フォルカッハで
VOLKACH(ドイツ) 2004年9月19日
フォルカッハ旅行 最終日
ホテル・チェックアウト
9時起床。まだ寝ている栗を残し、おなかが空いたというあやぴーを連れて食堂に降りた。今日は最後のイベントである「ブランチ」が10時半からあるので、あまり食べないでおこうと思い、牛乳をかけたシリアルをちょびっとだけおなかに入れてから、コーヒーをゆっくり飲んだ。一方のあやぴーは、ハムやらゆで卵やらパンやらヨーグルトやらをもりもり食べている。朝から元気なこと。栗が食堂に降りてきて、やはり私のようにシリアルを少し食べることにすると言った。しばらくするとサクちゃん一家もやってきた。サクちゃん達はブランチには参加せずに帰るので、これでお別れ。あっという間の週末だったなぁ。。。
一旦荷物を取りに部屋に戻ってから、チェックアウトを済ませた。ホテルのお姉さんが「いつまでもどうぞお幸せに!」などと言うので、「へ?」と聞きなおすと、「ご結婚おめでとう!」と言うではないか。しかも満面の笑顔で。。。恐縮しながらも、「いやいや、結婚したのは私じゃなくて、私の友達なんですよ。」と答えると、お姉さんはあわてていた。新郎新婦は他のホテルに泊まっていたというのに、そして、このホテルには他にも日本人がたくさんいたというのに、どうして私が新婦だと思ったんだろう。謎。。。(笑)
ブランチ
サクちゃん一家を送り出してから、ブランチの会場である結婚式のディナーがあったお城に向かった。昨日注意して道を見ていたおかげで、迷うことなく一発で到着した。車を停めて敷地の中に入る。じゅん達はまだ来ていなかったが、ゲストが既に何人かお庭に集まっていた。小雨が降っていたので席は室内に用意されている模様。栗はあやぴーを放牧させつつ、お庭にいる人たちとおしゃべりし、寒がりの私は先に建物の中に入り、「適当に座っちゃおうよ!」という人達と一緒にテーブルについた。
ドイツに住んでいるアフリカ出身の女性が通訳をしてくれたので、オーダーがスムーズ。私はコーヒーを頼み、食べものには、ソーセージとザワークラフトを頼んだ。あやぴーに取り分け希望と伝えると、「子供にもあげるから、ソーセージは2本。ザワークラフトも多目に入れてね。」と言ってくれたようだった。食べものの香りをかぎつけてか、あやぴーがやってきて、大きなソーセージを一本ぺろりと平らげた。
しばらくすると栗もやってきた。雨が止んだので外で食事ができたら、、と粘っていたらしいのだが、テーブルの用意が間に合わないので、室内に決定したらしい。彼もドイツ人の人に頼んで、ソーセージとザワークラフト、そして出来たての白ワインを注文していた。新郎の妹さんが頼んでいたケーキがおいしそうだったので、私もこっそり一つオーダー。
おいしい食事に、楽しいおしゃべり。ブランチに参加してよかったと思った。リラックスした新郎新婦にまた会えたうれしさもあるが、昨日あまり話せなかったゲストと話すことができたからだ。フォルカッハに来てから何度となく思ったことだが、じゅんとマルちゃんの優しさはもちろんのこと、ご家族も友達も本当にいい人ばかり。そしてフォルカッハという村の魅力的なこと!本当に素敵な結婚式だった。呼んでくれてありがとう!
じゅん達は飛行機の関係で午後2時15分には出発するというので、私達も同じ頃にお城を出ることにした。じゅん達とはニースで再会することを約束し、じゅんやマルちゃんのご家族や、出会った人々に御礼とお別れを言って、車に乗った。
いざ、Wurzburgへ!(ヴュルツブルグ)
ヴュルツブルグ
帰りは夜10時半のフライトなので、まだまだ時間がある。どこか観光してから空港に向かうことにした。朝食のときにサクちゃんからガイドブックを見せてもらい、1,2ヶ所目をつけていたのだが、じゅんに相談すると、ヴュルツブルグがお勧めだと言う。ガイドブックでは結構大きな街のように書かれていたので、田舎好きの私達に合うだろうかと心配だったのだが、もし気に入らなかったら移動すればいいかということで、ヴュルツブルグに行ってみることにした。
フォルカッハを離れ、高速に乗る、、、はずが、いつのまにか畑に囲まれていた。普通の道じゃん!(汗)しかし、すぐに気を取り直した。広いまっすぐな道には信号がなく、他の車に出会うこともなく、のんびりとした景色を楽しめたからだ。途中で高速への入り口を見つけたので、高速に乗ることにした。これで迷うことなくヴュルツブルグまで行ける!
市内という看板を見つけたので高速を降り、きれいな教会の塔を目指した。車を停めて建物に近づくと、残念ながら閉まっていた。周りを歩こうにも、なんだか普通の住宅地。「世界遺産がある大きな街」と言うには程遠い感じである。再び車を走らせて、丘の上にあるというお城を一生懸命探した。しかし、その気配すらない。ガイドブックを買ってくるべきだったと心から悔やんだ。。。
仕方ないので適当に車を走らせ、「やっぱり都会とは縁がないんだよ。ここは諦めて、小さな村のお城にでも行こうか。」と話し始めたら、それっぽい場所が見えてきた。ベルサイユ宮殿に似たお城がある。「これ!これが世界遺産だよ!」と興奮の声で栗に伝えた。近くに駐車場があったので、車を停め、早歩きでお城を目指した。
レジデンツというユネスコ世界遺産に制定されている宮殿は、中が博物館になっている模様。「どうする?どうする?」と悩んだあげく、中には入らないことにした。あやぴーを連れて美術品を愛でるのは難しそうだし、よく食べた週末だったので、栗も私も外を歩き周りたかったのだ。それでも、宮殿の横にある庭園の中は見学してきた。いろいろな花が咲き乱れ、あちこちによく剪定された植木や彫刻があって、心が落ち着くきれいな場所だった。
公園を後にして、おもしろい建築物を眺めながら散歩を続けていくと、丘の上にそびえたつ建物が見えた。じゅんの友達が言っていた「丘の上のお城」とはあそこに違いない。まっすぐ歩いて行くと、川にぶつかった。マイン川だろうか。川沿いの道をお城の入り口目指して歩く。遠くに見える橋には、彫像がたくさんそびえ立っていて、とても素敵そう。橋の上は歩行者天国になっていた。車の心配をせずに歩けるのがいい。日曜日の午後だったからか、船を見る人達でにぎわっていた。
橋を渡り終わり、いよいよ丘を登る。時間があまりないので、短いコースを選んだ。急坂なので、あっという間にお城に到着。おもしろい彫刻を見ながら門をくぐり、中に入っていった。ここはお城ではなくてマリエンベルク要塞。敵から身を守ることが第一の目的であることが伺われるゴツイ建物である。しかし、中には美しい彫刻がたくさんあり、教会や井戸、大きな塔など、見どころがたくさんあった。(しかも無料!笑)。中でも私達が一番気に入ったのは庭園。シンメトリーに作られた庭園は、天気が曇っていたこともあるが、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせていて、「もしかしたら、お姫様もここを歩いたのかしら。」とロマンチックな夢を見させてくれた。その上、マイン川やヴュルツブルグの街を一望することができる贅沢な場所だったのだ。
一通り見学をした後、城塞の中にあるカフェに入った。寒かったが外のテラスしかないセルフサービスのカフェなので、ココアを持って外に出た。「みんなでつまもう!」とアップルタルトを一つ頼んだのだが、無言のうちにあやぴーが一人でほとんど全部食べてしまった。(涙)
帰りも短いコースで丘を下り、彫像のある橋を渡り、今度は川べりを歩かずにまっすぐ街中に進んだ。教会で何か式があったようで、人がたくさんいた。空には風船がたくさん飛んでいて、旗を掲げて歩く人達や中世っぽい衣装を身にまとう人達が列になって行進していた。私達は喧騒を避け、次から次に見える美しい建物に感動しながら、街の散歩を続けた。日曜日だったのでどの店も休みで、ショッピングができなかったことが心残りである。
午後6時の鐘がなったので、車に戻ることにした。高速道路に乗り、一路フランクフルト空港へ。車にガソリンを入れているうちに日が落ちて、あたりが次第に暗くなってきた。問題なくレンタカーのガレージまでたどり着けるだろうかと少し心配であったが、標識がたくさん出ていたおかげで、迷うことなく予定通りの時間に車を戻すことができた。
身軽になってチェックイン。「本当はこのカウンターじゃないんですけどねぇ。」と言いつつも、係員のお兄さんが手際よくチケットを出してくれた。感謝。栗が自宅の鍵をなくしたと大騒ぎし始めたので一瞬焦ったが、ソファに座りながら手荷物を一つ一つチェックしていくうちに無事見つかった。なくなるわけがないとは思っていたが、やはりホッとした。
フライトは夜の10時。まだ2時間もある。入国検査に時間がかかると困ると思い、先に中に入ってしまったのだが、これが大失敗。出発ゲート界隈には食事をできる場所がなく、カフェのサンドイッチは全て売り切れだった。仕方ないので売店でピーナッツとポテトチップスを買い、何とか空腹をごまかした。。。
飛行機はほぼ満席。ニース空港には予定より15分以上早く到着したのだが、それでも夜の11時を過ぎていたため、三人とも疲れを感じ始めていた。あやぴーはフライト中一睡もしなかったのだが。
空港パーキングに置いていた我が家の車に乗り、「やっぱり小さな車が一番だね。」などと言いながら、ニースの暖かい空気を感じつつ帰途に着いた。家が近づくと、ジミーがまるで番をしているかのように仁王座りをしているのが見えた。ただいま。まずは冷蔵庫からジミ-の猫缶を取り出し、お皿によそう。ジミーはうれしそうにすり寄ってきた。あっという間だったが、楽しいドイツ滞在だった。じゅん、マルちゃん、どうもありがとう。末永くお幸せに!
終
1日目にもどる。。。
●VOLKACHへのおすすめ書籍●
●Michelin The Green Guide "Germany"(ガイドブック・英語)●Michelin Germany Midwest Map(地図)
●地球の歩き方「ドイツ」・・・VOLKACHのことは載っていませんが、今日訪れたMESPELBRUNN(メスペルブルン)のお城や、3日目に観光したWURZBURG(ヴュルツブルグ)についての情報はあります!