フォルカッハの市庁舎
VOLKACH(ドイツ)2004年9月18日
フォルカッハ旅行2日目
楽しいお散歩!
あやぴーと私は朝7時半起床。栗は1時間後の8時半に起きた。9時頃に朝食ルームに向かい、テーブルを2つくっつけて、後から下りてきた友人サクちゃん一家と一緒に朝ご飯を食べた。ビュッフェ形式なのだが、温かい飲み物だけはオーダーを取りに来てくれる。ジュンから「結構充実してるって話だよ。」と聞いていたが、その通りだった。様々な種類のハムやチーズはもちろんのこと、スモークサーモンまであった。パン、ジャム、ヨーグルト、フロマージュ・ブラン、シリアルも数種類ある。ペパーミントグリーンのゆで卵があり、何でこんな色なんだろうと皆で驚いていたのだが、最初に口に入れたあやぴーが「フランスの卵と一緒だよ!」と言い、そのおかげでみんな安心して食べることができた。
10時頃にホテルを出て、サクちゃん一家と散策。市庁舎がある広場で今日はワインの試飲会があるらしく、色々なスタンドが立っていた。新郎のおじさんが村を案内してくれると言うので、待ち合わせのホテルに向かう。危うく行き違いになるところだったが、無事おじさん一家に会うことができた。新郎の幼馴染と共にツアーに参加させてもらうことにする。村の中の教会の説明や建築の話をしてもらって、とてもおもしろかった。彼らの二人の息子(12才と15才)も感じがよく、流暢な英語を話すので、あっという間にフレンドリーな雰囲気。
おじさんの案内で村の外れまで歩き、ぶどうを守ってくれるというチャペルに案内してもらった。ここは巡礼の教会でもあるそうで、道中のところどころに、キリストが十字架を背負って歩く様子が描かれた石製のレリーフが置かれていた。
ぶらぶら歩いていると、先頭の方から「あと10分でお昼休みだから早く!早く!」と言われたので、教会まで徒競走のようにみんなで走った。チャペルの中は決してきらびやかではない。しかし、上から吊るされた木製のマリアの像が美しい。中世ドイツの大彫刻家であるリーメンシュナイダーが16世紀に制作したものだそうだ。
チャペルの中には、昨日メスペルブルンの教会で見たような貴族が出ている石の大きな祭壇画もあった。(おばさんが友人サクちゃんと私に男性器を守る装具の話をしてくれたので、栗は満足そうに頷いていた。もしおばさんがその話をしなかったら、自分がしなければいけないと聞き耳を立てていたらしい。。。笑)。その他にも、きょう大きなフレスコ画や彫刻など、興味深いオブジェが意外とあって驚いた。
のんびりと見学してからチャペルの外に出て、周りの景色を見渡した。緑が多くてきれい。フォルカッハの村も見える。果てしなく続くぶどう畑、メイン川、そして向こう側の丘の上にある建物は、おじさんが幼少時代を過ごしたお城なのだと教えてもらった。
ブラブラと村に戻る。途中、ぶどうをこっそり味見。甘くておいしい!子供たちは大喜びだった。おじさんの子供達が大きな木の下で何かを踏みつけているのでよく見ると、「これ、くるみなんだよ。」と青い実の中にあった種からくるみを出して見せてくれた。くるみの木を見るのは初めてだったのでサクちゃん共々大感動!おばさんが渋皮を取ってくれた。一口食べてみたら、くるみ!多少アクが強めだが、ちゃんとくるみの味がする。自分でも木に手を伸ばして、実を取ってみた。楽しい~!
すごいね、すごいねと言いながらたくさんくるみを食べた後、ようやく先に進むことになった。野生のりんごの木があり、おじさんの息子があやぴーに1つ実をもいでくれた。あやぴーはそれを大切そうにポケットにしまった。私も1つもらった。食べてみるとシャキシャキとした青い甘さ。さっぱりしていておいしい。おばさんに「あれはプル-ンよ。」と教えてもらったので、「食べれるの?」と聞いたら「もちろん食べれるわよ。」と自信満々な答え。一つもいで食べてみたら、酸っぱい(涙)!おばさんは私の顔を見て大爆笑していた。「もー、酸っぱいじゃん!」と怒ってみたものの、後の祭り。急いで別のリンゴを食べた。リンゴは甘くておいしかった。それにしても、ここは何て良いところなんだろう。子供達はもちろんのこと、大人の私達も童心に戻って楽しむことができる。自然と言うのは本当に偉大だな~と思い、ここが大好きになった。(食べものにつられたのかもしれないけど。笑)
お昼はテラスで
今回の旅行のメインイベントである結婚式は午後3時からなので、午後2時45分には教会に行かないといけない。その前に軽く何か食べておこうということになり、おじさんの案内でビア・ガーデンのような場所に入った。全屋外制。ヤギの小屋まである。日陰のある席につき、みんな適当に飲み物を頼んだ。あやぴーと私は炭酸入りのアップル・ジュース。栗は出来たてという白ワイン。1週間くらいのものだそうで、ワインというよりはジュースっぽくて飲みやすいが、発酵しているのは感じた。サクちゃんの長女がカシス・ジュースを頼んでいて、おじさんちゃんと聞いてたかなぁと心配していたのだが、無事やってきた。ドイツ語が出来る人がいると、何てオーダーが楽なんだろう!食べものも、おじさんとおばさんのおかげでスムーズに決めることができた。
栗と私はあまりおなかが空いていなかったので、皆が頼むというソーセージ定食は断り、キッシュを頼み(あやぴーと私はシェア)、サラダを一つ取って、三人で食べることにした。おじさんが急いでほしいと頼んだとのことで、あっという間に料理が届き、時間を気にせずにゆっくり食べることができた。食後、「ここは私が。」とおじさんが素早く会計。案内してもらった上に、お昼ご飯までごちそうになってしまい、一同恐縮だった。おじさん、おばさん、ごちそうさまでした!
ビア・ガーデン
フォルカッハのメインストリートHauptstrasseにあります。
住所、名前ともに、チェックするのを
忘れてきてしまいました。ごめんなさい!
いよいよ結婚式!
各自一旦ホテルに戻り、身支度をしてから、結婚式が行なわれるSt.Michael教会に向かった。招待客が次々と教会に入る間、私達夫婦とサクちゃん夫婦は外で待機。というのも、サクちゃんの二人の娘と共に、あやぴーも新婦のベールを持つ係をすることになったので、親と離れては不安だろうと、進行係の方が「ギリギリまで外にいていいですよ。」とおっしゃってくださったのだ。
予定の午後3時になると、花とリボンに飾られた大きな車に乗って新郎・新婦がやってきた。シンプルなデザインのドレスとベール、そしてカーラーを束ねただけのブーケ、純白に包まれたじゅんは本当に本当に美しくて、思わず涙が出そうになった。15才だった頃、いつかこんな形で再会を果たすことになるとは、誰が考えただろう。世界史の得点をこの三人で競ったこともあったよなぁと懐かしさと喜びとが混ざり、胸がいっぱいになった。
じゅんが子供達に近づき、彼女特有のはじけるような笑顔で「今日はよろしくね!」と言い、子供達はじゅんの後ろにまわり、ベールをつかんだ。サクちゃんの長女が真中、次女が左、あやぴーが右と配置が決まった。私達大人はいよいよ教会の中に入り、続いて、新郎・新婦が音楽と共に入場。子供たちはお役目をしっかり務め上げ、無事私達の元に戻ってきた。
式はずっとドイツ語だったので、私達はさっぱりわからなかったのだが、それでも誓いの言葉と指輪交換は見逃さなかった。おごそかな式の中、あやぴーは何故か寝てしまった。本当は式の終わりにカゴを持ち、中に入った花びらを投げる係もすることになっていたのだが、声をかけても全然起きてくれないので、急遽ドイツ人の女の子に替わってもらった。
式が終わってからしばらくは教会の前で。招待客が一人一人新郎・新婦に声をかけたり、一緒に写真を撮ったりして過ごす。二人とも安心した顔をしていた。そして、多くの人からの祝福を受け、とても幸せそうだった。
その後、用意されたマイクロバスに乗って移動。昔、新郎の家族が住んでいたお城がパーティー会場なのだ。現在はレストランになっているらしい。フォルカッハから少し離れ、森の中を走っていくと、突然視界が開け、広いぶどう畑とお城が見えた。緑が多くて実に素敵な場所である。
ガーデンパーティー
お城のテラス席で待っていると、のこぎりと丸太が設置されていることに気が付いた。不思議に思い、新郎のおじさんに聞いてみたら、結婚式の伝統なのだと教えてくれた。ドイツでは丸太切りが夫婦初の共同作業として欠かせない行事らしい。ウェディングケーキの入刀ではなくて、丸太を切るというところが、何ともドイツっぽく、堅実なイメージを裏切らない。同じヨーロッパで隣あわせでも、フランスとはやはり伝統が違うんだな―とみんなで感心した。
新郎・新婦が登場し、新郎のお父さんが丸太の前に二人を案内した。大きなのこぎりを両端に持ち、ギコギコと切り始める二人。意外と太いので大丈夫かなぁと思っていたのだが、その心配は必要なかった。じゅんは勉強家だが、人並み以上の運動家でもある。きれいなドレスを身にまとい、笑顔を浮かべながら、あっという間に丸太を切った。お見事!
シャンペンが渡され、乾杯をした後は、バームクーヘンの入刀。新郎新婦がバームクーヘンを切ってお皿に乗せてくれた。切るというより、削ると言った感じ。めちゃくちゃおいしくて、一同大感動。サクちゃんの娘達もあやぴーもお代わりをしていた。
スピーチを聞いたり、おじさんの息子達による音楽の演奏があったり(長男はギター、次男はフルート)、赤と白の風船をみんなで空に飛ばしたりしているうちに、あっという間に午後が過ぎていった。子供達も自由に走り回り、思う存分遊べたようだ。
ディナー
そろそろ中に入るようにと指示があったので、ぞろぞろと建物の入り口に向かった。あやぴーはキッズ・テーブル、私達夫婦はフランス語テーブル。私は、ノルマンディーから来たというフランス人の男性(新郎新婦の友人の彼)と新郎のお父さんの間に座り、栗は、新郎のおばあちゃんの友達であるパリ在住のおばさんと、モデルのように美しい新郎の従姉妹の間に座った。従姉妹がまだ17才だと聞いてびっくり!
机の上に置かれた手作りのディナー・メニューには二人の写真が貼ってあった。中を開けるとドイツ語。でも、私のメニューには日本語の訳が挟まっていた。栗のは英語訳。またまた二人の心遣いを感じて、とてもうれしかった。
食事を楽しみながら、親戚の方や友達のスピーチを聞いた。ドイツ語や英語のスピーチには必ず日本語の通訳が入った。どのスピーチにも二人への想いがたくさん込められていて、温かい優しい気持ちになった。一番受けたのは二人の写真のスライド・ショー。子供時代からの写真には笑えるものがたくさんあった。一番感動したのはじゅんのお父さんのスピーチ。私の父の姿が重なったからかもしれない。。。
料理もワインもとてもおいしく、サービスも抜群。周りの人とおしゃべりを楽しみつつ、時々キッズ・テーブルに座るあやぴーに目をやった。ちゃんと食べている様子。デザートが終わるとダンスタイム。ロンドンから来ていたじゅんの友達がキッズ・テーブルに座り、子供達に折り紙や工作を教えてくれた。感謝!
久々に栗と踊ったのだが、しばらくするとあやぴーがやってきたので、栗があやぴーを抱き上げて、三人で踊るようになった。「眠い。」と言うので時計を見たら、もう真夜中!みんなにお別れを言い、一足先に帰ることにした。お庭に出てタクシーを待っていると、ゲストがみんな外に出てきた。どうしたのかと思っていたら、花火が上がった。一同大喝采。あやぴーも大喜び。外は寒かったけど、素晴らしい一日をしめくくるのにふさわしい花火だった。
3日目につづく。。。
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