斜めにぐるっと登る感じです。)
しばらく車を走らせると、La Bollinaというゴルフ宿があり、
そこを過ぎるともうすぐ。登ってくると左側に門がありますが、
そこは通り過ぎ、敷地を沿うように登ったところの門から
入るようです。(私達はmappyなどで行き方を検索し、
プリントアウトしたものを持参しました。)



●SELLAVALLE SCRIVIA(セラヴァッレ・スクリーヴィア)へのおすすめ書籍●


イタリア・アウトレット・ブック―お買い物上手のための徹底ガイド
麗しの郷ピエモンテ―北イタリア 未知なる王国へ
Lonely Planet Italy (英語)
Michelin Valle D´Aosta, Piemonte, Lombardia, Liguria (地図)


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